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THE AMBIENCE OF SPORTS

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カメラマンとして残したいのは「カッコいい瞬間」です。僕がみつけたカッコいいを御覧ください^^
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#ラグビー

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.160

ふと空を見上げるとそこには燃えるような夕焼けが広がっていることがある。そんなとき僕はスマフォでカシャして満足するのだけれど、スポーツを生業にしている人間しては、選手と絡めて撮りたいのが本音だ。 しかし、現場で圧倒的な空に出会う機会はそんなに多くない。仮にそんな空になったとしても大きな屋根が付いていたり、選手たちが出てくる頃には暮れてしまったり、そもそも今日は屋内だし! なんてことがほとんどだ。 だから、僕は大気が不安定な季節になると朝晩の天気予報を欠かさずチェックして、こ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.153

快速を誇るウイングが守備ラインを突破するラインブレイクは会場が沸く瞬間だ。 「おおおおおお!!」 まさに突破するその瞬間を真横から撮れる機会はあまりない。追い縋る守備がしっかりと映り込み、しかも、スローシャッター。ちょっと完璧すぎるだろ、と僕も心の中で唸っていた。 2012年@秩父宮ラグビー場/日本選手権

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.150

80分におよぶ激闘を戦いノーサイドの笛をうけた男。 2009年@秩父宮ラグビー場/関東大学対抗戦 ▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.104

敗戦に涙する関東学院の選手たち。 それもそのはずでスコアは17-17。同点ながらトライ数によって敗れたのだ。 接戦をものにしたのは帝京だった。 これが前人未到の大学選手権9連覇の幕開けになったことを、この時はまだ誰も知らない。 2009年@秩父宮ラグビー場/第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.103

僕が子供の頃、ドラマ「スクール☆ウォーズ」が放映された。小学校にあがるかあがらない頃だった。 「この物語は」で始まるナレーションと原付が廊下を走り、窓を割りまくるシーンや麻倉未稀の歌う「ヒーロー」は衝撃的だった。 数々の名言が残されたドラマで忘れられないシーンがある。山下真司演じる滝沢賢治が回想シーンを交えてタックルの怖さを語るシーンだ。 相手に蹴られる危険を顧みずに飛びかかるのは怖い。それでも戦わなければいけない的なことを言っていたと思う。 なぜ覚えているのかはわか

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.102

オールブラックスとワラビーズを生でみたときの感動は忘れられない。 190cm100kgを超える巨躯が想像を超える速さで走り、ぶつかり合い、目にも留まらぬ速さで展開されるパス。 「これは日本人には無理だろ、、」と思うほど衝撃的だった。 この6年後にJAPANが凡人の常識ほど意味がないことを証明してくれるなんて、このときは思ってもいなかった。 2009年@国立競技場/ブレディスローカップ △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 スポーツ写真のオンライ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.86

雨の日や暑い日は大変だけれど屋根がないからこそ撮れる写真がある。 青い空とラインアウト。 ちょうど今頃から冬にかけて秩父宮の午後の光線は最高だ。 2009年@秩父宮ラグビー場/日本選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.53

ラグビーの醍醐味のひとつは豪快なトライシーンにあると思う。如何にしてその瞬間をカッコよく切りとるか、撮影者に与えられた大きな課題だ。 サッカーのゴールよりも頻繁にチャンスがあるから、意外と簡単に思うかも知れないけれど、横幅70メートルあるピッチのどこでトライが決まるか分からないから、そんなに簡単な話ではない。 仮にいいポジションでその瞬間に立ち会ったとしても、トライするときの姿勢や光線の状況、背景をキレイに処理できているかなどなど気にしなければならないことが多くて、なかな

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.47

往年のスポーツ写真愛好家にはラグビー好きが多い。身体の大きなラガーマンはそれだけで絵になるし、なんと言っても競技は迫力満点だから被写体として最高なのは間違いない。 僕がまだ独立する前の話だけれど、学生時代にお世話になったNさんの紹介である大学のラグビー部を2年ほど撮らせてもらったことがある。 関東リーグの2部か3部だったと思うけれど、会場は大学のグラウンドで土だ。大雨が降ると田んぼみたいになる。その中でスクラムやタックルを繰り返すから、選手たちは泥まみれになる。 当時、

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.37

今から5年前、いわゆるブライトンの奇跡で一躍、時の人になった五郎丸歩。このとき話題になったのが、彼がプレースキックを蹴るときのルーティンのポーズだった。 その10年前に撮った一枚。 当初は変わった名前の選手というイメージだったけれど、プレースキックのとき、ボールをクルッと一回転させてからセットする姿が印象的だった。とても大切そうに優しくボールをセットする様子は、彼の真面目で実直な性格を表しているように思えた。 そんな彼が10年後、世紀のアップセットと呼ばれる試合の立役者

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.7