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つわのホイスコーレに参加して ~自分の内面と向き合う大切さ~ vol. 5 なす

<話し手>
なす:つわのホイスコーレ'22秋参加者。関西在住。以前からフォルケホイスコーレに興味があり、大学時代からの友人でスタッフのおかゆの誘いで参加。

<聞き手>
もっちゃん:つわのホイスコーレ運営メンバー。津和野に移住して6年目。子どもキャンプやホイスコーレ、コーチングなどを通じて、共感的なコミュニケーションの文化を広げ、「自由に自分を生きる人」を増やすべく活動。木登りや狩猟採集が好き。

2022年9月17~19日に開催された、つわのホイスコーレ ‘22秋の参加者インタビューvol. 5!
今回は、もっちゃんとのインタビューで、なす君が体験を通じて気づいたことについて語ってくれました。

なかやまきんに君のパワーを送るもっちゃんと、薪割りを頑張るなす君

お互いを受け入れ合う空気感

――つわのホイスコーレに参加して、どんな気づきがありました?
ゆっくり自分の内面と向き合う時間が、自分の日常のなかでは意外と持てていなかったなということに気づきました。
そしてそれを素直に伝えるということが大切だなということを感じました。

あとは、とにかくご飯が美味しかった!
普段や全く朝ごはんもを食べないんですが、ちゃんと食べられて、誰かと食卓を囲むのって豊かなだなと思いました。

――自分の内面と向き合う大切さはどんな場面で感じました?
「いまこみ」や「焚火トーク」、「フリープログラム」などを通して、いまこの瞬間にどんな気持ちでいるのかを聴き合ったり、自由にやりたいことをやったりするなかでですね。
運営メンバーも他の参加者も、お互いを受け入れ合う空気感が心地よかったので、抵抗なく自然に思っていることを言える場でした。

ホイスコーレから帰ってからも、温泉でサウナに入りながら、自分の気持ちに意識を向けたり、1日を整理する時間を持てるようになりました。

いまここの気持ちを聴き合う「いまこみ」

自分のことを認めてあげる

――「自分の内面と向き合う」とは具体的にどんな感じですか?
自分がどんな気持ちなのかに意識を向けることで、日々のもやもやした悩みや、じっくり考えたいと思いながらほったらかしにしていることが整理されて、物事がクリアになる感じですかね。

最近だと、仕事での失敗を引きずってぐるぐる考えていたんですが、自分の内面の声を聴いたことでうまく整理ができました。
どうして失敗してしまったのか?結果はよくなかったけれど、自分なりにこういう考え方でやってみたという部分は納得感もある。というように、失敗してダメだったと漠然と自分を責める気持ちを解消することに繋がりました。

問題解決の糸口が見つかって見通しを立てられるようになったり、悩んでいたことが実はそんなに大きな問題ではないなと感じられるようになったり、内面にあるものがストンと自分のなかに落ちていくような感覚がある気がします。

――自分の内面と向き合えるとどんないいことがありますか?
良かったことも悪かったこともひっくるめて、自分のなかで消化することができれば、それを無駄に引きずることがないし、そういうことがあっても大丈夫と、自分で自分のことを認めてあげることに繋がると思います。

割と自分は自己否定に陥りがちな性格なんですが、嫌な部分も含めて自分で認めてあげると気持ちが楽になって、自分の生きやすさに繋がっていくのかなと思います。

伝え合うことで人間関係が深まる

――そして、「自分の内面を相手に素直に伝える」ということも大切だと感じたんですね?
そうですね、自分のことを理解してもらうには、自分の気持ちを伝えることが必要、というのは当たり前のことかもしれませんが、自分には意外と難しいなと思いました。
どうせ自分のことは理解してもらえないのではないかと思ってしまい、自分の内側を人に話すのをあまりやってこなかったなと。

今までのいろいろな人間関係を振り返ると、あのときちゃんと自分の気持ち伝えられていたらな、我慢して無理をしてしまっていたなということがありました。
これからいろんな人とお付き合いをしていくなかでは、少し意識をして変えていきたいなと思いました。

――それをつわのホイスコーレでやってみることができたんですね?
はい。他の参加者がいまその瞬間、なにを思っているのかを聴けたのも新鮮でしたし、自分も思っていることを聴いてもらうということが自然にできていました。

お互いに気持ちを素直に分かち合い、理解し合うことで、人間関係が築かれていって、深まっていく。
初めましての人も多くいた3日間だけでもそんな風に感じることができました。

3日目にはすごく近い距離感に

――気持ちを素直に伝えあえるとどうなりますか?
自分の内面をさらけ出すには、前提として安心できる人間関係が必要だと思います。
そして互いに理解し合うなかで、さらに信頼が深まっていく。
そうして安心感や心理的安全性が生まれれば、人生のいろんな場面でよりどころとして頼れるような仲間ができるんじゃないかと思います。

人間は一人では生きていけないからこそ、痛みや喜びなどいろんな感情を誰かと分かち合うことが大事だなという気がしています。

台風で早めの帰宅後もオンラインで参加してくれたなす君

自分のもやもやに気づく時間

――最後に、つわのホイスコーレはどんな人にオススメしたいですか?
自分の生き方について、漠然としたもやもやがある人とかですかね。
自分の場合、特になにかに悩んでいた訳でもないですが、自分と向き合う時間を持てたことで、初めて自分がもやもやしていたものが見えてきました。

あたたかく受け入れてもらえる安心感があって、余白も多くやりたいことをのびのびやれるなかで、自分の内面を言葉にできる、そんな時間が心地よかったです。


自分と向き合う、という今まであまりやってこなかった体験をして、感じたことを素直に言語化してくれたなす君。
多くの気づきを持ち帰り、実生活にも変化がでている様子を聴けて嬉しく思いました。
なす君、ありがとうございました~!!


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