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演技講座

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弦巻楽団が2013年から開講している演技講座の情報をアップします。年齢や経験もさまざまな参加者が協働して舞台を作り上げます。
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2023年3月の記事一覧

【レポート】50歳過ぎて舞台に立つ:「大人の学び直し」としての演技講座(種村剛さん)

先日の発表公演『ヴェニスの商人』をもって、2022年度の演技講座が終了しました。 約15名の講座生の中には、学校に演劇部がなく表現の場を探す高校生、子育てと両立した活動を目指す主婦、50代にして初舞台に挑戦となる方など、様々な背景を持った方が参加していました。 今回は、1年間講座に参加した種村剛さん(北海道大学・教員)よりご本人の許可を得て、参加振り返りレポートを公開いたします。 1. はじめに私は2022年から大学でリカレント教育に携わることになりました。リカレント教

【受講生募集】2023年度演劇研究講座(演技・戯曲)受講生募集のご案内

弦巻楽団が通年開講している「演劇研究講座」。2023年度の受講生を募集します! 演劇研究講座は、「①演技講座」「②戯曲講座」の2コースがあります。どちらのコースも中学生以上なら経験問わずに受講いただけます。 仕事や学校と両立しながら本格的な演劇づくりを学べる場としてご好評いただいており、これまでの受講生は延べ200名を超えます。 皆さまからのご応募お待ちしております! ①演技講座について通年で演技を学び、体験する講座です。中学生以上であれば演劇未経験でも受講いただけま

【レポート】『ヴェニスの商人』と差別について、稽古場で話し合ったこと(種村剛さん)

現在弦巻楽団演技講座では、2023年3月25日〜26日に上演予定のシェイクスピア『ヴェニスの商人』に向けて、準備を進めています。 『ヴェニスの商人』の見どころの一つは、ユダヤ教徒の高利貸しシャイロックとキリスト教徒のアントーニオらの関係です。本作品でアントーニオは、シャイロックがユダヤ人の金貸しであることを理由に「唾を吐きかけ」「足蹴に」します。シャイロックはアントーニオへの憎悪から、借金の担保としてアントーニオの肉1ポンドを要求します。 ある日の稽古で、劇中の差別につい

感染拡大防止策についてのお知らせ|演技講座『ヴェニスの商人』3/25〜26

弦巻楽団は現在次回公演『ヴェニスの商人』に向けて、札幌市内の感染状況に注意しつつ、公演準備を進めています。 公演が近づいてまいりましたので、当公演の感染拡大防止策について、いま一度お知らせいたします。 お客様へのお願い会場へは、マスクを着用してご来場いただきますようお願いいたします。上演中もマスクをつけたままのご観劇をお願いします。 入場時に、検温と手指消毒のご協力をお願いします。検温は、非接触体温計を用いて行います。37.5度以上の発熱が確認された方は入場をお断りしま

弦巻楽団演技講座の参加にあたってのガイドライン

弦巻楽団演技講座は、集団創作を通して、演技を学び、体験する場所です。 安心して演劇づくりに取り組めるように、下記を必ずご確認ください。 演技講座の取り組み1、身体を動かし、大声で発声します 演技講座で取り組むワークショップや作品の稽古では、身体を動かしたり、大声で発声したりすることがあります。また、他の共演者との身体接触がともなう場合があります。取り組む中で、不安感や心配を感じた場合は、すぐにお申し出ください。 2、講座時間外でも脚本を読み、公演の準備をします 講座の

【レポート】舞台上で自由になるためのワークショップ(講師:横尾圭亮さん)を開催しました!

はじめまして!弦巻楽団演技講座受講生の阿部藍子です。弦巻楽団演技講座3学期発表公演「舞台に立つ」の一環として、スタッフワークのひとつである「制作」に取り組んでいます。 今回は制作チームで企画した「舞台上で自由になるためのワークショップ」の運営を行いました。 講師は、ロシアの大学・大学院で演劇の専門教育を修め帰国後スタニスラフスキーシステムをベースとした演劇教育を行っている横尾圭亮さん。 せっかく東京から素晴らしい講師をお呼びするのだから、みなさんで分け合わない手はない!と