ジルバーン３走目：一口馬主日記～いつか俺も馬主に～143

遡ること約１ヶ月前。
私は舞浜アンフィシアターの入口前から、毎日20時になると打ち上がるディズニーランドの花火を見上げていました。

この日は、娘が毎週通っているダンススクールの発表会のリハーサル。
平日の夜ですが、仕事終わりで急いで舞浜までやってきました。

明日の本番は、運営側が撮影する公式のカメラマンしか、動画や写真の撮影が認められません。ただし、前日リハーサルなら、撮影の許可が出ていますので、妻と二人でステージ前にかぶりつきながら、ハンディービデオとスマホを掲げて撮影。

無事に娘のチームが登場する直前に会場に到着し、撮影も無事に済んだので、娘の帰り支度を待つ間、ちょうど打ち上がった花火を見上げている…というわけです。

やがて娘が着替えを終えてやってきましたので、イクスピアリで簡単な夕ご飯を済ませ、帰りの電車に乗りました。

時刻は間もなく22時。
本番の明日は土曜日ですが、今日は金曜日。
学校終わりで急いで舞浜に駆けつけ、緊張のリハーサルを終えた娘はぐったりと疲れています。

しかも、ディズニーランドの目の前までやってきているのに、今日も明日もディズニーランドには行けないという理不尽さ（小３の娘にとっては）。

リハーサルを終えてホッとしているのと、明日の本番を控えて緊張しているのと、それに疲れや理不尽さが一遍に襲ってきて、何だったら娘はもう泣きそうになってます(T_T)

「待て待て待て待て…！」

こんなところ（電車の中）で泣き出されたらたまりません。
一計を案じ、慌てて、ディズニーランドの公式アプリから、チケットサイトを覗いてみます。

すると…１月８日（土）のディズニーランドにキャンセルが出たようで、チケットが買えるようです！
規制入場を行っているため、事前の予約が必須になってから、なかなかチケットが取れない…でお馴染みでしたので、まさかこんな時間にチケットが買えるとは、まったく考えてもいませんでした。

ダメ元でも、試してみるもんですね。

地下鉄の中なので、通信状況が安定せず、なかなかスムーズにアプリが動いてくれませんが、自宅近くの駅に着く頃には、何とか予約手続きが完了。
娘にそれを告げると、

「ディズニーランドに行けるの？？３年ぶりだよ！」…と歓喜の笑顔。

半泣きだったのに、現金なものです（笑）
それにしても、いつからディズニーランドに行っていなかったのか、きちんと把握している娘に慄きました…

まあ、ここのところ競馬やら推し活やらで、あまり子どもの遊び相手も出来ていなかったので（←父親としてどうなん？！）、たまには家族孝行が出来るのは良かった。

ディズニーランド大好きな妻と息子も、大層喜んでくれました。

「熱出したりしたら行けなくなるから、感染予防を引き続き徹底するぞ！」
「おおー！」
「おおー！」
「おおー！」

…と珍しく我が家は結束し、そして2021年が暮れていきました。

何の話かって？…もちろん、競馬の話です（笑）

年末が押し迫った頃、netkeibaから「お気に入り馬情報」メールがやってきました。
なんと、年明け最初の開催日・１月５日に、我が愛馬・ジルバーンの出走が想定されているというのです。しかも、ダート戦に…

確かに、前走後の横山ノリさんは「ダートを試してもいいかもしれませんね」と言っていましたが、血統的にも芝のほうが向いていそうですし、体重も軽くてパワーもそんなにある方ではなさそうですから、（ダートはないだろう）って正直思ってました。

ジルバーンへの出資を勧めてくれた件の友人に電話した際にも、「ダートは無理やろなー」と言ってましたし。

それでも、ベテランジョッキーの進言ですし、ダメ元で一度ダートを使ってみよう！…ということになったんでしょうか。

さっそく、社台サラブレットクラブのWEBサイトに行ってみましたが、「年明けのレースを目標に進めていきます」という調教師のコメントが載っているだけで、特に次走の予定については触れられていませんでした。
年末年始休暇に入ってしまったこともあり、それ以降の更新がありません。

果たして…と思っていたら、確定した１月５日の出走馬の中に、ジルバーンの名前はナシ。
さすがにダートはやめたんでしょう。

…と油断していた１月５日当日、社台のWEBサイトが更新され、そこに驚きのコメントが！

「今週1月8日(土)中京3R･ダート1800m戦に横山典騎手56kgで出走を予定しています。」

その日は…ディズニーランドへ行く日ですがな！！

…と驚いたところで、次回へ続きます。

以上、鶴岡一之介（鶴）でした。

（画像は、中山競馬場のコース）