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ブラック企業ならぬ「ブラック校則」とは?


こんにちは! つーばきです!


学校には一般的に見て変だと思う「決まりごと」が多数存在します。たとえば小学生の頃、体育館や校庭に集まったときは体育座りをしていましたよね。アレお尻が痛いし疲れるんですよね。時々「変な座り方だったなあ」と思い出すことがあります。


今年のニュースでは福岡県の中学校で行われた頭髪検査がちょっとした話題になっていました。眉毛を整えた女子生徒が検査に引っかかり指導を受け、その後3日間別室登校をさせられたのだそうです。


この中学校では眉毛を切ったり剃ったりすることが禁止されていました。ニュースを見た限りでは、女子生徒は眉毛の周辺を少し整えただけのように見えましたが、規則違反ということで別室登校させられたのです。


ちなみにこの中学校の別室登校というのは、教室以外の学校の部屋で眉毛を剃って悪かったという反省文を書いたり自習をするというものです。先ほども書いた通りこれを3日間続けるそうです。なんの役に立つのでしょうね。


この中学校ではほかにも、ポニーテールで登校した女子生徒が「はねた髪が後ろの人の目に入る危険がある」という理由で指導を受けたことがあるそうです。


こうした学校の現状に「行き過ぎた指導ではないか」という指摘が出て、ちょっとした話題になっていたのです。


ほかにも学校によっては、生まれつきの髪色にも関わらず黒染めをしないといけなかったり、白い下着しか着てはいけないなどの校則があります。アクセサリーの着用や極端に短いスカートは禁止!というだけではないんですね。


こうした、一般社会や常識から見て明らかに不可解で理不尽な校則を「ブラック校則」と言います。


ブラック校則のヤバいところは、たとえば下着の色をチェックする場合、廊下に並ばせた女子生徒の胸元を先生が一人ひとり覗き込んでいくなど、耳を疑うようなことが多い点です。


中には、体育館に集めた生徒を男子女子の区切りがない場でチェックをする学校もあるそうで、女子生徒の一人がみんなの前で下着について指摘され、それ以来学校に行けなくなってしまったというケースもあります。


髪の毛に関して言えば、ロック歌手のような奇抜なデザインの髪型にするのが禁止ならわかりますが、ワックスどころか寝ぐせ直しウォーターの使用も禁止されている学校があるそうです。


だから、その学校では校則を守っている生徒ほど髪が跳ねているんだとか。ジェルでガチガチに固めるならともかく、寝ぐせを直すのは身だしなみのうちだと思いますが……


ほかの学校では、先生から「ポニーテールはうなじがセクシーで男子を誘惑するからダメ」と言われたり、天然パーマの生徒が先生から「うちの学校はパーマが禁止されているから、ストレートパーマをかけたらどうだ?」と言われたこともあったそうです。もはや意味がわかりません。


でも、まだ十数年しか生きてない生徒からすれば、こうした学校のおかしいところを変だと思えないんですよね。校則とはちょっと違いますが、意味がないから数年前に廃止された「座高の測定」も、学生のときは1ミリも変だと思いませんでした。


しかし、数多くの生徒や大人たちが「おかしい」と声をあげたことで、都立高校では「髪を一律で黒く染める」「ツーブロックの禁止」「下着の色指定」「別室学習」「高校生らしくしろ!などの曖昧な表現を用いた指導」を、来年度から全て廃止することになりました。佐賀県や熊本県などでも校則の見直しが広がっているそうです。


まだ全国的には広まっていないようですが、東京を中心に「ブラック校則の廃止」が広まるといいですよね。


もう大人になった私たちには直接関係ないかもしれませんが、少し調べたら変な決まりごとがたくさんあったので、お客さんとのちょっとした会話ネタに使えるかと思ってこの記事を書いてみました。


もしかすると、お客さんの学生時代のもっとブラックな校則を知ることができるかもしれません。昔話に花が咲いてあなたとの会話が心に残り、次の指名に繋がることもあるかもしれません。私の記事がなにか一つでも誰かのためになれば嬉しいです。



今日はここまで。それではまた。



 おしまい 

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