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つぶやき [韓国・朝鮮語の豆知識]

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思いついたことや、メモしておくとどなたかに役に立ちそうなことなどをメモしてこうと思います。
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[모르는 척]と[모른 척]のどちらが正しいのかと悩むことがあるかと思います。両方使われるのですが、微妙な意味の違いはあります。[모르는 척하다]は「(何かを)知らないふりをする」、[모른 척하다]は 「無視する」「(見て)見ないふりをする」という感じです。

kumaten
1年前

誰かがうまくいっていることを邪魔したりやる気をなくさせたりすることを「초를 치다」といいます。「酢をかける」がそういう意味になります。「남 하는 일에 초 치지 말고 간만히 있어. 」これはせっかく人がうまくやっているのだからいちいち邪魔せずに黙っていろという感じです。

kumaten
1年前
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白という色を指すときには흰색, 하얀색, 백색, 하양などいくつかの言い方がありますが、하양색という表現は文法的には間違いです。하양ですでに名詞としての白を独立して表すため、これに「색」をつなげるのはよくありません。빨강, 파랑,노랑(赤、青、黄)も同様です。

kumaten
2年前
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原因・根拠を表す「-는 바람에(~せいで)」は、文法的には「-ㄴ 바람에(過去連体形+바람에)」で用いるのは正確ではなく、現在連体形につけて用いられます。これは時点の一致性を含むためで、「배탈이 나는 바람에 학교에 결석했다」のように過去のことでもその時点での原因を指します。

kumaten
2年前

パンダを韓国では「판다」と言いますが、一方で「팬더」を耳にすることもあるかと思います。前者は1988年以降、規範的に定着しているもので、後者は非標準語であるとされます。ただ、過去は後者の使用が優勢でした。混在は見られますが、基本的には「판다」を使えばよいかと思います。

kumaten
2年前

「緊張する」の「긴장하다」「긴장되다」の違いは、前者が緊張の状態そのものを提示するのに対し、後者が(自分の意思とは関係なしに)「緊張してきている感じ」を指します。ですから、まずい状況で「あかん緊張する!」というときは「너무 긴장돼」、「緊張しないでね」は「긴장하지 마」です。

kumaten
2年前

承前)「緊張する」と言えば「떨리다」「떨다」で用いられることもありますが、これはもともと「震える」から来ているもので、ブルっている感じで捉えるといいかと思います。対応関係としては「긴당되다/ 떨리다」「긴장하다/ 떨다」がそれぞれ対応します。「너무 떨려」「너무 떨지 마」など。

日本では6月から7月にかけての梅雨と9月頃の秋雨がありますが、これを韓国ではそれぞれ「여름장마」「가을장마」と言います。梅雨は「장마」、梅雨の季節のことを「장마철」と言いますが、こうした分け方も知っておくとニュースに接する時に便利かと思います。梅雨前線は「장마전선」です。

kumaten
2年前

心に何かがひっかかる意味の単語に찝찝하다と찜찜하다があります。厳密には前者はすっきりせず何かが心にひっかかるさま、後者はどうもバツが悪かったり忌まわしい感もあるなどの意味があると思います。もともと別の単語ですが、現実同様に使われることが多いです。また、찝찝하다は俗語とされます。

kumaten
2年前

時節柄、コロナについての名称も紹介しておきます。韓国では「코로나 19(일구)」と読むことになっています。これは政府で決まっています。英語式のときは「코비드 19(나인틴)」です。初期にはいろいろな呼称がありましたが、今はマスコミはこれで統一されています。

kumaten
2年前

先ほど「負けん気が強い」を書きましたが、「오기가 세다(강하다)」もあるにはあります。ただ、日本語の負けん気とぴったりくるかどうかやや微妙にも思います。むやみな強情という感じで自己紹介などでは使いにくそうです。参考までに性格表現で強情だという言葉に「깡다구가 세다」もあります。

kumaten
2年前
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性格表現で「負けん気が強い」は、韓国語でぴったりの言葉が思い浮かびませんが、自分の性格について言う場合、おそらく「남에게 뒤지는(지는) 것을 싫어하다」あたりがそれに近くなると思います。ネットで見ると「승부욕이 강하다」が多く出ていますが、どうも個人的にはぴったり来ません。

kumaten
2年前
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個人的によくできているなぁと思った動画を紹介しておきます。「色」の紹介です。基本的なものばかりですので、すべて覚えるのがいいと思います。
https://youtu.be/_HfXQzwvQcA

kumaten
2年前

모르면 약이요 아는 게 병 「知らないのが薬で、知るのが病」。全く知らなければいっそ気が楽だがなまじ知ることは心配のもとになるということ。「모르는 게 약」という形でもよく使われます。「아는 게 힘」(知ることは力)という言葉もありますが、これはおそらく西洋の格言由来でしょう。