格言・金言と呼ばれるもの、短い言葉の力

私が仕事をする上でいくつかの格言・金言と呼ばれるものを意識している。

やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ。(山本五十六元帥)

こういったものである。

この格言は若手の指導に対して常に自分が振舞うべき指針となって自らを律してくれる。

自分が定期的に引っ張り出してくるような格言は、身に染みて必要と感じている言葉だろう。

それらは反復して暗唱し、自身の行動と照らし合わせる事で、常に移ろいやすい自らの心と行動の道標となってくれるのだ。

暗唱するためには、短くて暗記できる必要がある。

逆に言えば、自らの経験で気を付けていることを端的に説明できるのであれば、それはあなただけの格言なのである。

私も周りの人間に伝えている言葉がある。

忙しい時ほど仕事をするな

これは、忙しい時ほど一度仕事の段取りを見直し、スケジュールを引き直せという事だ。

これは「忙しい時ほど一度仕事の段取りを見直し、スケジュールを引き直せ」としてもよいのだが、あえて「忙しい時ほど仕事をするな」という言い方にしている。

これは「忙しいのに仕事しないの?」という違和感をもって記憶に留めさせるのと、暗記しやすいように言葉を短くしたかったからだ。

このように独自の格言を作っておくと、まわりの人に伝えやすいのかもしれない。

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