妻の記録:リハビリに行き、Z・α世代が
注)実際にはα世代ではありません。z世代の末です。が、廃れないなぁ~と思い、比喩しました。※タイトルにも反映させました。
妻は絶えず繰り返し、絶えず初めてのように応答する。料理は出ている、うん。そういえば、煮込みすき焼きの味が濃くなかった。薄味と言うよりも、醤油が不足している。具材は自分の好みを入れている。まぁ、いいか。
「今日リハビリよね」何度も聞き返す。時間はキッチリと正確だ。3時過ぎに出発。まだ、引率の必要性はない。リハビリの間に、図書館に。月曜日は休館が多いが、1年中、開館している。
妻をピックアップするために、病院の受付へ。熱を測り、待機すること数分。妻もリハビリを終え、受付で支払いを待つ。今日はそれほど混んではいない。しかし、間隔を空けて待つ。
老女と言えないシルバーが精算を終えて席に向かう。身体を翻したとき、診察券が落ちるのを妻が見た。目をやると、診察券が落ちたばかりだ。椅子から立ち上がろうとすると、制服の影が動いた。直角に折れ曲がって席が設置されている。高校生と母親が座っていた。母親はY世代か。高校生はα世代か。*α世代は2010年以降の生まれだが。定義的にはZ世代。Z世代も長い。前半と後半ではかなり価値観に違いが出ていそうだ。
高校生の素早い動きに浮いた腰が降りる。その間に、高校生は診察券を老女と言えないシルバーに手渡す。礼をいう声の響きが伝わり、高校生が母親の隣の席に座って聞いていた。早い!
高校生の素早さに驚き、α世代の高校生の爽やかさに妻も脱帽。精算を終えて、家路に。ごくうの首が長くなっているだろう。いつもよりも1時間近く遅い。
辛抱強くもないごくうは致し方ない。家に帰れば、おきまりの「あひる投げ」。準備を整えて散歩にお出かけ。ごくうはいよいよとスキップ足。誰かいたな、スキップできないタレントが。