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似て非なるもの

おはようございます。
本日もどうぞよろしくお願い致します。

最初の話題は起きている事柄を見ていると似ているように見えるけど
実は大きく違っている。そんなことについてです。

わたしは過去にフローラを話題にいくつかの記事を書かせていただいております。そのフローラに関する話題でもでてきたテーマとして

腐敗と発酵

がありますね。

腐敗
発酵
どちらもタンパク質が分解されていくプロセスがイメージできますね。

表面上は似ている両者ですが・・・
腐敗は字の通りですね。
腐ることで土に還る死のプロセスです。

発酵は菌が活発に生命活動を行っている時に分解したタンパク質を栄養として生命が誕生するプロセスです。

真逆ですね。

次の比較は細胞死です。

アポトーシスと呼ばれるものとネクローシスと呼ばれるもの

ですね。
どちらも細胞死ですが

ネクローシスは溜めこみ、パンパンになり、炎症を起こし、はじけて壊れる。そんな機能の限界で起きる破壊のプロセスですね。

アポトーシスは決まっていたシステムとタイミングによって静かに細胞がシュッと消える静かなイメージですね。


次の比較は自死です。

朝から重い話で申し訳ありません。

今生から逃げるように河岸から彼岸へ向かう死だけではなく

西行法師のように自身から彼岸へ向かう自死もありますね。
千日回峰行に入る方も生きながら葬式を行い、行の完遂がなければ命を終える覚悟で行に入ると読んだことがあります。(うろ覚えですが)

そのように死へ向かう心持でも違いがありますね。

日常の中にはパッと見は似ているので同じように捉えていますが
突き詰めて考察してみると、まるで違うものが多く存在するのかも知れませんね。見た目では分からない事の本質が奥にあるようですね。

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