【推し本】大河の一滴

ほんの2~3年前、自分ではすっごい頑張っているのに、仕事もプライベートも全然うまくいかない時期があったんです。

仕事では「こうすべきだ!」ということが、周りの同意を得られず、なかなか前に進まない。何とかしようとして、勉強の時間を増やすと、家族との時間が減り、趣味の時間が減り、ストレスが溜まる悪循環。

そんな時に、新型コロナウィルスが蔓延し始めて、仕事がリモートワークになり、往復4時間弱の通勤がなくなったんです。ポッカリ時間が空いたんですよね。

空いた時間で家族と過ごす時間が増え、通勤のストレスがなくなり、自分を冷静に見つめなおす時間が出来た時に、この本に出会ったんですよね。

その時わかりました、「自分は川の流れに逆らって、必死にもがいていたんだな」って。でも、もがいていたときは、自分では気づけなかったんですよね。

世の中、自分じゃどうしようもないことって、沢山あるんですよね。でも、自分が頑張れば、何かが変わるんじゃないかって、思っちゃうんですよね。それって、正しくもあり、間違いでもあり、時には川の流れに逆らって、もがくだけになっちゃうんですよね。

他人のせい、環境のせいにするわけじゃないけど、「流れに身を任せる」ことも大事だと思うんです。

ある人に、「流れに身を任せることと、流されることは違う」と言われて、そうだなと思ったんです。「流れに身を任せること」は、目的地に向かってはいるんだけど、流れに合わせて、頑張るときは頑張るし、力を蓄えるときは蓄えることなのかなと。

この本を読んでから、いい意味で頑張りすぎず、流れに身を任せることが、少しできるようになった気がします。

「頑張っているんだけど、上手くいかない!」ともがいている方は、一度、手に取ってみてください。紙質、作者・五木さんの語り口調の文章に、きっと癒され、気持ちが楽になりますよ。


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