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ミリアニの感想を吐き出す会(第二幕)

第一幕に続いて、二幕の感想を書いていきます。

まず本編と関係ないところから話しますが、僕は映画に行く前から「二幕はお酒を入れながら観よう」と決めていました。第二幕は一幕とは少々変わってミリオンのにぎやかな部分が前面に出ている印象があったので、気分でそうしました。特に水着バラエティ回の7話がそう印象づけさせているのかもしれません。
一幕では数回泣いてしまった僕ですが、二幕ではなくことは無いだろう…とたかをくくっていました。一回目みたときは「楽しいな~」くらいの感じだったんですよね。…ただ改めて観てみると僕のこの予想は外れており、二幕もグッとくる場面が多くありました。

5話…皆が原っぱライブを成功させようと奔走する様子が、4話を踏まえるとよりグッときますね。ホワイトボード片手にライブのことについて相談するメンバーやチラシ配りをするメンバーなど、場所を問わずそれぞれの出来ることを行う様は凄く良いですし、観ていて楽しいです。個人的にお気に入りなのが、チラシ配りのひなたちゃんですかね。のり子さんに配られたチラシを脇にやると「りんごどうだ~い?」と上目遣いでりんごを渡すひなたちゃんが現れる感じ。正直めっちゃやってることあざといんですが、あんまりそんな感じがせずに純粋に可愛いなと思えるのが彼女の魅力なんでしょうね(流石にあんなことされたら行くしかない)。
あとこれは二幕の感想という意味では話が逸れてしまいますが、各々のライブへの準備というと、第一幕の週替わりボイスシアターも印象的です。紗代子さんが登場する会ですね。彼女とその周りのアイドルの会話が凄く好きです。やりたいことがわからないと悩む彼女に「明確な特技じゃなくても何でもいいってことなんじゃないかな」と説く茜ちゃん(ここが茜ちゃんなのも良い)…そこで紗代子ちゃんが出した結論が「決まった特技はないけど、頑張ることは得意だからお客さんのサポート、道案内とかを頑張りたい」というものでした。突出した個性が無くても、何かに対して頑張る姿勢そのものも個性として捉える姿勢が、凄く個々人を尊重していて好きです。
(あとこれはマジで話逸れるんですが、一幕の様子やこのボイスシアターから「紗代子ちゃんは真面目でおとなしい系か…」と思っていたのでソロ曲聴いて椅子から転げ落ちました)

話を戻します。そういう茜ちゃんは、一幕同様本当によく動いていましたね…笑 この茜ちゃんがチャカチャカ動くシーンとWe Have A Dreamが凄く合っててよかったです。
さて、We Have A Dreamで始まったライブのステージは、原っぱライブの象徴ともいえる"手作りのぶどーかん"でした。このぶどーかん絡みで好きなのが、ぶどーかんのシンボルマークがロコちゃんによって作られたことです。彼女、色々独創的というか、一幕では「よくわからないものを一人で作ってる変わった子」的なポジションだった気がしているので、彼女の創作が誰かのために活かされていることは彼女にとって凄く嬉しいことなんだろうな…と思い、グッときました。また、We Have A Dreamで言うと「恋は禁止」というThe・アイドルな感じの歌詞にニヤっとしちゃいました。僕はアイドルと言えばラブライブが好きですが、ラブライブにはこういういかにもな歌詞はあんまり無いので、何だか新鮮でした。
そしてこの曲の次に披露されたのが、アコギVer.のThank You!でした。タイトル「未完成のThank You!」の回収ですね。原っぱライブに来てくれた人にありがとうを伝える…凄く良いシーンです。僕はこのステージについては個人的に、ぶどーかんの外にいるアイドル達が印象的でした(ステージに実際に立ったのは、37人中7人と、限られたメンバーでした)。ステージから漏れてくる歌を聴いて、たまらず一緒に歌いだすメンバー…。
僕、ここで真っ先に歌いだしたのが可憐ちゃんなのがめっちゃ好きなんですよね。彼女、原っぱライブの話が上がったときに「ステージに上がるためにはもっと練習をしないと…」って、本番を迎えるのに消極的だった子なんですよ。そんな彼女がステージか漏れる音を聴いて浮かべた表情は、悔しそうなものでした。私も早くステージに立ちたいという秘めた想いが溢れたんだろうなと思うと、あぁ、この子めっちゃ前向いてるなーと思って凄くグッときちゃいました。そして可憐ちゃんの歌声がきっかけで、皆でぶどーかんを囲んで、手を繋いで37人でThank You!を歌うわけです…皆がこの原っぱライブにかけた想いの強さをダイレクトに感じて、流石に泣いちゃいました。
5話、めっちゃいい回です。映画だと4話と5話が分かれているので、改めて4~5話は一気見したいな~と強く思います。

そして6話。原っぱライブで最前にいた紬ちゃんと歌織さんが正式にシアターのメンバーに加入する回ですね。紬ちゃん、隙を見せないクール系かと思ったら割とポンコツめの萌えキャラでびっくりしました。いちいち反応が可愛いんですよね。初めての東京の駅構内で迷うのはめちゃめちゃわかりますし、百歩譲って寮絡みのすれ違いも事故としても…それらの反応がコミカル過ぎて笑っちゃいます。そのグルグル目、ポケモンとかでしか見ないぞ…。
未来ちゃんのベッドで急に正座したりとか、プロデューサーへの突っかかり方とかもどこかズレてて可愛いです。本人は至って真面目なのが余計に萌えです。
そして歌織さん。こちらは印象通りしっかり者のお姉さんって感じですね。歌織さんのお気に入りのシーンは、翼ちゃんと別れた後に、改めて自分の環境が大きく変わったことをしみじみと実感するシーンです。一人になったときこそ周りの人たちの存在を強く感じるって凄くあるあるだと思うので、「分かるなあ…」と思いながら観ていました。
そして静香ちゃん。一幕で不穏な感じはしていましたが、アイドルは中学のみの約束だったんですね…。この、静香ちゃんの父親絡みの話はミリアニと切っても切れない話ですね。こちらは三幕の感想にて話したいと思います。
さて、話を個人からシアターの話に切り替えます。ついに劇場が完成し、アイドルがデビューしていきます。トップバッターの1st曲はStar Impression。個人的にめちゃめちゃ刺さったりインパクトがあるわけではないんですが、聴けば聴くほどにクセになっていく感じがします。メンバーで言うと美奈子ちゃんがかっこいいですね。1グループ目って凄い責任感じると思いますし、その上で堂々としてて凄いです。
あとメンバーで言うと、一点気になることが…猫の人形に「行ってきます」という志保ちゃんです。Twitterのスペースで聞いた、父親が亡くなっているらしいという話から父の形見なのかなと予想しますが、あの口のバッテンは何…?アイドルへの動機が不純だと仄めかしているのも気になります。持ち曲のライアールージュでも「ウソをついてなくちゃ素直になれない」と意味ありげなこと言ってますしね…(それはそうと、この歌詞めっちゃ好き)

そして七話…
○吹蘭「これ、アイカツか?」
急に出てくる崖登りに、状況打破のための斧…初見は流石に笑っちゃいました。そして初見時、この話は一番ボ~っと見ていましたね(バラエティ回なんで正しい見方だとは思います)。僕が二幕の前にビールを注文したのはこの回が理由です。ただ、これについて二つ誤算がありました。
一つ目は…まあただ今思えば当然なんですが、二幕の前に注がれたビールが7話の時点で生きているわけがないんですよね。泡も消えますしぬるくなるので、6話序盤でビールは無くなってました(これでも結構我慢してローペースで飲んだ)。7話をビール片手に楽しむ夢は潰えました。
そしてもう一つの誤算…7話で涙腺がやられたことです。泣きに一番遠い回と思ってたのでびっくりしました。どこでやられたかというと、可憐ちゃんがターザンスライダーから落ちるシーン付近です。…実はここ、初見時で唯一ミリアニで納得いかなかったところだったんですよね。ここは可憐ちゃんが一歩を踏み出すことで「不安でも、いざやってみたらなんとかなる」ということを伝えるシーンだと思ったので、ロープが切れたときめっちゃびっくりしたんですよね。「何もそんなことしなくても…」と思っちゃいました。
ただ改めて観ると、見え方が全く違ったんですよね。挑戦して、不運ゆえの失敗をしても、そこにはたくさんの仲間が駆けつけていました。そして最後のライブシーン…可憐ちゃん凄く堂々としてたんですよね。僕はこのシーンについて想いを改めました。失敗は後退じゃない、というシーンだったのかなと今は感じています。挑戦して、たとえ失敗しても自分の周りには仲間がいるから大丈夫だと思えたから、彼女は前に進めたんだと思います。ミリアニいっつもキャラ間のつながりの話書いてんな…(すき)
あと可憐ちゃん、あんな感じだけど一番水着のデザインエロかったな
波風とカスタネットは、そういった7話のわちゃわちゃ感や優しさを思い返せることもあって凄く好きな曲です。(話が発散するので書けてませんが、琴葉さんが皆を取りまとめるところ、海美ちゃんの強フィジカルシーンがかっこよかったです。のり子ちゃんが失格を厭わずに迷わず環ちゃんを助けたのも、彼女のはっきりとした性格が出ていてよかったです。)
あと余談ですが、チュパカブラのCVはどっかで割れると思ってました。てかあいつガチで誰だ。

そして八話…
紫○蘭「これ、アイカツか?」
土壇場からのステージのセルフプロデュース、そして作ったドラマの名前のアイドル探偵桃子ちゃん…流石にアイカツおじさんの顔つきになってしまいました。このドラマのエンディングにcatch my feelingが使われてたら完全にアイカツでしたね。この回では特に、桃子ちゃんと亜利沙ちゃん、このみさんが印象に残りました。
桃子ちゃん…回想カットがしんどいやつでしたね。売れっ子でいたが舞台裏では浮いてたんでしょうか。そんな桃子ちゃんが、同年代の育ちゃんと仲良くしていたり、舞台に全くお客さんが来なかったときに真っ先に育ちゃんに報告していたり…一見大人びているけど、ちゃんと子供なんだよなあとしみじみしました。
そしてこのドラマをやろうと提案した亜利沙ちゃん…桃子ちゃんへの「い、嫌だったらいいんですけど!」という言葉が印象的です。桃子ちゃんが嫌がるかもしれない(そもそも話しかけるのがちょっと怖い…)という葛藤、それでもこの現状を打破したい気持ち、そして子役探偵桃子ちゃんを無かったことにしてほしくない気持ちだったりが混ざったような、あの感じ…なんだか凄く印象に残っています。
そしてこのみさん。彼女とプロデューサーの電話越しの会話はまさに「アイドルとプロデューサー」だったなと思います。今までの回が自分それぞれが考えて進むものだったので、このシーンは印象に残っています。最年長で、他のアイドルを引っ張る存在としての印象が強かったからこそ、このみさん自身がアイドルとしてプロデュースされる存在として描写されたことはなんか良いなと思いました。あと、ここでこのみさんが再び立ち上がれた理由がプロデューサーの声を聞けたからなのが凄く好きです。これは僕の実体験なんですが、不安な時に大事な人からかけてもらう一言って不思議なくらい勇気を貰えるんですよ。そういう、言葉の持つ力が感じられるのでこのシーンが好きです。
あと余談ですが、8話で一番好きなカットはステージにほぼ誰も来てくれなかった後、奈緒ちゃんが「アカ~ン」と机にベッタリするシーンです。皆が落ち込んでいるシーンなんですがめっちゃ表情可愛いんですよね。ぽっぺがもちもちで良いです。

こんな感じで二幕も面白かったです。次は三幕…最もスクリーン映えしていたあの三幕ですね。自分は三幕観て余計一気にミリアニにハマった人なので、感想書くのが楽しみです。ではまた~

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