妻の記録:打ち身のレントゲン

打ち身してから3週間以上が経過した。新たに痛みが出て来たようだ。多分、同じ姿勢でコリがでたものと思われるが、ようやく病院に行く決心が付いた。レントゲンを撮るのを嫌うことがある。

病院に行くと、保険証を忘れている。近いので、取りに帰った。患者は3人、順番が来るまでに戻ってくることができそうだ。保険証を持って病院に帰ると、もう診察が始まっていた。レントゲンも撮り終えていた。保険証を受付に持って行くと、すぐ病室に呼ばれた。どうも打ち身の説明ができなかったようだ。

3週間経過していることを伝えると、もう3週間掛かると言われた。骨にヒビが6ミリ入っているという。当て木を包帯でクルクルと巻き、診察終了。当て木でなくてもスポーツ用の手首サポーターで良いという。

最近は、やることがないので、テレビをよく見る。見たこともない番組を見ている。これほどテレビを自由に見られる日が来るとは思わなかっただろう。家事、特に料理が好きなので、台所で立っていることが多い。代わりに台所仕事をすると、料理が美味しいという。いつの間にか、妻の舌の味を知っていたのだろう。自分好みの味を再現してはいない。昔取った杵柄がまだまだ使える。

ごくうの散歩前、

「何かすることがある?」

と尋ねると、

「いいえ、至れり尽くせりで。」

と返ってきた。

右手の打ち身の展望が見えたので、「なぜ、こうなったんかねー。」という質問が消え失せている。

時々、家事をしょうとして食器を1,2枚だが、好きな所に置くことが出て来た。いらだたしいが、グッと押さえている。嘘です。そんなことありません。