性教育トイレットペーパー製造終了のお知らせ
みなさんこんにちは!ソウレッジ代表のつるたまです。
タイトル通り、性教育トイレットペーパーの販売は現在すでに製造されている商品をもちまして終了とさせていただきます。
長らくのご愛好ありがとうございました。
結論からお伝えすると、性教育に関するプレイヤーがかなり増えたこと、PTAなどからも性教育をしてほしいなどの声が上がり授業をする学校(前例)が増えたため、トイレットペーパーを設置する必要がなくなったことが理由です。(ありがたいことに惜しんでいただける声があるので、この事業を引き継ぎたい方がいたらデータと方法を無料で差し上げます。)
ソウレッジは何を目指しているのか
ソウレッジは創業からこれまで3つの柱を軸にした課題解決を展開してきました。
まず性被害が発生しないようにするために知識を普及するための取り組みです。性教育トイレットペーパーなどを中心とした性教育教材販売事業や、子どもに正しい知識を伝える大人に向けた研修事業などを行ってきました。
次に、性被害が起こった後にセカンドレイプが発生しないようにするための取り組みです。正しい知識を普及するため、1つ目と同様の事業を展開してきました。
嬉しいことに、これら2つの課題解決については徐々に一緒に取り組む仲間が増えてきました。そのためソウレッジは「まだ誰かがやっていないけど課題解決に必要なこと」を中心におき、課題解決をさらに進めていきたいと考えています。
今後は「誰もが避妊を選択できる」ための取り組みに注力して活動をしています。誰もが自分の人生を選べるように、なにかを諦めなくて済むように。ソウレッジは今緊急避妊薬の無償提供「おひさまプロジェクト」を進めています。
↓おひさまプロジェクト(旧:わたしたちの緊急避妊薬)
上記おひさまプロジェクト(旧:わたしたちの緊急避妊薬)のクラウドファンディングは、CAMPFIRE寄付型クラウドファンディングで過去最高額・過去最高支援者数となりました。
安価で使いやすい避妊具を日本にも
私たちは、性犯罪の前後で傷つくことがない社会をつくります。その中で現在もっとも不足しているのは、「社会のボトルネックを理解し、そこを解消する人」です。現在そのボトルネックは、主に女性やセクシュアルマイノリティのリプロダクティブヘルスのための公費・私費ともに予算が少なく、その市場が小さいことだと考えています。
私たちは、妊娠する可能性がある人が自分で避妊をできる環境をつくるために、まずは基金を設立してギフティングという手法を用いて使用者の数(市場)を増やします。
その先には、避妊具を作る企業が増え、海外の製薬会社も参入し、日本に今までなかった使いやすい避妊具がもっと増える未来を想定しています。
学校以外でも性教育が行き届く環境整備
学校での性教育はプレイヤーが増えてきたので、私たちは今は力をいれていません。
私たちが次に見ているのは、「トー横キッズやグリ下の若者のように家出をして性の課題に直面している若者は学校に行っていない(場合も多い)」という課題です。
現在は、そのような場所で若者の支援をしている団体と連携して、現在は性教育への最初の1歩を緊急避妊薬をきっかけに届けています。
避妊具の普及で女性の地位はどのように変化するのか
この文章の中の女性という単語は(身体的に妊娠をする可能性がある人、と、女性として社会で扱われている人、の両方が含まれています。)
女性のスキル向上による活躍支援をしようとする会社や団体は沢山ありますが、生理や妊娠などの課題によってその「スキル向上」の段階にまで辿り着けていない女性が沢山います。
たとえば、学力テストを受けている女性の約4分の1は生理またはPMSがあり全力でテストを受けることができていない状態です。
またテスト期間まで含めると、生理によって何かしらの影響を受ける女性は半数を超します。さらに、「性交体験率は高校3年時点で男子が51.2%、女子が48.3%とほぼ5割に達している。
そのうち常に避妊をしているのは25%」(2022年12月 苫小牧泌尿器科クリニック林謙治氏ら苫小牧STD研究会の調査結果)という情報をもとに、
「妊娠などにより、目指していた大学やキャリアを諦める人が女性は男性と比較して多いのではないか?」
「現代では薬を活用したら極限まで減らしたり、コントロールしたりできる身体的性差のはずなのに、日本の制度が不足しているために、女性の能力は男性より低くて当たり前、という価値観が存在しているのではないか?」
という問いがあります。
つまり、スキル向上を目指す前に、避妊薬によって体調不良や妊娠不安を軽減することで、学生時代に羽がおられない女性が増え、さらにその先に女性リーダーになりたいと考えられる女性の人口が増え、女性の地位そのものの向上、そしてハラスメントや性犯罪などの女性差別やそれの軽視が減ることにつながると考えています。
ソウレッジが目指す社会に共感してくださった方は、ぜひ下記ページから、寄付かメンバーとして加わる形での応援よろしくお願いします!
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