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修繕完了🙌

おはようございます。
津和野ヤモリーズとして最終年度を迎えた有村です。今年度の現場は、昨年度に凍て崩れや崩壊が頻発した難関の三津五郎現場です。

というのも、三津五郎現場は全体的に地山勾配がきつく、オールカットでの開設を余儀なくされる箇所が多くあり、どうしても切り取り高が高くなってしまいました。また、場所によってはブレーカーが必要な岩が続いたり、礫混じりの崩れやすい地質、にゃんこ必須の赤土など作業道開設難易度高めの現場です。

↑凍て崩れや、それに伴う崩壊箇所

昨年の2月には岡橋師匠から修繕作業のご指導をして頂きました。

そしていよいよ、新年度現場スタートに伴い最優先で崩壊箇所の修繕作業に取りかかりました!

まずは道に傾いてきていた立木の伐倒を行いました。伐開幅が広くなってしまうのが残念ですが、、、これを伐らないと根株ごとひっくり返ってさらなる崩壊を引き起こしてしまいます。

続いて、崩壊箇所の裏積み作業を行いました。裏積み作業は決して崩壊を止めるものではなく、土の動きを止めて法面緑化を促します。裏積み作業は、丸太と釘、そして労力を大量に消費する作業ですので、木組みの間に埋め戻した土のバケット転圧不足や積勾配ミスなどによる崩壊が起きないよう慎重に作業を行いました。新人の高橋さんや中村さんも釘打ちに苦戦しながらも頑張ってくれました!!

何段裏積みを組んだか覚えていませんが、無事に崩壊地の裏積み作業は完了しました。梅雨の雨で崩壊しないことを祈るばかりです。

ちなみに、裏積み作業に使う土が足りないので、崩壊地から30m奥でヘアピン開設を行うハリーのとこから裏積みに適した粘土質の赤土を運んできてもらいました。また、ポロポロ落ちてくるバラス混じりの土や岩は崩壊地後方20mの洗い越しの修繕に利用するなど、段取りがうまくいったのでスムーズに修繕作業を終えることができました!

同時に仕上げた洗い越し。まだ路面処理工とバラス投入が必要ですが、、、

仕上げに路面処理を30m程施工して修繕完了です!

今回の修繕作業を通して、今後は必要な裏積み工や土留め工、路面処理工、水切りなど後回しにせず、忠実に壊れない作業道づくりを追求していき、その都度2tダンプが通行できるような作業道づくりをしていければ修繕にかかる労力や出費も減らせ搬出効率も大幅にアップできるなと感じました。

ご覧頂きありがとうございました。有村

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