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一口馬主日記~いつか俺も馬主に~151

競馬歴30年弱。
これまで「たまに馬券を買う」→「そこそこ馬券を買う」→「がっつり馬券を買う」→「友だちとPOG(仮想馬主ゲーム)を始める」→「一口馬主をはじめる」と、順調に(?)競馬ライフのステップを上がってきましたが、この時点で「齢五十」を迎えてしまい、その次のステップ「リアル馬主になる」は死ぬまでに叶えることが出来るのかどうか…と不安になっていました。

そこでふと…思い出したのです。

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↑社台サラブレットクラブのカタログを申し込んだときに、一緒にやってきた「オーナーズ」のカタログたち。

「オーナーズ」というのは、いわゆる「共有馬主」とでも言えばいいのでしょうか。

馬主と一言で言っても、その経済事情は人それぞれです。
資格を持っていても、最近はなかなか取引価格もバブルっていますので、お馬さんを購入することが出来ず、「所有馬ゼロ」状態の馬主さんもいらっしゃるのではないでしょうか(あくまで想像)。

JRAの馬主さんの場合だと、競走馬を所有していない状態が1年以上経過してしまうと、その資格を剥奪されてしまうとか…(正確な情報かどうかはわかりません)

競馬界に人脈がなければ、簡単にお馬さんを買えるわけでもないでしょうし、資格を取ることと、実際に競走馬を所有することは、また別の大変さがあるんじゃないかと勝手に想像しているわけです。

そういうときの強い味方が、この「オーナーズ」らしいのです。

つまり、馬主資格を持っていても、競走馬を所有していない馬主に対し、一頭のお馬さんの所有権を、中央競馬オーナーズであれば「10口分」、地方競馬オーナーズであれば「20口分」に分割して販売してくれるもの…らしい。

そして「オーナーズ」のお馬さんの権利を一口でも持っていれば、それをもって「競走馬を所有している馬主」として認められるという制度(?)らしいのです。

つまり「一口馬主」の次のステップは、「リアル馬主」だと思っていたのですが、この間に「オーナーズ(=共有馬主)」があるらしいのです。

超良血馬で、購入するのに5000万円かかるお馬さんがいるとします。

一口馬主クラブで、このお馬さんの権利を一口所有するために必要な金額は、「40口」の社台・サンデーでは125万円、「400口」のキャロットでは12.5万円、「500口」のシルクでは10万円となります。
かなりお手頃価格(笑)になりますね。

これがリアル馬主であれば、もちろん5000万円を一人で支払わなければならないわけです。ちょっとしたマンションが買えちゃう(笑)

40口の社台・サンデーでの125万円か、1口(笑)の馬主での5000万か。
この間には、かなり大きな壁が立ちはだかっています。
そしてなかなか越えられそうもありません。

でも、実はこの間に10口のオーナーズが存在するわけです。
1口あたり500万。結構な車が買えちゃう金額ですが、それでも5000万に比べたら…(註:あくまで仮定の話で、実際に500万なら出せるとか、そういう類の話ではないです笑)

しかも、5000万円の良血馬を買おうと思っても、おそらく他の馬主と競合になるでしょうし、セリとかで買おうと思ったら、もっと金額が高騰してしまうでしょう…そもそも新参者の馬主に、そんな良血馬を売ってくれるとも思えませんしね。

オーナーズであれば、そんな心配もなく、一口馬主と同じように、カタログを見て出資するお馬さんを選べばいいんですから、その辺は気が楽です。
金額も予めはっきりしているのもありがたい。

では、「一口馬主をはじめる」の次のステップとして、「共有馬主になる」を挟んでからの、「リアル馬主になる」を目指す…ということでいいでしょうか?(←誰に聞いてるの?笑)

いや、ちょっと待て。
「一口馬主」と「共有馬主」には、大きな違いがありますよね?!

それは、「馬主資格が必要かどうか」ということです。

そもそも、私には馬主資格が取れるのでしょうか?…

次回へ続きます。

以上、鶴岡一之介(鶴)でした。

(画像は、中山競馬場内回りの向こう正面を走るお馬さんたち)

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