芸能界を引退する大園桃子というアイドルとの思い出

いつかの日、静岡にある「サウナしきじ」で湯上がりに飯を食べながらテレビを観ていた

うずら串フライと白モツ丼が最高に美味しく脳がとろける快感に浸っていた

明石家さんまと大竹しのぶが仲良くデュエット曲を披露していた

出演者たちが笑顔で見ている中に一人だけ泣いている大園桃子がいた

コメントを求められ「感動しました。嫌なことがいっぱいある世界で、離婚はしているけど、でも人はこんなにも愛されるんだなって思ったら、感動してきて…感動しました」と涙を流した

「この感受性はなんなのだ・・・」と思い桃子に注目することにした

注目するうちに桃子の優しさと愛情の強さと天然さを知りファンになった

桃子はいつも周りを和ませていた

特に桃子の大好きな白石麻衣さん(まいやん)の卒業コンサートで延々と流していた涙はあまりにも綺麗だった

もう同じ場所で一緒に働けなくなるんだという実感から来る悲しさと寂しさが滲み出ていた

桃子はまいやんが本当に大好きなのだ


天然さについて・・・

オールナイトニッポンに出たときに

「セブンイレブンで好きな商品は?」と聞かれ「一番好きなのは、、、売り切れちゃうの嫌だから言いません!!(MCの)新内さんにはこっそりCM中に教えますね!」と答えていた

CMに入る前のジングルが流れ始めた瞬間に「これってもうCM入ってますか?」と桃子が聞いた

新内が「まだなのでもう少し待ってくださいね」と答えた

にも関わらずその次の瞬間に桃子は「鶏味噌鍋・・・」と言ってしまい

新内が「ああ!!まだCM前!!」という驚いた声を上げた

「桃子言うなあ!!」という桃子自身が放った自戒の声と共にCMに入った

稀に見る完璧なフリオチだった

こんなことがあるんだろうか・・・と思った

(あのあと30回くらいリピート聴きしたな 我ながらひどいな)


桃子自身は「将来女優になりたい」とか「芸能界で名を上げよう」とはきっと思っていない

これは「目標がない」といった本人の普段の言動からもよく分かる

オーディションに応募した地元の仲間たちの期待に答えるためにたまたまアイドルをやってるんだろうなと思う
きっと感受性の高さから、周りの人が自分に求めていることを感じ取って期待に応えようと頑張ってきたのだろう、きっと

結果として乃木坂46ではセンターも経験したし常に選抜メンバーだし人気も出たし桃子のファンは本当に桃子のことが好きな振り切れたオタ・・・略

そしてデビューから5年経ち先輩のまいやんは卒業したし当初の周囲(地元の仲間たち)からの期待には応えられたと感じたのではないだろうか
この仕事をまだ続けるか?と考えたのではないだろうか

感受性の強い桃子には芸能界からの期待は本人も言っているように「辛くて怖い」であり、続けることに意味を感じなくなったのではないだろうか

芸能界から姿を消すことは寂しいものの桃子の選んだ道は正しいと私は感じる

桃子が今後も元気で幸せなことを祈る


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