4期生の方々の卒業発表を聞いて

 みなさんごきげんよう。5期生の高橋です。

 先日岡橋さんに津和野に来ていただいて研修を行った日に,今年度卒業の4期生の大賀さんと原さんのお二人が卒業発表をされました。
 内容としては,大賀さんがこの3年間で学んだ作業道づくりのポイントをまとめて発表され,原さんが御自身が現場リーダーをされた三津五郎の経過観察について発表されました。
 先輩方の発表内容を私が記事にするには力不足なので,今回は発表を聞いて私が感じたことを書きます。
 
 お二人の発表で強く感じたことは,お二人の御自身が学んできたことへの自信でした。実際に作業をされたうえで,実感を得てきた経験の裏付けから学んできたことに自信を持っておられることが感じられました。

 私も今年オペレーターとして作業道開設作業を行いましたが,正直がむしゃらに作業していただけで,「作業道づくりとは何ぞや」と問われてもとても答えられそうにありません。
 今「がむしゃらに」と表現しましたが,本当は「やみくもに」という表現の方が正確かもしれません。やってる作業が正しいのか分からないけど,とりあえず岡橋さんの踏査してくれたルートのとおり,掘削して盛り土して転圧して,を繰り返していたら終わっていた,という感じでした。

 そういう私のやっていた姿勢とお二人のそれが決定的に違うな,と特に感じたのは大賀さんの発表の時でした。
 大賀さんの発表で最後に,おまけとして「土質の観察」というのがありました。
 大賀さんは今年の開設作業の時,特に土質を観察しながら作業を行い,どういう土質だと頑丈な道ができるかを調べていたとのことでした。
 私は作業をこなすことで一杯一杯だったのに,大賀さんは作業をこなすだけでなく御自身でテーマを決めて,それを探求していたのを知り,純粋にすごいと思いました。作業に関わる時間の内で学べることを学びつくしてやろうという熱心さというか貪欲さを感じました。そして,私の学ぶ姿勢の甘さも同時に感じました。そうか,自ら学ぶってこういうことか。

 学ぶ姿勢について学ぶことができた発表でした。
 …なんだか変な文章ですが,これで終わります。


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