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ミリアニの感想を吐き出す会(第一幕)

はい、昨日、ミリアニの1~3幕を豊洲で一気見しました。
思い付きではありますが、これを実行に移すくらいにはミリアニが好きですし、実際やってよかったと心から思いました。ミリアニ、めちゃめちゃ面白いです。ミリオンを全く知らなかった僕でも楽しめるんだから、マジでこの作品は凄いと思います。
なので当然感想は色々あるんですが、Twitterに呟くにもネタバレハッシュタグをいちいちつける必要があったりと手間です。なのであんまり呟いていません。そこで今回はため込んだ感想、特に昨日抱いた感想メインで一旦この場で、思いつくままに吐き出していこうと思います。吐き出す会ってなんだよって話ですが、まあそんな感じで。1~3幕全部書きます。
※言わずもがなここからはネタバレまみれなので、未視聴のオタクの方はブラウザバックしましょう。(ごくわずかに三幕への言及もしてます)

まずは第一幕から。
…いきなり本編そのものと違う話をするんですが、観始めたときの僕はバットコンディションでした(激ヤバ尿意が来た)。
なので「うわ…我慢できるにしても映画楽しめるかな…」という不安がありました、が、そんな心配は無用でした。
ToP!!!!!!!!!!!!!のイントロで既にちょっと涙出ました。そうそう、このステージが、全12話で紡がれたミリアニの物語の始まりなんだよなぁ…。で、この時点で涙腺がイッたわけですから、未来ちゃんの顔ドアップで映る、アイドルにときめいた瞬間のシーンはもうダメでしたね…ミリオンの知識0の僕がこの作品に惹かれたきっかけがここです。素晴らしいです。
…で、ここで未来ちゃんが静香ちゃんと出会い、オーディションに合格する道のりも凄く良いです。ただ感想はすでにある程度書いているので割愛します。(↓書いた奴)

…いや、ここも良すぎるのでやっぱり少し話します。上記noteと重複しますが、やっぱオーディションの静香ちゃん…良すぎでしょ…。緊張のあまり声も出ず絶望のさなか(ここの声の演技も表情も凄い)、夢を諦めかけた静香ちゃんが背中を押されて歌う「私は私でしかない 可能性でしかない」はヤバいです。僕、らたた大好きなんですよね。その分結構繰り返し聴くようになって、歌詞が前観たときよりダイレクトに入ってきたので余計泣きました。

あと、"夢を諦めかけた"というと一つ思うことがあります。翼ちゃんが代役を務めた、本来未来ちゃんと静香ちゃんとオーディションを受ける予定だった、当日欠席した子の存在です。…これは妄想の域を出ないものですが、この子、オーディションを受ける直前で「やっぱり無理だ」と思ったんじゃないか…と想像します。
静香ちゃんはオーディションのステージに立ち、夢を諦めかけたわけですが、言い換えると彼女はステージには勇気をもって上がれたわけです。…ステージに上がる勇気すら持てなかった子だっていると思うんですよね。アイドルって別にならなければいけないものでもないし、諦める理由は山ほどあるはずです(現に静香ちゃんにとって、父親の存在がそうでした)。その上でもやりたい!と前を向き、実際に行動に移すことって凄く難しいことだと思うんですよね。オーディションに合格した未来ちゃんと静香ちゃんですが、そうでない子…不合格になった子以外にも、そもそも夢と現実の遠さにたじろいで動けない子も多いと思います。静香ちゃんも未来ちゃんがいなかったら、このうちの一人になっていたかもしれません。
僕はこのオーディションに来れなかった子が、夢を追いかける難しさを語っているような気がして、妙に印象に残りました。

話を戻します。静香ちゃんが覚醒したあとの、プロデューサーたちの目に移った39人のステージ…これ、完全にやってますよ。完全に第3幕の後のアンコールステージじゃないですか。
少なくとも2話時点で僕たちが観たステージは、いわばシアターの皆が目指すビジョンとなるもの、いわば現実ではないイメージの中のものでした。それが全三幕の物語の上で現実になってるの、マジでヤバすぎでしょ…。
また、何気にめちゃめちゃ凄いなと思ったのはこのステージが終わった後の、皆の拍手の仕方が各々違う事です(特に海美ちゃんの拍手が好き)。
多分それぞれの性格が出ているんでしょうね。マジで細かい…めっちゃ制作陣の愛を感じます。
何はともあれ、未来ちゃん静香ちゃん、合格おめでとう!!!

そして三話…僕がまつりちゃん好き~になった回ですね。最初馬の乗り物に乗ってきたときは「なんか変わった子来た~」くらいの感覚でした。ただ話が進むにつれて、いい意味で裏切られていきました。この子、常に周りを見ておられる…。百合子先輩の様子をこまめに気にしてあげているし、挙句の果てには「何のことなのです?」ですよ?……あーーー好き。そりゃあ現場大臣さんにも信頼を置かれますよね。
シアターの皆のにぎやかな感じも凄く良いです。何だか憧れの世界が日常に替わった感じがして、信号トリオがアイドルの世界に足を踏み入れた実感が湧きましたね~。茜ちゃんとかめっちゃ動いてて可愛いですね。

これは昨日GETした茜ちゃんシール。めっちゃ嬉しかった。

そして、この回でめっちゃいいな~と思ったのは屋上のシーンです。既にオーディションに合格した皆も同じように、ステージに上がる日を待ち遠しく思っていると打ち明けるところ…ここで何だか、未来ちゃんや静香ちゃんと皆の距離がグッと縮まったように見えました。夜の屋上って多分寒いと思うんですけど、凄く温かいんですよね、このシーン…。僕がミリアニが好きな理由の一つがこの、各シーンで感じられる、キャラクター間の温かさなんですよね。言語化は出来ませんが、観てて凄く優しい気持ちになれるんです。
そして屋上シーンのところで、既にミリオンを知っているオタクが口をそろえて言っているのが挿入歌、Legend Girls!!ですね。当然ながら僕はこの曲の存在すら知らなかったので、そもそも曲かかってた?って感じでした(そもそもインストでしたしね)。なのでいざ帰って聞いてみると…
全歌詞ドンピシャでワロタ。この曲、このシーン用に作られた曲じゃないんですか???そりゃ泣くわ。
あとこのシーンで豊洲の夜景めっちゃ好きになりました。昨日上映終わりに観て気持ち良くなってました。また行きたいです。
(余談ですが、屋上に足を運ぶきっかけとなった百合子ちゃんの想いを引き出したのはまつりちゃんでしたね。この子マジで良すぎる。)

そして四話…未来ちゃん、大きく出ましたね~。0からライブを自分たちで作る…当然ですが壁だらけです。シアターの皆は仕事としてアイドルをやっているわけですし、色んな制約があります。ライブをやり切るだけじゃダメで、シアターにメリットがあるような形で実現しないといけないというのも難しいところですね。当然ながら、シアターの面々の反応は様々です。僕、ここの彼女たちの三者三葉の反応が凄く好きなんですよね。各アイドルが出るシーンの時間は少しずつなものの、凄く個性が出ていて、ミリオンを知らない僕でも「この子ってこういう感じなんだな」と伝わるのがありがたかったです。
また、この回は全体を通すと"曇り回"と言ってしまってよい気がしますが、それを印象付けているのは桃子ちゃんな気がします。一番がっつり「無理だ!」と言ってますからね。口調も強いですし。…ただここで、桃子ちゃんが"めんどくさい子"としてのみ描かれていないところが好きです。自分の言葉で集まった皆の空気が重くなった時、桃子ちゃんも傷ついているように見えました。自分がしたかったことは直感に基づく否定ではなく、シアターのことを考えたうえでの発言でした。「なんでこうなるのよ…」というセリフ…昨日改めてみると結構辛かったですね。2幕を知ったうえでみると、なんだか過去のことも振り返ったうえで出た言葉な気がします。

そして出ました。僕がミリアニが好きな点の大きな部分、キャラクター間の温かさが見えるシーン。はい、瑞希ちゃんが桃子ちゃんをマジックで元気づけるシーンです。劇的じゃないんですけど、凄く思いやりを感じる温かい場面でした。
…そしてこのシーンでもう一つ、好きなところがあります。琴葉さんを映しているところです。ここのシーン、うがった見方をすれば瑞希ちゃんと桃子ちゃんだけでも成り立つんですよ(励ます/励まされるの構図なので)。
ただここで、瑞希ちゃん同様桃子ちゃんを心配しているけど、どう話しかければよいかわからないから足踏みする琴葉さんがいるのが良いんです。多人数の描き方が立体的というか、空気が重い中でも皆思い思いにこの状況に向き合ってるんだな…と感じることができるんですよね。そして桃子ちゃんに笑顔が戻ったらホッとした様子で戻る琴葉さん…不器用ながらも皆のことを思いやってる様子が印象的でした。このシーンがを踏まえると、第三幕でこけら落としの開幕司会を任されたことは凄く納得ですね~
そして最終的にはマイク越しの未来ちゃんとプロデューサーの会話によりシアターの面々の気持ちがしっかり一つになったわけですが、ここでセブンカウントですよ…泣きました。この曲めっちゃ好きなんですよね。どこを目指すかわからないけど、何かが始まる予感が確かにある…4話終盤のシーンとめちゃめちゃあってます。

色づいていく 形にだって まだならないけど
幸運の予感から始めよう

セブンカウント

いや…この曲本当にいいんで「皆聴いてくれ~!!」って感じですね。

MVも凄くいいです。「皆観てくれ~!!」
模様すらない真っ白な衣装…これは彼女たちがまだどんなアイドルになるかわからない不確定さを表してると思ってます。めっちゃいいです。

知らなかった 私の向こうに 知りたかった 輝きは待ってるかな

セブンカウント

なんだか最後らへんはアニメ本編から話が逸れちゃいましたが、第一幕はこんな感じでした。
…本当は二幕が始まるまでずっと余韻に浸りきりたかったのですが、終わってすぐトイレに駆け込んだので(最初に書きましたが、僕はこの間ずっとガチ尿意に耐えている)、それは許されませんでした笑

この勢いで第二幕分も書いていきます。ではまた~

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