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中京競馬場へ行ってきました!16:一口馬主日記~いつか俺も馬主に~173

1月30日(日)中京競馬場メインレース・GⅢシルクロードSが発走。
人気馬メイケイエールが逃げ馬の後ろを追走中、ピタリと折り合いがついていることに、どよめくスタンド。
そして、冷や汗をかくおっさんがひとり…(←おいら)

レースはメイケイエールが折り合ったまま4コーナーへ。
自分の本命ルッジェーロは、相変わらず後ろから4番手のインを追走したまま前を追っています。

場内のどよめきが収まらないまま、いよいよ馬群が直線コースへと入ってきました!
おそらく場内ほとんどの人の目が、逃げていたビアンフェと、2番手だったジャンダルムの間を抜け出そうとしてくる黒い帽子に注目する中、自分だけは後ろから追ってくる方の黒い帽子だけを見つめます。

一瞬、鞍上の団野騎手が外に出すような動きを見せますが、6番のお馬さんにかぶせられてしまい、インに抑え込まれてしまいます。

それなら…!
腹を括ったように、インコースにルッジェーロを誘導する団野騎手。

直線坂の攻防で、しかしながら内側には何頭ものお馬さんがびっしりと列を成しており、なかなか前が空きません(汗)

(おおーい!なんとか空いてええぇぇぇー!)

心の中で叫んでいると、気付けば周りからは大声が飛び交っています(汗)

「差せー!」
「そのままーーー!!」
「松山ーーー!!」

もうみんなコロナのことなんてすっかり忘れたように興奮し、思い思い叫びだし、なんだか以前の競馬場の雰囲気が戻ったよう。(←イカンがな汗)

まあ、みんなマスクだけはきちんとしてくれているので、大丈夫だとは思うんですけどね…

…と、一瞬スタンドの方に気を取られ、慌てて目線をコースに戻すと、残り200Mのハロン棒を過ぎて、ようやくルッジェーロが追い出す姿が目に飛び込んできました!

やっと前が開いたのです!

(たっぷり脚を温存できたぞ!飛んでこいっ!!)

祈りが通じたかのように、前との差をぐんぐん詰め始めます!
ただ、すでにトップスピードに乗っている他のお馬さんをかわすまでには至りません。

自分の目の前を馬群が通過していきます!
先頭には…なんと3番メイケイエールが!!

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4番ルッジェーロも、その後ろ7~8番手くらいまで上がってきています!

残りはすでに100Mを切っていますが、前の脚色もなかなか衰えません…
残念ながら、この辺で明らかにルッジェーロの追う脚色が鈍り、万事休す。

レースはそのまま、メイケイエールが先頭でゴールしました。

するとその瞬間、場内からは「うおおおおおお!!!!」というような雄叫びが自然発生。まさに「鬨の声」を上げるように、あちらこちらで大きなガッツポーズを作るファンの姿が見えます。

地元の名古屋競馬がオーナーの「メイケイ」エールですし、ここ数レースは折り合いをつけることに苦労して、大きなレースを取りこぼしてきましたから、ファンにとっては、地元重賞での久しぶりの勝利が本当に嬉しいのでしょう。

鞍上の池添騎手も、馬上でガッツポーズを繰り出しているのが見受けられ、さらに盛り上がるスタンド。
こころなしか、池添騎手も感極まっているように見えます。

ルッジェーロは…8着。
残念ながら、弟・ジルバーンの勝利に続くことはできませんでした。インに閉じ込められたまま、本当の実力を発揮できなかったように感じます。
よく頑張りましたが、道中ずっと同じ位置にいた10番ナランフレグが、4コーナーで思い切って大外に出し、最速の上がりで3着まで来たことを考えると、ちょっぴり悔しい負けでもありました。

場内は、メイケイエールの勝利に対して大きな拍手が鳴り止みません。
自分も「いいものを見せてもらったな…」という気持ちで拍手をし始めて、ふと気づいてしまったことがあり、改めて競馬新聞を取り出して確認してみると…

やはり、そうです!
メイケイエールの厩舎は、武英智厩舎。
つまり、メイケイエールはジルバーンの先輩馬だったのです…!!

2Rでのジルバーンの勝利は、兄であるルッジェーロの勝利フラグではなく、同じ厩舎の先輩・メイケイエールの勝利フラグだったのです。

なぜ、それに気づかたかったのだ…自分よ…(T_T)
そしてなぜ今気づいてしまうのだ…(T_T)(T_T)

次回へ続きます。

【現在の戦績】
11R中、的中2R(的中率18.18%)
購入額78,100円、払戻金41,730円(回収率53.43%)

以上、鶴岡一之介(鶴)でした。

(画像は、サイレンススズカの単勝馬券を誇らしげに掲げる…誰?!)

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