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一口馬主とお金の話3:一口馬主日記~いつか俺も馬主に~183

閑話休題。
話を少し戻しまして、お金の話の続きです。

昨年9月26日の新馬戦で、ジルバーンは8着に敗れたものの、1口あたり17,365円の分配があった…という話をさせていただきました。

8着ですから、賞金は出ないはずです。
ではなぜ、分配があったのか…明細を見てみると、そこには「出走奨励賞」と「特別出走手当」という文字がありました。

「出走奨励賞」420,000円
「特別出走手当」453,000円

…という金額が記載されています。
これは一体何なんでしょうか?

久しぶりに、社台サラブレットクラブの募集パンフレットを引っ張り出して、一番最後のページに記載されている「2021年度賞金体系と諸手当等(中央競馬)」というページを見てみます。

募集時に目を通そうと思ったのですが、あまりに細かくて、読むのをやめてしまったページです(汗)

まず「出走奨励賞」とは何か?!
6着馬~10着馬(重賞と平地OP競争以外は8着馬まで)に対して交付されるもの…だそうです。

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ジルバーンは新馬戦8着ですから…1着賞金に対して6%が交付される、ということのようです。

2歳新馬戦の1着賞金は700万円。
その6%というと、420,000円ですから、これが交付されているので間違いはないようです。

…だとしたら、11頭立てだったとは言え、離れた後方からの追走だったにもかかわらず、最後8着まで差してきたジルバーンの頑張りは、出資している会員としては本当に頭が下がります。
9着だったら、1円も入ってこなかったわけですから。
(あとでJRAのWEBサイトで確認してみたところ、現在は9着までもらえるようです)

そして「特別出走手当」ですが、これが正直良くわかりません。

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理由はよく分かりませんが、出走したらお金くれるんですね(笑)
しかも、重賞でも新馬・未勝利戦でも、大して金額が変わりません。

ジルバーンの場合、新馬戦の423,000円に加え、2歳戦ということでさらに30,000円が上乗せされましたので、453,000円。
金額としては、これで辻褄が合っています。
ただ、理由はどこにも書いてありません(笑)

気になって、JRAのWEBサイトも見に行ってみましたが、こちらにも理由は書いてありませんでした。

とにかく、JRAの競争に出走すれば、ほぼ何らかのお金はもらえる、ということのようです。

そして、一口馬主に対しても、賞金以外に交付されたこれらの金額についても、きちんと出資口数に応じて分配される、ということがわかりました。

ちなみに、ジルバーンが2走目で未勝利戦6着に敗れた際にも、同様に「出走奨励賞」と「特別出走手当」は支払われました。

出資しているお馬さんが、元気に健康であり、疲れ知らずでバンバン出走してくれたら、それだけで出資金額の元は取れてしまうのかもしれません!…と一瞬考えましたが、まあそんなわけはないですよね(汗)

なぜなら、賞金や交付金が支払われない月ももちろんありますし、そもそもレースに出走しようがしまいが、毎月何らかのお金は支払い続けているわけです。
最初に出資金を支払って終わり…というわけではないんですよね。

次回は、一口馬主のコストについて、きちんと計算してみようと思います。

次回へ続きます。

以上、鶴岡一之介(鶴)でした。

(画像は、しばらくジルバーンの姿です笑)

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