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ドラッグストアで働く『薬剤師』さんを知っていますか? — 第16回ツルハグループ学術発表大会のレポート

初秋の札幌で、第16回ツルハグループ学術発表大会が開催されました。全国のツルハグループ各店舗から選び抜かれた15組の薬剤師さんたちが集まり、日頃の研究成果を発表するこの大会。取材を通して見えてきたのは、セルフメディケーションの最前線を開拓する『薬剤師』さんたちの熱い日常でした。




2024年9月29日、集合時間の午前8時30分。札幌駅から徒歩で5分ほどにあるオフィスビル「アスティ45」の16階に到着すると、すでに運営スタッフが集合し大会の準備を進めていました。スタッフはZoomでの配信チームを除く全員がツルハグループの社員。それぞれが役割をもってテキパキと動いています。聞くところによると、2009年の初回からずっと、 運営はツルハグループ内のスタッフで行っているとのこと。


ツルハグループ学術発表大会とは


今回の運営責任者、株式会社ツルハホールディングス グループ調剤薬事部 学術・DI担当のまつい さんに、まずはこの大会の概要について質問してみました。

——ツルハグループ学術発表大会とはそもそもどんな大会なんですか

まつい:
全国のツルハグループドラッグストア各店舗で働く薬剤師が、日頃の研究成果を発表する場として2009年から開催している大会です。毎回、地区ごとに開かれる調査研究セミナーという予選会から選ばれた優秀な演題が、この学術発表大会で披露されます。今年は50演題の中から勝ち残った15演題がこの場で発表される予定です。全国の薬学系大学から8名の先生を審査委員としてお招きし、審査と講評をいただき、表彰式も行います。 

お話を伺った 株式会社ツルハホールディングス グループ調剤薬事部 学術・DI担当 まついさん


——薬剤師さんって、店舗でお薬の相談にのってくれる、あの方たちですか?

まつい:
そうです。店舗での接客や調剤業務とは別に、今日発表するような調査研究を行ったり、論文を書いたりしています。一人ひとりのスキルアップにも繋がりますし、グループとしてはサービスの向上、ひいては社会への貢献につながるとても重要な取り組みです。


——普段の業務に加えて、研究というのはとても大変そうに聞こえます

まつい:
本当にそうですね。みなさん忙しい業務の合間を縫って、調査研究を行って発表の準備をしています。本日の登壇者にお話を聞いてはいかがでしょうか?



そう薦められて、5名の薬剤師さんに直接インタビューすることができました。


発表者へのインタビュー

1:つぼうちさん(くすりの福太郎)
演題名:患者ニーズから見るオンライン服薬指導の在り方と薬剤師側の課題の検討

真剣なまなざしで聴衆へ語りかけるつぼうちさん

——どうしてこの大会に出場しようと思ったんですか?

つぼうち:
入社してから、自分の勉強のためと思って、外部で行われている薬剤師会が開催する学術大会などに何度か参加していました。そこで自分と同じような年代の薬剤師たちが積極的に発表している様子を見て、いつか自分にもそういう機会があれば挑戦してみようと思っていました。


——すごい積極性ですね。研究テーマはどのように決めたんですか?

つぼうち:
私の場合は、患者様との対話から生まれた問題意識を、研究のテーマとしました。COVID-19が流行り始めてから、家から出られない患者様に、通常は対面で行う服薬指導を非対面で行う『オンライン服薬指導』というものが始まりました。これまでにない新しい取り組みでしたので、当初は私たちも患者様も、実際のところどういう対応が正解なのかわからず、探り探り行っていました。とはいえ、きっとこれは医療の中でより必要とされる分野になるという実感や、周りにも同じような問題意識をもっている同僚がいたことなどから、これを研究のテーマにしようと決めました。


——普段の仕事の内容が直接研究のテーマになったというわけですね。今回取り組んでみて、良かったと思うことはありますか?

つぼうち:
こういう場に立たせていただくのは今回が初めてなんですが、研究を進めていくなかで、たくさんの方々にご協力をいただき、薬剤師の先輩や後輩からいろいろな話を伺うこともできて、視野が広がり学びが深まったと感じています。また、以前より業務上でのコミュニケーションも増えて、横や縦のつながりも強くなり、仕事がしやすくなりました。


——それは大きな成果ですね。発表も頑張ってください。

つぼうち:
はい、ありがとうございます。



こうした発表の場に立つのは初めてとのことで、とても緊張していましたが、それを上回る自信やわくわく感が伝わってきました。きっと自分たちの取り組んできた研究に、自信を持っているからですね。


2:きくちさん(ツルハ)
演題名:当社を利用する顧客と店舗従業員に対する薬剤師の口腔ケアに関する対面指導の有効性

研究成果への自信がうかがえるきくちさんの発表


——仕事の忙しい合間を縫っての調査研究。そのモチベーションはどこにあるんですか?

きくち:
そうですね、研究に取り組むことが直接的に、患者様や店舗にご来客いただいている方のためになるというのが一番大きいですね。昨年、ツルハファミリーフェスタというお客様との交流イベントで開いた健康相談窓口にいらっしゃった多くの方が、口腔症状に悩んでおられました。今回の演題は、そういう方のためになればいいなと思って研究した成果です。


——現場で聞いた声に応える研究ですか。でも、課題を見つけてもなかなかこういう場で発表しようとはならないですよね?

きくち:
はい、私もどちらかというと、こうした発表の場は緊張してしまいますし苦手なタイプなんですが、私が勤務する薬局の地区責任者から声をかけていただき、薬局長や職場のみんなから背中を押してもらって発表を決めたという感じです。


——みんなの協力あってこそというわけですね。実際に取り組んでみて、どうですか?

きくち:
この研究がきっかけで、私のエリアに所属する他の薬剤師の方たちも、口腔ケアについて学ぶ機会が増えて行くのを見て、やってよかったなと感じています。社外の学会で発表する場もあるので、より広がっていけば良いなと思っています。


——目標はありますか?

きくち:
やはり、ドラッグストアに居る薬剤師というポジションを活かした研究をしていきたいですね。私たちの強みは、処方薬の調剤だけでなく、予防のために店頭で販売しているケア製品を併せておすすめできることです。患者様のセルフメディケーションを積極的にサポートすることで見えてくる課題というものがあるはずです。これからもドラッグストアのメリットを活かした研究をつづけていきたいと思います。


3:かけたにさん(レデイ薬局)
演題名:HbA1c目標値認知度の実態調査とそれに関連する要因についての検討

かけたにさんの演題にある HbA1c とは過去1~2ヶ月間の血糖値を示すもので、糖尿病の診断や治療の指標となるものとのこと


——とても難しい演題名ですが、どういう研究なんですか?

かけたに:
簡単に言うと、お薬手帳の持参率が糖尿病患者様の治療に対する理解度や、治療に前向きに取り組むためのモチベーションに繋がるのでは?という研究です。
糖尿病患者様と対話していると、中にはやっぱり自分の病気についてあまり前向きに考えることができない方だったり、薬を飲みたくないと思ってしまう方がいます。
そういう方のためにお薬手帳を活用していくことで、自分の目標とする検査値を把握して前向きに治療に取り組む等、何か良いアプローチができないかなという、日常の取り組みのまとめみたいなものですね。


——研究発表することに決めたのはなぜですか?

かけたに:
これまで毎年、この学術発表大会の取り組みを見てきたんですが、それぞれが自分の見つけた問題や課題を解決していく様子をみて、凄いなと感じると共に、だんだんと自分もできるかもしれないと思うようになっていきました。きっとそれが大切なんだと思うんです。何かしらの発表をすることで、それを見た別の人がそこから着想を得て、さらに良いアイデアだったり解決策を見つけるかもしれない。そういう連鎖が起きると良いなと思っています。


——とても良いですね。これからも研究を続けられますか?

かけたに:
はい。薬剤師として地域の方々と関わる機会が多いのが薬局であり、ドラッグストアだと思います。現場の患者様に一番近いところから、ふとしたときにぽろっと出る悩みや意見を拾いあげて、問題提起したり解決につなげていくことができるように、これからも取り組んでいきたいと思っています。


4:えんどうさん(ウェルネス薬局)
演題名:新型コロナウイルス感染症治療ゾコーバ®錠125mgにおける併用薬と副作用情報の実態

インタビュー時とは一変してとても落ち着いた表情で発表するえんどうさん


——やる気に満ちあふれているのが伝わってきますね。意気込みを聞かせてください

えんどう:
はい、やるからには全力でやりたいという気持ちがあるので。
学生の頃から学会での発表にも興味がありましたし、人前に立つのも割と好きなので、できるならしっかりと目立ちたいという気持ちもあります。


——学生時代には発表はされなかったんですか?

えんどう:
その頃は、自分で発表するというところまでは行きませんでした。でも働き始めてから、こういう機会があることを知って、周りの方にも助けられてここまでくることができました。


——準備は大変でしたか?

えんどう:
実際、休みの日もほとんど資料作りや練習に充てました。今まで資料作りなんてやったことが無かったんですが、だんだんと作れるようになっていって、自分のプラスになっていることを実感しながら楽しんで準備することができました。


——実際に研究に取り組んで、気づいたことなどはありますか?

えんどう:
私の研究では、患者様に薬を渡したあとで、後日体調の変化がなかったかなどの状況を確認するためにフォローアップをたくさん行いました。中には薬に興味のない方もいらっしゃって、後日連絡は難しいかなと思ったのですが、理由を説明して提案すると、全然嫌がられることもなく受け入れてくださるケースが多かったのが印象的でした。これからも患者様の利益になることは積極的に提案していこうと思います。


5:ほんださん(杏林堂薬局)
演題名:薬局・ドラッグストアにおける女性アスリートサポートに関する検討~スポーツファーマシストの活動から見えてきた課題~

昨年の受賞をうけさらに磨きのかかったほんださんのプレゼンテーション


——演題にあるスポーツファーマシストとはなんですか?

ほんだ:
アスリートが薬を服用する際に、意図しないドーピングとならないように、専門的な観点からアドバイスをする薬剤師の専門資格です。特に私はドラッグストアで働いていますので、店頭で誰でも買える医薬品の中に潜むドーピングの可能性にも注目して活動しています。


——とても大切なお仕事ですね。ほんださんは昨年も異なるテーマで発表されて、優秀賞と社長賞を取られたとお聞きしました。入社してからずっとこうした活動をしてこられたんですか?

ほんだ:
いいえ、全然です。3人子どもがいるんですけど、産休育休をしては復帰するということを繰り返していたので、子育てに忙しくて、勉強に多くの時間を割くのはやっぱり難しくて。最近になって落ち着いて、それまでのいろいろな経験や学びを振り返って、これから何を学ぼう、どうやって還元しよう、と考えて女性のヘルスケアに関わる活動をはじめました。


——2年連続で発表までされる、そのモチベーションはどこにあるんですか?

ほんだ:
そうですね、とりあえずはやりたいという気持ちがあります。知らないから困る、知識があれば解決する場面って、いろんな人にあると思うんです。私は自分が勉強して知ったことを、少しでも誰かに伝えたいという思いがあります。それに気づいた人が、次のアクションに移ることができるような、そういう関わり方をしたいと思っていて。それがモチベーションですね。


——実際にその効果は感じていますか?

ほんだ:
自分自身の『人との関わり方』が変わってきているのを感じます。これまでは仕事の時間の多くを調剤室で調剤して、患者様とやりとりすることに割いていましたが、今はいろいろな方に声をかけていただき、社内外での講演に呼ばれたり、新しい取り組みに関して意見を求められたりして、活動量も増えましたし、社会との関わりも増えたと感じています。


——これからの目標を教えてください

ほんだ:
ドラッグストアにはたくさんの商品があります。薬剤師として薬の知識だけを増やしていくのではなく、店頭に並ぶ様々な商品をプラスアルファで活用して、お客様や患者様、関わる方全員のQOLを上げることができる、良きアドバイザーになれたらと思います。



5名の方へのインタビューを通して見えてきたのは、皆さんが日々の業務の中で、現場で直に感じた課題や問題を解決したいという強い願いをもってそれぞれの研究に取り組んでいるということでした。


学術発表大会。その価値のありか


再びまついさんにお話を伺います。



まつい:
インタビューはどうでしたか?


——みなさんとても活き活きしていて、特に店舗で働いている、お客様の声を聞いているからこその自信のようなものをもっている印象を受けました。

まつい:
本当にそうなんです。お店に来店してくださるお客様や患者様は、病院や調剤薬局では相談することをためらうような些細なことでも、何でも相談してくれるんです。私たちドラッグストアで働く薬剤師の強みの部分が自信に繋がっているんでしょうね。


——そしてみなさん、とても活動的な印象でした。

まつい:
そうですね。そもそも、薬剤師は今回のような調査研究にとどまらず、日々の勉強が必要な職種なんです。新しいお薬について学ぶことで、患者様に正しく安全に提供できる。いわば使命みたいなものです。この研究もその延長線上にあるものなんだと思っています。だから、今回の発表者が特別ということではなく、ドラッグストアで働く薬剤師全員が、学びや研究の姿勢を持っているといって良いと思います。


——そんな方たちが店舗で接客をしているんですね。全然知りませんでした。

まつい:
少しでも安心、安全に薬を手にしていただきたいという思いが、こういう発表の場で評価されるのは、とてもよい仕組みだと思っています。
最近では、この取り組みの価値が薬学以外でも様々な場面で認められるようになってきていて、例えば歯科医師たちが集まる口腔ケア学会や、外科や内科の医師たちが集まる公衆衛生学会などで発表する機会をいただくことができています。

——実際的な産学連携が生まれているということですね。素敵な取り組みです。

まつい:
私の最近の仕事は、そうした広く様々な職種の方たちと連携して、薬剤師の皆さんがさらなる調査研究を行っていくことができるようにサポートすることなんです。



開会から表彰まで

株式会社ツルハホールディングス 代表取締役 鶴羽順 社長の開会の言葉で始まった学術発表大会。全国各地の薬学系大学に勤務されている審査委員の先生方のコメントには期待の言葉がならびます。

「毎回、質の高い発表を楽しみにしている」

「薬剤師はエビデンスメイキングファーマシストとなることが求められている。その点で時代に即した発表会といえる。」

「ホットな話題が扱われる。興味深く楽しみにしている。」

「外部の全国大会でもグランプリを取るなど実績が伴ってきている。」

「今、現場で起きている問題を沢山挙げてくださっている。私も学んで学生と共有していきたい。」

私は発表者の皆さんのインタビュー、まついさんのお話を聞いたあとということもあり、一人深くうなずいているのでした。



さて、実際の発表については、公式ホームページにまとめられていますので、そちらをご覧いただくこととして、ここでは私がこの会を見てうけた印象を中心にレポートいたします。


演題は難しい。でも発表は

発表が始まり驚いたのは、とても難しい演題(薬剤師では無い素人にはタイトルだけでは何が何だかわからない)にもかかわらず、話している内容がなんとなく理解できることです。
でも、それもそのはず。例えば「OTC医薬品教育の問題点と改善点の調査」という発表。OTCというのは『Over The Counter』の頭文字で、医師の処方がなくても販売できるお薬の総称とのこと。つまり、いつも私たちがドラッグストアで目にしている、市販のお薬のことです。こんな風に、一見難しそうに思えても、研究のほとんどがドラッグストアで日常的に起きていることに基づいているわけなので、顧客であり患者である私たちが、発表の内容を理解できるのは当然のことと言えるわけです。

一人ひとり、熱意のこもった熱いプレゼンテーションと、それぞれの発表に対する時には鋭く厳しい講評。5時間にわたる熱のこもったディスカッションが滞りなく終わり、優秀な演題を決める審査に移ります。



結果発表

審査委員は別室で厳正な審査を行い、学術的に有用か、論理的で新規性があるかなど各項目を総合して判断し、最優秀発表賞1名、優秀発表賞3名、ツルハHD社長特別賞1名、新人薬剤師オーディエンス賞1名を選びます。
オーディエンス賞は、現地およびオンラインで視聴している全国の2024年入社の新人薬剤師(約190名とのこと)のみが投票できる賞で、ここには審査委員の意見は含まれないようです。


そうして、結果が発表となりました。受賞した演題は以下の通りです。

最優秀発表賞
「セマグルチド経口製剤による消化器系副作用発現のリスク因子の探索」

ツルハHD社長特別賞
「当社を利用する顧客と店舗従業員に対する薬剤師の口腔ケアに関する対面指導の有効性」

優秀発表賞
「保険薬局に来局する患者の口腔ケアに関する認識と歯周病リスクの評価」
「OTC薬・サプリメント等購入時の患者自身によるお薬手帳の活用推進に向けて薬局薬剤師ができること」
「マイナンバーカード利用に対する薬局薬剤師の実態調査」

新人薬剤師オーディエンス賞
「セマグルチド経口製剤による消化器系副作用発現のリスク因子の探索」


インタビューをしたきくちさんも、みごと優秀発表賞に選ばれました!


今回、最優秀発表賞は新人薬剤師オーディエンス賞とのダブル受賞となりました。講評で審査委員の先生が仰っていた次の言葉が印象的です。

「最優秀発表賞と新人薬剤師オーディエンス賞が一致したことが、薬剤師のリテラシーが確実に上がっていることを現しているように感じる。」

確かに、大学の第一線で日々研究されている先生たちと、現場の薬剤師の意見が一致している事実は、この学術発表大会がこれまで長年続いてきたことの大きな価値を示しているように感じます。知識に富む薬剤師さんたちが、気軽に行けるドラッグストアに居てくれる。実はとても凄いことなんだと改めて感じました。

最優秀発表賞を受賞された方のコメントにも沢山の気づきがありました。

「私の研究は、新たな調査を行うのではなく、日々薬剤師たちが書いている薬歴をたどって行ったものです。毎日真面目に書いている薬歴が、こうした大きな研究成果に繋がるということを皆さんに伝えたくて、この研究テーマを選びました」

今日聞いてきた全ての話が、ここにぴったりと繋がるような、あらかじめ美しいシナリオが用意されてたかのようなコメントに、感動を隠せませんでした。熱い思いが審査委員にも、オーディエンスである薬剤師さんたちにも伝わった結果の賞。会場が一体となり、えもいわれぬ雰囲気につつまれていました。



審査委員による総評

審査委員:北海道医療大学・薬学部 小林道也 教授
審査委員:近畿大学・薬学部 川﨑直人 教授


審査委員の方々の講評には他にも印象に残る言葉がいくつもありました。

「私自身の成長にも繋がりました」

「ツルハグループらしい発表だった。単なる調剤薬局というだけではない、規模が大きいからこその視点のユニークさがあった。」

「現場の先生が研究をして、そのエビデンスを実習生に教えてくださることが、大学と現場との連携に繋がる。」

「日本の薬剤師のさらなるレベルアップに貢献してほしい。」

「日々頑張ってきたことが評価される場所がある会社は良いなと思います。」

どれも、審査委員の先生のみなさんが、ドラッグストアで働く薬剤師さんの研究と発表に、とても大きな価値を感じておられることが伝わってくる、暖かい講評の言葉でした。



結論:ドラッグストアで働く薬剤師さんってすごい

大会を取材し終えての素直な感想は「ドラッグストアで働く薬剤師さんはすごい」という、ひねりのないものとなってしまいました。

最近のドラッグストアは、日用品や生鮮食品、冷凍食品も充実していて、スーパーやコンビニとあまり変わらない使い方ができるようになっています。そんな気軽に立ち寄れる、毎日の生活の一部になっているドラッグストアに、こんなにもスキルフルで熱い想いを持った、素敵な人たちがいるという事実は、私の中で大きな衝撃でした。次にドラッグストアに行くときには、きっと働く人たちを見る目が変わっていると思います。

もしお薬のことや、日々の体調管理のことで困ったことがあったら、ドラッグストアの薬剤師さんに積極的に相談してみようと思います。きっと素晴らしいアドバイスをしてくれるに違いありません。


(編集部)

一番そばにある一番に
ツルハグループは日本一でありつづけます


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