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ヒメヤマに似ても似つかぬツツジかな+

多分、自生の雑種(四季咲き;春ばかりではなく、秋にも咲く)-ヒメヤマツツジと同じ場所に咲く-の花茎は約63ミリ。比較的大きい。ヒラドツツジ並み。色も深紅。花弁中央部が凹んでいる。オシベは10本、短長あり。揃っているとは言えない。オシベの根本付近には腺毛が多くある。萼形はチョウセンヤマツツジと同じよう。

ヒメヤマツツジは広島県と山口県に分布し、ヤマツツジとミツバツツジ(コバノミツバツツジか)の雑種と言われている。ヤマツツジは赤いが、ヒメヤマツツジは紅紫色(コバノミツバツツジ、あるいはダイセンミツバツツジの色に近い)で、花茎は、小さい物は28ミリくらい、大きくなると40ミリ近くなる。写真は30ミリ。

不明ツツジ(赤)とヒメヤマツツジ(紅紫色)

ヒメヤマツツジのオシベは5本、長さに大きな差はない。紅紫色であるので、蜜標がはっきりしている。中肋(花の背骨?)もかなりしっかりしている。

ヒメヤマツツジの蕾は、他のツツジと違い、ヒニュッと反り返る特徴を持っている。

ヒメヤマツツジの蕾

この機会に少し詳しく。