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THE AMBIENCE OF SPORTS

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カメラマンとして残したいのは「カッコいい瞬間」です。僕がみつけたカッコいいを御覧ください^^
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#サッカー

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.148

業界的な話になってしまうけれど、諸事情があって日本人がイングランドのプレミアリーグ所属のチームを撮影できる機会はチャンピオンズリーグしかない、と言われていた。僕のようなフリーランスにとっては撮影機会そのものが貴重すぎるチャンスだと言える。 2008年11月、ヨーロッパでの出張を計画していたら、たまたま僕がグラスゴーにいるときに、当時の欧州王者だったマンチェスター・ユナイテッドがセルティックと戦うことになっていた。 Now or never! ユナイテッドは日本でしか撮っ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.139

蚕室総合運動場は1984年に開場したソウルにある総合競技場だ。アジア大会やオリンピック、ワールドカップ予選など同国のスポーツシーンの舞台として長らく愛され続けている。 ソウルには2002年のW杯のときに専用スタジアムが建設され、国際試合が行わることはなくなったけれど、2013年7月の東アジアカップの韓日戦で久しぶりの開催となった。 この頃のザックジャパンの課題は新戦力の発掘で、この大会では多くの代表選手が誕生して、大会MVPになった山口蛍や得点を獲得した柿谷曜一朗の活躍で

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.138

サッカーを撮影するとき、選手と近すぎて撮り逃がすことも多いけれど、ゴールに向かってくる迫力ある絵が狙えるのはゴールの近くだ。 反対にコーナー付近はシュートシーンが狙いやすいし、何よりもゴールしたあとの喜びが目の前にくる可能性が高いので人気のポジションだ。 渡航者として撮影する海外サッカーでは、数少ない貴重なチャンスを来るかどうかも分からない喜び狙いで待ち続けるのはリスクが高い。だから、僕はだいたい内側に絞っていることが多かった。 この時は珍しくコーナー付近が空いてたので

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.79

年齢を問わずラテン系の人たちは基本的に感情表現が豊かな人が多いと思う。 国内で小さな国際大会があったとき、素直に喜ぶ姿をみせてくれるとカメラマンとしては有り難いし、きっと運営に携わった人たちも嬉しいんじゃないかな、と思った一枚。 2008年@ユアテックスタジアム仙台/仙台カップ国際ユースサッカー大会 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.75

今までドラマチックな夕焼けを見たことは何度もある。 しかし、カメラを持って立ち会うことは意外と少なく、取材で選手を効果的に絡めらる状況となると滅多にない。 大抵、室内にいるか、屋根や大きなスタンドがついた競技場にいることが多いからだ。 ある日、願ってもないチャンスに恵まれた。 2008年@秋津サッカー場/サッカー日本代表練習 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 

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THE AMBIENCE OF SPORTS vol.51

初めてトライアスロンを取材したとき右も左もわからず、なんとなくスタンドからスタートを撮った。 選手たちが懸命に泳いでいる間、僕は次にどこから撮れば良いのかを必死で考えた。でも結局、考えがまとまらず苦肉の策で撮った一枚がこちら。 トランジションを捉えた写真だけれど、よ〜く見てみるとシークエンス写真ぽく見えなこともない面白い? 写真が撮れた。 2005年@蒲郡/ITUトライアスロン世界選手権 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ スポーツ写真のオ

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.44

僕が初めて撮ったワールドクラスの選手はこの3人だった。 左からサミュエル・エトー、エマニュエル・アデバヨール、ディディエ・ドログバ。 エジプトのアフリカ・ネーションズカップは多くことを学んだけれど、この3人を撮ることができたのも大きな収穫だった。 「黒人選手特有のバネが、、」とかインタビュー記事でよく見ていたけれど、身体能力の違いを実際に写真を撮って実感することができたからだ。 いつもだったら収まっているフレーミングのはずなのに手足が切れたり。予想より高く飛んでいて頭

THE AMBIENCE OF SPORTS vol.29

400mmの望遠レンズでサッカーを撮影するとき、僕は基本的に一脚を使う。 サッカーは横の動きが多いし、ずっと待つこともあるから、重たい超望遠レンズをずっと手持ちして待機しているのはかなりキツイ。 これはサッカー撮影あるあるだけれど、選手が突然、高く飛び上がるときがある。例えば、ゴール後の喜びやハイボールをトラップするときだ。 一脚は横の動きには強いけれど、急な縦の動きには弱い。セットプレーとかヘディングとか予め飛ぶことが予想できていれば問題なけれど、急に高く飛ばれるとだ