わたしとは・・・
おぎゃーと生まれて死の床に着くまで
最近の平均寿命は(2020年 厚労省データ)
男性 81.64歳 女性 87.74歳なのだそうですね。
親に名を付けていただき氏名をもって長い時間を生きるわけですが
そもそも
「わたし」とは何をもって同じわたしなのでしょうか?
多くの方が認識しているように同じ人間として生きているものの
体内の細胞は周期的に入れ替わっています。
論説によれば3年でとか7年でとかほとんどの細胞は入れ替わるのだと言います。だとすれば細胞は生まれてから死ぬまで同じではありませんよね?
ある法医学の先生、法医学ですから死体の専門家ですね。
先生が興味深い意見を話されたことがあります。
わたしが、わたしとして継承されるのは・・・
意識と意思の継承をもって同じ自身だと認識される
細胞のような物理的なものの継承ではなく
意識や記憶など形のないものによって自身が自身として継承されている
そのように言われてみると・・・
ゾンビはなぜ、わたしではないのか?という問いに対しても明瞭ですね。
体や細胞は自身のものであっても
意識と意思が乗っ取られていることをもって自分ではないと定義できますね。
ゾンビはかけ離れたもののたとえですが・・・
痴ほうや脳障害など疾患によって記憶や意思の継承が難しい場合には、どのように判断すべきなのでしょうか?
理論と現実の尺度は同じではありませんね。
そこには生活とこころの問題が別に存在していますからね。
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