見出し画像

流産を経験して

こんにちは、つるこめまんじゅう🌀です。
最近自分の身に起こった流産の経験を書こうと思います。

もともと家族計画は子供3人の予定でした。
不妊ぎみだったのもあり、年齢的にも早く3人目が欲しいと思い、生理が戻ってからはすぐに妊活始めました。

妊活をはじめて1回目、2回目共に生理が5日ほど遅れたので、どちらももしかして妊娠したかも?と思っていましたが、遅れて生理がやってきてガッカリしました。
産後の生理不順はよくあることのようです。
3回目は5日以上遅れ、体温もぽかぽかしていたので生理予定日の7日後に妊娠検査薬で陽性を確認、
その1週間後には心拍わかるかなと思い産婦人科を予約しました。
しかし、6週のはずが5週と言われ、成長が遅れているのか、排卵日が遅れていたのか、判断できないと言われました。
その時のエコー写真が表紙のものです。
真ん中の黒い丸いのが胎嚢です。

その3日後のこと、夕方出血がありました。
流産という言葉が頭をよぎりました。
慌てて病院に電話をしたところ、
何週か、(6週でした)
いつから出血したか、(夕方17時ごろ)
出血量はどのぐらいか、(少量でした)
色は何色か、(赤色〜茶色でした)
痛みはあるか、(少し下腹部痛があるような)
など聞かれました。
一晩様子を見て、続くようなら明日朝電話してから受診してくださいとのことでした。

夜のこと、やはり何度か出血してしまい、泣きながらシャワーを浴びました。
次の日の朝、
会社に午前中お休みする旨を連絡、
病院に連絡、
子供達を保育園に送り、
病院に向かいました。
予約なしなので1時間ほど待たされましたが、ちゃんと呼んでくれました。
すぐに内診、
沈黙が流れる診察室
エコー見ますか?と言ってくださり、見せてもらいました。
赤ちゃんはまだお腹の中にいましたが、
子宮頸管といって出口に近い部分に留まっていました。
先生がおっしゃるには、
血液と一緒に流れてきていて
ここに留まって着床して成長してしまうと、
大出血で子宮全摘出になる可能性があると。
むしろ取ってしまったほうがいいと。
そう言われました。
診察台の上で悲しくて辛くて涙が溢れました
その場で麻酔なしで赤ちゃんは摘出されました。
痛かったし辛かった
一目も見れずに病理検査へ連れて行かれるそうでした。

診断は6週進行流産
流産の手術として掻爬処置をされました。

7人に1人
流産を経験される女性の割合です。
初期流産はほとんどの場合、受精卵の遺伝子異常が原因と言われています。
年齢も関係ない、
誰も悪くない、
安静にしてたからって防げたものではない、
もともと神様が決めたこと

そういう風に先生はおっしゃっていました。

私の場合は初期だったので、
1ヶ月後に生理が来たら、次の子作りを始めていいですよ
と言われました。

泣きながら診察室を出ると、
当然ですが産婦人科のため、
待合室にはお腹の大きい妊婦さんやご夫婦が待っていました。
幸せそうで、羨ましくて、眩しくて、
直視できませんでした。

ああ、私は1回目も2回目も、正常な妊娠出産だったから、
今まで気が付かなかったんだ
こうして色んな事情で色んな思いを抱えて
みんなここに来ていたんだって
今回初めて気付かされたのでした。
もちろん1人目も2人目も不安はあったけど、
それとはまた違うものでした。

手術したので15分休んでから気を付けて帰るようにと言われました

子宮収縮を助ける薬と
抗生剤を処方され、
徒歩で帰りました。
辛いのは産後にもらった薬と同じ。当たり前ですが…

お医者様は運動はしない方がいいと言っていましたがそれ以外に関しては特に何も言っておらず、
午後は在宅勤務をしました。
もともと旦那さんが出張で不在となるため、
旦那さんの両親が手伝いに来てくれることになっていました。
子供達のお迎えに代わりに行ってくれました。
逆に気を張ってしまい、頑張ってしまいました。
気が動転しており、
職場の上長含め仕事に関係する5名に
流産であったことを一斉送信してしまいました。
後で、上長からこっそりと、
こういったデリケートなことはわざわざ、複数名宛にオープンにしなくていいよと注意してくださいました。
言ってくださりありがたいことでした

次の日、朝目が覚めると目眩で起き上がれませんでした。
これは車の運転はできそうにないなと思い、出社を諦めました。
しかし、大事な発表があったため、頑張って午後は仕事をしました。
二日後にはさらに代わりの効かない発表があり、
そのための資料作りをしました。
もう目がぐるぐる回って、本当にきつかった
術後がこんなに大変と思っておらず、甘かった…
ネットで調べると少なくとも3日は会社を休んでいる人がほとんど。普通は1週間は休むそう。
さっさと休めばよかったのに休めなかった自分に、過去に戻って説教したい。

自分の母親も遠方から心配で来てくれた。
もう身体を休めた方がよいと、力になってくれました。
実母は術後1週間は休むように言って帰って行きました。
身体の回復もそうだけど、精神的な回復に時間がかかり、なんとも辛いものがありました

辛すぎて学生時代一番仲良かったお友達に連絡しました。
悲しい気持ちを受けとめて、
私の整理しきれない気持ちや思いを代弁してくれるような、
とても温かい言葉をかけてくれました。
その子は、
自分だったらこっそり赤ちゃんに名前をつけて、誰にもいわないけど、自分の中で自分の子供として秘密のきょうだいだということにすると思うと話してくれました。
私もそうしよう、と思い、名前をつけました。
娘に聞いたら男の子だと言うので、そうなのかなと思いました。
お友達には連絡して本当に良かったと思いました。

おまけ、
ふと、医療保険に入っていたのを思い出し、カスタマーサポートに電話をかけてみると、
何と手術の保険金がおりるとのこと。
一般的に妊娠出産は保険適用外ですが、
流産手術の場合は保険適用になるためだそうです。

同じ流産でも、中期や後期ではもっと体にも負担が多く、きっと精神的にも辛いのでしょう…
今回は妊娠を望んでいたので、細かくチェックができて本当によかったです。
気が付かず放っておいたら子宮全摘出になっていたかもと思うと本当に恐ろしいです。
すぐに病院に連絡して受診できて良かったです。
エコー写真は受診が早すぎて心拍確認できていませんが、もしあの時受診していなかったら写真に残らなかったので、受診して良かったです。

みなさんも妊娠中の出血は軽視せず、心配なら病院を受診すべきと思います。
心配しすぎ、ぐらいで良いと思います。
それで安心してよく寝られるならその方が絶対いいです。
大したことなくても、
大したことなくて良かったね、ってなればいいんです。

世の中の妊婦さんが、どうか無事に出産を迎えられますように…
心から願います


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?