令和3年度福井県高等学校冬季剣道選手権大会（全国高等学校剣道選抜大会予選会）

3月5日に福井県立武道館で福井県高等学校冬季剣道選手権大会が行われました。
今回の大会は団体戦のみ行われ、優勝チームは3月26日〜28日から行われる全国高等学校剣道選抜大会に県代表として全国の選手と戦うことになります。当初、今大会は1月19日に行われる予定でしたが、コロナウイルスの感染者急増で延期になり2月12日に開催予定でしたが、これも延期に。やっとの思いでこの3月5日に大会を開催することが出来ました。コロナウイルスの関係で参加できない学校も多数あった中、今大会に参加できることへの有り難みと幸せを感じながら試合へと挑みました。

男子の初戦の相手は美方高校。
先鋒・2年松田智樹さんの相手選手は上段。技をガンガンかけてくる中、相手の隙を狙い小手を一本。続く次鋒・1年熊谷龍馬さんと中堅・宇野竜明さんが試合を引き分けに持っていき、副将・1年森陽輝さんへ。相手から面を奪うも、胴を打たれて引き分けに。大将・2年﨑元蓮太さんが試合を引き分けにし、一回戦を突破しました。

準決勝の相手は丸岡高校。
先鋒・松田さんが引き分け。次鋒・熊谷さんが面を打たれ一本負け。続く中堅・宇野さん、副将・森さん、大将・﨑元さんも引き分けに終わり惜しくも3位という結果になりました。

キャプテンの宇野竜明さんは、「まず、勝つことが出来なかったのが悔しい。1年生の分をカバーできなかったことがダメだった。この負けの経験を次のインハイ予選へと繋げていく。」と語ってくれました。

また、1回戦で相手からきれいに小手を奪った松田智樹さんは「いける。絶対にこの一本は逃さないと思いながら一本を打った」と語ってくれました。

女子の初戦の相手は高志高校。
先鋒・1年江戸紗耶さんが試合を引き分けに持っていき次鋒・1年杉本和香さんへ。上段の杉本さんは相手から胴を奪い一本勝ち。中堅・2年青池玖瑠美さん、副将・坂川結咲さん、大将・松本佳子さんが試合を引き分けに持っていき杉本さんの一本により一回戦を突破し、決勝へと進出しました。

決勝の相手は敦賀気比高校。
新人戦の決勝の相手も敦賀気比高校でした。お互い優勝は渡さないという気持ちが伝わてくるほどメラメラとした雰囲気がありました。そんな中始まった決勝。
先鋒・杉本さんが小手をとるも相手に小手を打たれてしまいます。しかしこのあと、杉本さんは相手から小手を奪い返し、二本勝ちをしました。続く次鋒・江戸さんも相手から胴を2本奪い二本勝ち。中堅・青池さんは相手から面を奪い一本勝ち。副将・坂川さんも相手から面を奪い一本勝ちで戦いは大将戦へ。大将・松本さんが相手から華麗に小手を奪い優勝を果たしました。この決勝で敦賀高校がとった本数は7本と素晴らしい成績を収めることができ、全国選抜出場への切符を手に入れました。

キャプテンの青池玖瑠美さんは、「前回の試合はギリギリの勝負だったので今回は余裕を持って試合に挑もうと思った。チャレンジャー精神で試合に立てたのが優勝できた一番の理由だと思う。」と語ってくれました。

決勝の舞台で相手から小手を2本奪った杉本和香さんは「相手から一本奪ったときに、相手から一本を奪われた状況が新人戦の時と同じだったのでもう一本絶対に取り返そうと思いながら取りに行った」と語ってくれました。

☆マネージャーから☆

今回の大会で、男子は3位。女子は優勝という成績となりました。この日のために日々の辛くキツイ稽古を一生懸命重ねていた選手のことを思うと、やはり男子の結果には悔しいところがあります。ですがどんな結果であれ、私の中では日本一かっこいい選手のみなさんであることに代わりはありません。不出来なマネージャーではありますが、日頃の稽古やその他の場面でも選手のみなさんをサポートできることに感謝し、これからもマネージャーとしてみなさんの力になれるよう頑張ります！女子は3月26日から行われる全国選抜に向けて、男子はこの悔しさをバネに次の大会に向けて今までより一層稽古に力を入れて頑張れ！！応援してます！！

☆大会成績☆

男子団体　3位

＜団体メンバー＞
﨑元蓮太（2−1三方中）宇野竜明（2−1南越中）松田智樹（2−1松陵中）森陽輝（1−2中央中）熊谷龍馬（1−6三方中）髙橋啓太（1−2松陵中）佐野孝精（1−2気比中）

女子団体　優勝（全国高等学校剣道選抜大会出場）

＜団体メンバー＞
青池玖瑠美（2−1彦根市立南中）松本佳子（2−1愛知県幸田町立北部中）坂川結咲（2−2中央中）杉本和香（1−1松陵中）江戸紗耶（1−1三方中）梅原輝莉（1−1武生第二中）

投稿者：1年　佐野叶和（松陵中出身）