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キシツツジが映える(5月2日撮影)

キシツツジは清流に自生する。時に、川面にも映える。渓流植物の一つに数えられるが、サツキツツジ(園芸種ではないもの)も渓流植物で、岩場に自生している。もはや希少植物(もはやない部類)だが、オタクミツツジも川沿いに自生していた。

キシツツジは川の両岸に岩場があれば、それぞれに根付いている。岩の隙間に根を這わし、容易には流れない。増水すれば、根が使ってしまうが、しっかり耐えている。

キシツツジとモチツツジ(似た者同士)は岡山県と香川県辺りを境(混在している地域もある)に、西にキシツツジ、東にモチツツジと住み分けているように見える。

キシツツジは広島県の太田川、山口県の錦川、大分県の中津川(耶馬渓)にも分布し、離れているようだが、その昔、同じ水系に属する。錦川が一番多く自生している感じがする。