妻の記録:ラーメンが還ってきた

妻はご飯と麺類が大好きである。ご飯は相変わらずスキだが、4ヶ月前から麺類を欲しがらなくなった。うどんを食べたいと思っても料理しない。地元のラーメンの名店がある。4ヶ月前に行ったが、それ以来行っていない。家で即席のラーメンをよく食べていたが、ここ4ヶ月は「買ってこようか?」といっても、言葉を濁した返事しか帰ってこない。

「この手、誰がやったんかね~。」
「お父さん?」
「どうしてなったんかね~」

もう何度言っただろう。日に三度は言っている。手の打ち身ができた理由を実演に近い感じで説明することがある。それでも腑に落ちない表情をする。

炊事、洗濯、掃除、一通りの家事を熟すことができるようになった。在庫の食材がだんだんと少なくなっている。今夜は普通の麺(ソバ)で瓦ソバ風の焼きそばを作るつもりになっていたところ、

「ラーメン、即席のラーメンが食べたい。」と言い出した。
「カップ麺が食べたい。」という。

自分では作れないので、言われるように準備する。側で瓦ソバ風を作っている間に平らげている。

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ごくうは敏感に感じ取っているのか、妻の動きに併せて行動する。朝は遅くまでベッドで連れに来るまで待っている。寝るときにも、妻が早く二階に上がるので、さっさと上がり、ベッドに陣取る。

スイカは相変わらず「スイカある?」と尋ねてくる。手を打ち身しているので、あらかじめスイカをカットしていると、夜中に食べに降りる。スイカはもう1ヶ月を超えているだろう。