極楽浄土ニアリーイコール秘密基地
Twitterをしていると、現実ではなかなか関りを持てないような人とのご縁ができるものです。
物理的な距離もそうですし、年齢、職業、趣味、あるいは思想や置かれている状況など、現実生活ではなんら共通点の見えない人間同士が一つの話題をきっかけに、対等に仲良くできるなんて、なんと面白いことでしょう。
今日はそんなフォロワーさんの一人(22歳イケメン・多分イケメン・私の中では圧倒的イケメン)から頂いたnoteのお題【秘密基地】について書いてみたいと思います。
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古来から人間の欲求は、宗教者であったり心理学者であったり、あるいは哲学者によってさまざまな分類がされてきました。三大欲求やら五段階欲求やらいろいろありますが、優先順位は低いけれども老若男女が必ず持っているのが【秘密基地欲求】だと思います。
ここで述べる【秘密基地】について定義付けを『自分にとって居心地が良く、心許せる人にしか入館許可を与えない、秘密の場所』とします。
ほら、もうワクワクしません?
その空間に据えるものは完全に自分の判断に委ねられます。自分が『良い』と思ったものが『良く』て、『ナシ』って思ったら『ナシ』なんです。もちろん、その上で誰に迷惑をかけることもありません。
ちなみに仏教の極楽は、
極楽という仏土は広々としていて、辺際のない世界であり、地下や地上や虚空の荘厳は微をきわめ、妙をきわめている。この浄土にある華池や宝楼、宝閣などの建物もまた浄土の宝樹も、みな金銀珠玉をちりばめ、七宝乃至は百千万の宝をもって厳飾されている。しかも、それらは実に清浄であり、光明赫灼と輝いている。衣服や飯食は人々の意のままに得ることができ、寒からず暑からず、気候は調和し、本当に住み心地のよいところである。また、聞こえてくる音声は、常に妙法を説くがごとく、水鳥樹林も仏の妙説と共に法音をのべる。したがって、この浄土には一切の苦はなく、ただ楽のみがある。(wikipediaより抜粋)
とのことなので、秘密基地は極楽浄土の上位互換なんじゃないかとさえ思ってます。この様子ですときっと極楽浄土でも人間関係って生まれるし、金銀珠玉をちりばめらた楼閣よりも、かわいい雑貨があった方が良くないですか?
大人になると、つい経済的な観点から秘密基地の維持費等について目を向けてしまいがちですが、本来、秘密基地は小学生でも持てるものです。
私も小学生のころ秘密基地があって、よく分からないプラスチックの箱をイスにしたり、シャベルで穴をほって、なぜかそこにお気に入りの石を10個くらい置いていました。
とはいえ大人になると、土地には所有権があることを知り、むやみやたらに穴を掘ってお気に入りの石を置いてはいけないことくらい分かるようになります。
そこで本来の秘密基地の機能である『自分にとって居心地が良く、心許せる人にしか入館許可を与えない、秘密の場所』を実現できる場についてもう一度考えると、私にとってはそれがTwitterなんだなぁと。少なくとも私のタイムラインではそれが実現できています。
多くのSNSは発信することを軸に考えられがちですが、秘密基地としての機能を持ちます。私は、私なりの基準をもって、心許せる人と相互フォローしているつもりです。その内部で繰り返されるわちゃわちゃは、秘密でも何でもありませんが、居心地が良く、そこからまた秘密基地が拡大していきます。
つまり、私はTwitterを開くとき、秘密基地に戻っていて、なおかつそこは極楽浄土以上の場所なのです(暴論)。
ありがたやありがたや。
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