the 支離滅裂

いつも支離滅裂な記事を書いているハラです。

今回はいつも以上にそうなりそう。

さて。

どこもかしこもコロナウィルスの話題ばかりですね。基本的に現場と家の往復しかしてないので、遠い世界の話だなぁなんて呑気な考えでしたが、ちょこちょこ影響を受けています。(道具や部品の納品遅れなど)とは言えど都会に比べると大したことはありません。非常事態になってもエネルギーと食料は自給できそうなので何とかなりそう。ただモンスターエナジーとコンビニのチキンが手に入らなくなるのは困る。(笑)

今の僕にできることと言えば、、、人混みを避けることくらいです。僕の生活圏内に混み合ってるところはありませんが。

話は変わりますが、今月末で協力隊の任期が終了します。長いようで短い3年間でした。振り返ってみると1年目の記憶ばかり甦ってきます。

画像3

今だから笑って話せますが、初年度の現場作業はいろんな意味でキツかったです。夏は皆伐跡地でひたすら刈払い機を振り(上の画像)、冬は大雪の中で間伐作業。キツイ作業を初年度に体験して本当に良かったなとつくづく思います。そして何より死ななくて本当によかったです。○〇で作業していた△△さんが亡くなったというような情報を耳にする度に、死というものをより一層身近に感じます。「より一層」と表現したのは、日常的に行う作業ですら立ち位置や作業する順番を間違えるだけで怪我をする、最悪の場合死亡すると認識しているからです。

「木製バットで思いっきり頭殴られたらどうなる?」

1年目の現場で支障木を伐っている最中に先輩から言われたフレーズです。立木はバットなんかよりも長くて重いわけですからそれが人間に当たったらどうなるかなんて容易に想像できます。本当に危険なことだらけなわけです。冷静に考えると気を付けなくていいことなんてないのかもしれません。

とまぁこのくらいにしておきます。前回の記事で公言した通り、今回は赤色立体地図を軽くご紹介します。

導入当初は、「ほぅほぅ。こりゃ便利な技術ですねぇ~」と他人事であまり興味はなかったんですが、今では頼りまくってます。控えめに言って最高です。

僕が本格的に使い始めたのは導入されてからしばらく経ってからです。相変わらずグーグルマップやグーグルアース、国土地理院の地図を使ってました。一方、ヤモリーズのブレインいっしーこと石田さんは導入直後から赤色立体地図を活用してさまざまな情報を提供してくれたわけです。どこそこ現場の立木の平均樹高は△△mとか総材積は○○〇㎥で3割間伐すると◇◇◇㎥と言った感じで。こういった感じでバンバン情報が共有され、僕も少しずつ興味が湧きました。現場終わりにちょこちょこ農林課に行き、使い方を教えてもらい、今に至ります。

ではザックリと紹介します。

ノート①

これは通常の航空写真です。この写真だけ見てもいくつかの情報を拾えます。例えば、赤で囲ったエリアはまとまって造林してあって青で囲ったエリアには大きい木がポツポツあるなぁ杉かな?なんて感じで。ちなみに黄緑色のラインは道です。

これを赤色立体地図に切り替えると・・・。

ノート3

こんな感じになるわけです。山の傾斜を色で区別してくれてます。(色が薄い=緩斜面、色が濃い=急斜面)

山の地形なんて古い地図でもわかるじゃん。とおっしゃる読者のみなさまへ。

地図の精度が桁違いなのです。

もっと言うと地図機能だけではなく、どんな木が生えてるか(スギ・ヒノキ・雑木・竹林)もわかりますし、胸高直径、樹高、材積なんかもわかります。山の情報が丸裸なわけです。ヤモリーズの業務でいうと来年度に道をつくり間伐搬出をする現場を選ぶにあたって、わざわざ現場に行かなくてもおおよそのことがわかるので、いくつかに絞ることができるわけです。

自分の山がどうなっているのか気になるけれど、足腰が悪くて見に行けないというそこのあなた。

一度農林課に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

そして卒業生のハラ君に手入れしてほしいと指名してください。とても喜びます。冗談です。(笑)

有難いことに、ここ数ヶ月で山のお話をたくさん頂くようになりました。担い手不足と言われている林業ですが、ここ津和野ではヤモリーズメンバーが少しずつ独立し始めており、町内で細々と林業してます。1か月後には僕もその一人となります。山をどうにかしたいという方がいたら農林課に相談してみてるのもいいかもしれませんね。僕以外にも独立を控えたメンバーがいますので!

ぼくの更新はこれにて最後となります。3年間駄文にお付き合いくださりありがとうございました。それでは~。

ご支援いただいたお金は、重機の修繕や消耗品の購入等、ヤモリーズの活動のために使わせていただきます!