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ミズゴケ?

ツツジの調査で岩の上で水に滴るコケを見つけた。1メートル以上ある丸い岩の上を水が流れ、コケが揺らぎながら、泳いでいるように見える。「綺麗なコケだな」と思ったが、当時はツツジの調査で手一杯。

ツツジの近辺調査がほぼ終わり、綺麗なコケが気になりだした。「そうだ暑い、コケを見て涼もう」自生していたコケの場所に行くと、驚いたことに大きな石が見事になくなっている。岩の上のコケが消えた!

驚きのまま、心を落ち着かせようと周辺を植物調査。ツツジの木と雑木の間に、可愛い花が見つかる。ハギの花だ。もう咲かせている。まだ名前の知らない花が2種、咲いている。

心を取り直して、コケを再調査。岩のあった周辺に水が滲み、ぬかるみ、里山裾の下にコケが4,5カ所。枯れた部分もあるが、緑色のコケもある。2,3点を写真に収めた。

ミズゴケ

どうもミズゴケのようだ。

自生のミズゴケの例については、箱根町がある。

*ミズゴケの日本における分布は松田行雄(2002)「ミズゴケ類の分布と湿原植生」『植物地理・分類研究』50巻、7頁で知ることができる。

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