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環境に配慮した発電が必要?


こんばんは! つーばきです!


最近、自宅近くのローソンにイートインスペースができました。イートインスペースとは、買った商品をその店舗で食べられるスペースのことです。


お昼時のコンビニに入ると、イートインスペースでお昼ごはんを食べている人が多いので、食べもののいい匂いがしますよね。こういう匂いを嗅ぐと食品の購買意欲が上がるので「わざとイートインスペース内にあるクーラーの風をコンビニ内に向けて、匂いでお客さんの食欲を刺激してるのかな?」なんて思ったりします。多分考えすぎだと思いますが。


ただ、コンビニではこうした戦略が数え切れないほどあります。


たとえばコンビニの戦略の一つに、次々と商品を入れ替えるというものがあります。スーパーと違い限られたスペースでも売り上げを良くするために、売れない商品はすぐに下げて売れそうな商品を置いているのです。


そのため、カップラーメンの各メーカーは大変です。売れないカップラーメンはすぐにコンビニから取り除かれてしまうからです。次々とカップラーメンコーナーに空きができるので、各メーカーは次の空き枠を狙って新商品の開発をしています。


ほかにも、アイスを置くケースにも工夫があります。ローソンではフタ付きのアイスケースを「ケース」、フタ無しのアイスケースを「平台(ひらだい)」と呼んでおり、2015年から平台を使う店舗が増えました。


下の写真のような、ケースを見たことがある人も多いと思います。背が低いと身を乗り出さないと奥のアイスに手が届かず、取るのが大変なんですよね。

ローソンのアイスのケース



下の写真のような平台だと、アイスを3方向から取り出すことができます。平台を使った方が取りやすくなるし売り上げにも繋がるのです。

コンビニの平台



ところが、平台はケースに比べて約2倍の電気代がかかります。ケースのフタには光や熱を遮断する特殊なシートが貼られていますが、平台は見た目通り冷気が逃げてしまうからです。


ぼくの自宅周辺にあるコンビニでは、ローソンやファミマ、セブンイレブンのどこを見ても、アイスケースに平台が使われています。アイスを取り出しやすくて便利なのですが、おそらく相当な量の電気を使っているでしょう。売り上げだけで見ると賢い戦略だと思いますが、環境には悪いです。


昨日、フランスの環境に関することを担当している大臣が「そろそろ国から『エネルギーの無駄遣いをしないでね!』って命令が出されるよー!」と公表していました。


今後フランスでは、午前1時から6時までイルミネーション広告が禁止され、エアコンを使っているお店はドアの開けっぱなしが禁止になるそうです。ロシアによるウクライナ侵攻のせいで、エネルギーの輸入が困難になっているのも関係していると思いますが、環境にいいことですよね。


ちなみに、ドアを開けたまま営業したお店は、日本円にして最高10万円の罰金になるそうです。


そう考えると、日本は換気のためにお店も電車もエアコンを使いながら窓を開けてるし、そこら中で電光掲示板が24時間ついていますよね。


日本の発電は7割以上が火力発電によるものです。長くなるので細かい説明は省きますが、火力発電は環境にとても悪いです。一方で、地球温暖化の主な原因と言われる温室効果ガスを発生させない原子力発電の割合は、2020年度で4パーセント以下です。


とても難しい問題なので「環境を良くするために原子力発電をガンガン使おう!」とは言いにくいですが、火力発電を減らして環境に良い発電を増やせるといいですよね。


多くの企業が、私たちの利便性を考えてくれたり、売り上げのためにさまざまな工夫をするのはいいことだと思います。それによって大量の電気が必要になるなら、節電することも大切ですが、そもそも環境に配慮した発電がもっと増えるといいなと思いました。



今日はここまで。それではまた。



 おしまい 

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