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2機目:「beの肩書き」

「beの肩書き」(兼松佳宏 グリーンズ出版)

1機目の「続・ゆっくり、いそげ」からのbe動詞つながりで。
「doの肩書き」から「beの肩書き」へ。
2機目、乗り込んでみましょう。

~~~ここからメモ

そもそも肩書きの役割とは、自分と他者とのコミュニケーションをより円滑にするために、自分のことについて端的に知ってもらうための糸口を提供することです。

セラピストとしての運転手さん。職人としての運転手さん。
doは同じだったとしても、ひとりひとりのbeは違うのです。

肩書きを与えるのは誰か?
「夢を叶える」とはどういうことか?

かつて「小説家になりたい」という夢を持っていたけれど、いまは別の仕事をしている、という方であっても、「商品開発担当」として商品のストーリーを組み立てたり、「保育士」としてオリジナルな絵本をつくったりしているとしたら、その夢は叶っていると言えるかもしれません。

doの肩書き×beの肩書きの意外な組み合わせこそ、ひとりひとりの個性そのものなのです。

デザイナーである限り、変わり続けなきゃならない宿命がある。

「一生続けたい」と思えるくらい好きな分野で、具体的ニーズがあって、勝手に解釈される可能性がある肩書き。それが発酵デザイナー。

僕自身が発酵デザイナーとは何なのかよくわかっていなくて。年に一度くらいアップデートしている。

「そもそも自分とは何か」という問い自体が無効化されていく。

~~~ここまでメモ

うわー!って(笑)
言語化できない(笑)

問いに詰まっているなあと。「肩書き」とか「夢を叶える」っていう意味が変わってきているのだと。

小倉ヒラクさんの「発酵デザイナー」っていう肩書自体が問いになっているし、その問いの答え方によって、いろんな仕事が生まれていくんだなと。「仕事をつくる」ってそういうことなのか、と。

昔の「肩書き」って(今もそうかもしれないけど)、そんなに変わらないことを前提につけている。それが「doの肩書き」なんだろうな。

いま、doは変わりゆく。同じことをずっとやっているっていうのは、なかなかない。それを「13歳のハローワーク」は「プロフェッショナル」と呼んだのだろうけど。だからこそ、いま、人は「beの肩書き」を必要としている。

夢の叶え方、としても、その仕事そのものっていうことじゃなくて、上に書いてあるような「小説家」とか。

そういえば、僕も小学生のときに、「つくば科学万博」に何度か行って、化学者になりたかったなあと。実験室で白衣来て、試薬を混ぜ合わせるやつ。
で、爆発してドリフみたいな頭になるの。(笑)

それって今でいうところの「本屋」かもしれないですよね。人と本や人と人を本屋の中で混ぜ合わせたいのですよ。大学生と田舎とか、いろんな試薬を混ぜ合わせたい。

意外に、beの肩書きへと落とし込んでいけば、人は一貫している、というより、一貫せざるを得ないんじゃないか、って思った。そうすると、僕自身のbeの肩書きはなんだろう?っていう問い。

特に小倉ヒラクさんのところはめちゃめちゃよかったなあ。

★「そもそも自分とは何か?」という問い自体が無効化されていく★

そういう状態にあることを、人は天職というか、「天職にある」と感じるのかもしれない。

「自己分析」をひたすらやりながら、「自分ってなんだろう?」って問いかけるよりも、その問い自体が無効化される瞬間ってなんだろう?っていう問いを得ること。

そんな2機目のヘリコプターです。

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