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もう一度食べたい明日葉の天婦羅

もう油物は意を決してでないと作れなくなった。天ぷらをしながら他のことが気になり、油が沸騰の危険。タイマーを設置しても、どことなくリスクを感じる。いっそ作らない、そんな選択をしている。

天ぷらを止めると、以前食べた天婦羅を思い出す。東京の早稲田近くの居酒屋、といっても結構長屋風。知人に誘われた。ものすごく舌は肥え、鍛錬している。観光地の老舗旅館の跡取り。

偶然見つけたわけではない。足と舌で探し当てた。一緒に出張、まだ酒を飲んでいた頃、促されるまま、店に入り、知人が勝手知ったるかのように注文(高かった~~~)。明日葉を八丈島から空輸しているという。

出てきた「アシタバの天婦羅」数枚しかない。腕の良い本職の揚げ方。舌が覚えてしまった。店の雰囲気まで脳裏に住み込んだ。残念ながら、場所は覚えていない。

帰宅し、明日葉を植えたいというと、妻が植えていた明日葉に「なに、こんな草を植えて」と言ったじゃないか、と罵られる。(そんなことは妻はしません)

それでも、明日葉を探したが、結局出会えず、課題となって久しい。もう「幻のアシタバの天婦羅」でも、もう一度食べたい。

コゴミを貰ったとき、まだ天婦羅をしていた。妻が何気なく揚げると、なんとアシタバの天婦羅に劣らない。爾来、コゴミに変わった。ついでに、コシアブラの葉を食べてみたいと思うが機会なし。💦

小エビと玉ねぎの天婦羅が大好物。「ブトエビ」が旬に近い。鮮魚店に並んでいる。でも、小ぶりだ。でも、もう食べたい。天ぷらを復活させてチャレンジするか。せめてでも、アシタバの代わりにはならないが。※地海老の玉ねぎとの天婦羅は地域一部で料理されているらしい。漁港近くの母の自慢料理だった。あのエビと玉ねぎを揚げた香り、「涎を垂る」か。