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シロクマが進化してる?


こんにちは! つーばきです!


みなさんはスヴァールバル諸島をご存知ですか?


スヴァールバル諸島とは北極圏にあるノルウェーの島々のことで、4月〜8月は太陽が沈まない「白夜(びゃくや)」で、10月〜2月は太陽が沈んだままの「極夜(きょくや)」になるような場所にあります。


太陽が沈んだままで気温が上がらないから冬は−12℃〜−16℃とかなり寒く、真夏でも4℃〜6℃にしかならないのだそう。


そんな寒〜いスヴァールバル諸島に生息しているホッキョクグマは推定3,000頭もいて、そこで暮らす人(約2,600人)よりも多いんです。


ホッキョクグマは「海洋哺乳類」に分類されています。主食がアザラシで、クジラやセイウチなど海に住む動物を捕食しているからです。


近年では、気候変動の影響で氷が溶け海氷で狩りがしにくくなってしまったので、陸に打ち上げられたクジラの死骸やネズミを食べたり、人間のゴミをあさることもあるそうです。


また、ホッキョクグマを研究している人たちによれば、スヴァールバル諸島に生息するホッキョクグマはトナカイも捕食しているんだとか。


スヴァールバル諸島には体重が100キロ以上になるトナカイがたくさん生息していますが、これまでトナカイは食べないと考えられていたそうです。


ホッキョクグマの最高速度は時速40kmにもなり、25mプールを2秒くらいで走り抜けるほど速いのですが、寒さに強いカラダのつくりで長時間走るとすぐに体温が上がってしまうので、長距離走が得意なトナカイを捕まえるのに向いていないからです。


そこで研究者たちは、ホッキョクグマがどうやってトナカイを狩るのか研究すると、新たな狩りの知恵を身につけていたことがわかりました。


ホッキョクグマは、海辺でコケを食べているトナカイに陸側からゆっくりと近づき、海に追い込んで水中で仕留めていたのです。


自分が得意な水中戦に持ち込むやり方を覚えたんですね。


そして、この狩り方はホッキョクグマの子どもに伝えられる可能性があるそうで、このエリアに生息するホッキョクグマの主食はトナカイになるかもしれないといわれています。


スヴァールバル諸島には現在2万2,000頭のトナカイが生息しているそうで、気候が温暖になるにつれその数は増加しているそうです。


今後、スヴァールバル諸島に生息するホッキョクグマがエサに困ることはなくなりそうです。


ちなみにホッキョクグマは、分厚く頑丈な頭蓋骨を持つセイウチに噛み付いてもダメージを与えられないので、道具を使って(氷の塊や岩で頭を殴りつけて)仕留めることがある。ということも最新の研究でわかったそうです。


道具を使うのは人間かチンパンジーなどの霊長類だけだと思っていましたが、ホッキョクグマもなんですね。


風俗店を利用するお客さんはネットを使って女性を選ぶのが主流になってきたので、女性は写メ日記を書いたりSNSで営業垢を作って集客するようになりましたが、ホッキョクグマも環境に合わせて変化しているんですね。


次々と変わる環境に適応できるものだけが生き残り続けられるのは、どうやら人間だけではないようです。



- おしまい -

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