あっという間に新年度

気付けば、また1年が過ぎようとしています。

29年度から2年かけて作業道開設、間伐・搬出を行っている馬龍山と三津五郎ですが、ぼちぼち終わりが見えてきました。

4月末を目処に、両現場では搬出作業を続けていきます。
今年度はいろいろな機械を使って搬出できているので、ヤモリーズ卒業後の機械選びにこの経験が活かされるはず。

搬出機械   ①1.5t積みウィンチ付き林内作業車
       ②1.2tウィンチ付き林内作業車(リモコン・ダンプ付き)
       ③2tフォワーダー
       ④2tダンプ

三津五郎は、①~③のどの搬出機械を使ったとしても、最終的には2tダンプで外の土場まで運び出さなければいけません。外土場は作業道エントリーから往復10分程度。


積み替える手間を考えると、はじめから2tダンプだけで搬出したいのですが、そう簡単にはいきません。
なぜなら2tダンプが走行できない道or怖くて運転できない道がある。(技術・経験不足)
そしてもう一つ。天候次第で走れる道が走れない道へ。。。
もうこればっかりは神頼み。
今年の冬は、ほとんど雪が降らず天候に恵まれていたので12~3月までに約70立米のダンプ搬出ができました。

三津五郎だけで200tを搬出すると仮定します。(計算し易いので)
全路線ダンプが走行できるのなら林内~外土場100往復で済みます。

ダンプが山土場~外土場しか走行できないパターンだと
ダンプ搬出100往復に加えて
搬出機械①なら林内~山土場133往復
搬出機械②なら林内~山土場166往復↓↓↓

搬出機械③なら林内~山土場100往復↓↓↓

これだけ見ると、③の搬出能力はズバ抜けて高いのですが、大きな欠点があります。
③のフォワーダーは単独での積み込み作業が行えないということです。
ウィンチ付き林内作業車が集材・積み込み・搬出をたった1台で行えるのに対して、2tフォワーダーは搬出能力(積載量だけでなく走行安定性や操作性)に特化しているため、積み込み用のバックホウが必要です。

何でもこなせる便利な機械はないってことですね。

というより林地の条件(山の傾斜、土質、気候など)によって、施業方法が変わってきますから、それに応じて必要な機械も変わってくるはず。
何でもこなせる機械は必要ないってことなのかな?

そもそも機械は購入するのがよいのか。レンタルは?リースは?

補助金を使うのか。使わないのか。

ん~難しい。

どちらにせよ選択肢(手段)が多くなければ、やっていけなさそう。

卒業まで、まだ1年ありますからじっくり考え、、、

いや1年しかないのでしっかり考えて卒業後の準備を進めていこうと思います。

四期生 はら

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