【カバー曲編】tsurucloverが選ぶ #2023年上半期Vtuber楽曲10選
こんにちは、鶴です。なんとか目標の7月中に投稿間に合いました。キュワワーが面白いのがいけない(ポケモンユナイトをするな)。
さて、前回の『2023年上半期Vtuber楽曲10選 オリジナル曲編』に続いてカバー曲編も投稿させて頂きます。
オリジナル曲編の冒頭で「オリジナル曲とカバー曲はその魅力をひとくくりに出来ないと思った」と記しました。
オリジナル曲の魅力は曲、歌声、世界観、制作背景などが挙げられると個人的に思っています。
一方でカバー曲は歌声、選曲、原作リスペクト、オリジナリティなどが魅力であるように思います。
それぞれに違った良さがあり、どちらも聞いてて楽しい気持ちになれます。
そんな中で、今回はカバー曲編です。数多の大好きな投稿の中から10曲選ばせて頂きました。何か一つでも、新たな音楽との出会いのきっかけになれば嬉しい限りです。
前回のオリジナル曲編はこちら。
それではtsuruclover的2023年上半期カバー曲10選、よろしくお願いします。
並びは投稿日時順です。
触れたら最後 / 雲ケ畑やや (cover)
聞いていてゾクッとするような世界観が狂おしく好き。霞のように朧げなウィスパーボイスが楽曲と合わさることで、消え行きそうな儚さの奥底に潜む恐怖感をも覚える。ボーカロイド原曲の雰囲気を踏襲しながら、自身の歌唱として落とし込む表現力の妙と、それを見越した曲選が天才です。
とにかく歌声がオンリーワンなので、歌投稿や歌枠を毎回楽しみにしている方の一人。
【1人3役+コーラス】to the beginning - 天羽音みらん(cover)【多声類】#新人vtuber
音楽に愛される星界の歌姫、天羽音みらんのカバー曲の中からこの投稿をピック。タイトル通り歌唱の全てを彼女が担当しており、荘厳と形容しても差し支えない七色の歌声の美しさに思わず息を飲む。また、得意のヴァイオリン演奏を組み込まなかったことからも「歌声を聞いて欲しい」という意欲が伝わってくるかのよう。時に激しく、時に繊細に紡がれる歌声が心を掴んで離さない。
tsurucloverが今一番布教したい推しであるところのみらんちゃん。昨年12月デビューで現在チャンネル登録者3万人目前と伸びに伸びている注目Vsingerです。ぜひ一度、歌配信&ヴァイオリン演奏配信で彼女の音楽を堪能して頂ければと思います。
スロウダウナー/先斗寧・海妹四葉(cover)
にじさんじのRanunculusより、先斗寧と海妹四葉のユニットべり~はっぴ~の歌ってみた。自称クールビューティーのぽんちゃんと、見て聞くエナドリのはぴ。そんな二人の歌声は普段の雰囲気とは打って変わって、圧があり猛烈にカッコ良い。ぽんめいととしてもぽんちゃんのクールな歌声が堪らなく好きだし、はぴの真っすぐしっかり通る歌声も好き。
と思っていた矢先に飛んできたこの歌ってみたですよ。聞いて数秒で「いや、好きだが??」の一言。畳みかけるような疾走感あふれる楽曲展開が二人の迫力ある歌声と最高にマッチしているように感じる。もっと彼女たちの歌声を聞いてみたいと思える一作になった。好きだ、らなきゅら…。
空奏列車 / Startend cover
ホロライブメンバーによるユニットStartendの歌ってみた。
湊あくあ、星街すいせい、常闇トワと、ホロライブ内でも音楽活動に力を入れている三人のハーモニーは、各々が抜群に上手いだけでなく、それぞれの歌声を引き立て合っているかのよう。継ぎ目なく重なり合う歌唱が一つの風となって、正面から吹き抜けるような爽快感に包まれる。
歌ってみたが投稿された当楽曲が4thFESでも披露されるなんて思ってもみなかったので、イントロ聞こえた瞬間のブチ上がりはとんでもなかったですね。Blu-rayでもう一度見られる日が楽しみです。オタクは二度死ぬ。
超スーパーウルトラホット covered by ソフィア・ヴァレンタイン×五十嵐梨花
にじさんじのidiosからソフィア・ヴァレンタインと五十嵐梨花のコラボ。歌が上手いのは勿論のこと、声が良いんですよ、声が…。本当にめちゃくちゃ可愛い。マジで大好きです。そんな歌声で、悪態をテンポ良くまくし立てるような楽曲をカバーするセンスが天才的。いくらでも全身で受け止めさせて頂きたい。特に0:42のりかしぃの煽り文句からの0:43のソフィの吐息のような歌唱に繋がる2秒が至福です。「任務開始」「プレイボール」の挨拶を組み込むアレンジもニヤッとできて良き。
余談ですが当方idiosを箱で好きな神者です。ラ・ヨダソウ・スティアーナ。
可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲/ころねぽち【歌ってみた】
2023年上半期に聞いてきたカバー曲を振り返って「これは入れたい」と真っ先に思った曲のうちの一つ。いや、本当に。
大前提MVと共に見て頂きたい一曲。原曲を極限までリスペクトした歌唱とMVが最高。特に人が歌ったからこそ感じられる勢いや抑揚が楽曲のコミカルさを更に引き立てている。MVも本人の3Dモデルをふんだんに盛りまくっており、往年のニコニコ動画を想起させるカオスっぷりがクセになる。あと、いくつになっても人の奇声は面白い。
この歌ってみたを通して「音楽って感動や情熱だけじゃなく、笑いも届けられる素晴らしいエンターテインメントなんだなぁ…」と謎に気付きを得て感心してしまったんだけど、そういう感傷に浸る作品ではない。多分。
(※ころねぽちさんは人じゃなくて犬です)
(※追記 ねずみでした!!すみません!!)
Creepy Nuts - よふかしのうた (Cover) / KMNZ LITA
ヒップホップユニットCreepy Nutsの楽曲をVTuberヒップホップユニットKMNZのLITAがカバー。人々が入り乱れる夜街を肩で風切り闊歩するような本家のパワフルな歌唱と対照的に、人影の引いたネオン街を悠々と闊歩するように研ぎ澄まされた、しなやかで力強い歌声が魅力的。勿論本家のリスペクトも溢れに溢れており、聞いていて体が揺れるようなグルーヴ感はタの実力そのもの。原曲の良さとタらしさの相乗効果が光る最高のカバーでした。
【#歌ってみた】ADAMAS /LiSA (ソードアート・オンライン アリシゼーションOP) covered by 巫てんり【#vtuber】
突如現れたVsingerの超新星、巫(かんなぎ)てんりの歌ってみたから『ADAMAS』をピック。彼女の歌声は魂を震わす何かを持っている。”全身全霊”という言葉がこれほどしっくりくる歌唱はなかなか聞けるものではない、と思えるほどに、聞くだけで胸を熱くさせる。アニソンシンガー女王LiSAの愛とリスペクトを常々公言している彼女の渾身の一作。
つい昨日VTuber楽曲専門ラジオ『ぶいあーる!』にて巫てんりの初投稿作品である歌ってみた『新世界』が紹介され、これまで以上に注目が集まったことかと思う。更なる躍進に期待が高まるばかり。
生き様 / 星街すいせい(Cover)
2023年上半期カバー曲を振り返って最も心惹かれた一曲と言って間違いない。星街すいせいとジャズフュージョンの親和性がとんでもないことは重々承知だが、この曲は彼女が聞いてすぐに聞き惚れたと言うだけあって、特にずば抜けて相性抜群であるように思う。
そして星詠みなら概ね同意して頂けると思うんですけど、己の生き様を語る歌詞も全体的に"星街すいせい"を感じられる。特に1サビなど。そうした意味でもまた親和性が高くてうっとりする。
大好きな曲だけど、ヘビロテよりも一回味わって感傷に浸る聞き方をしたくなるような、重く濃密なひと時を浴びせられる一曲。
【歌ってみた】星座になれたら/結束バンド【covered by MaiR】
メジャーデビューを果たして絶賛活躍中のMaiRがカバーした大人気アニメの挿入歌『星座になれたら』。ハリのある原曲よりも淑やかで柔らかな歌い口が個人的にとても好みで、側で包み込んでくれるような歌声の温かさがじんわりと心に染み渡る。MaiRの音楽は未完星の大枠のようなパワフルなロックの印象が強かったので、彼女の新しい魅力に惹かれるきっかけの一曲となった。
余談なんですけど、ある程度長年VTuber界隈にいるので”星の”文脈を持つ楽曲をMiaRちゃんが歌うの刺さりますね…。
以上、2023年上半期を振り返っての厳選10曲でした。
オリジナル曲以上に頭を抱えて10本に絞り込んだので、「これも…聞いてくれ…!」と紹介したい曲が沢山あります。そんな楽曲たちを集めたリストがこちらなので是非垂れ流すなどして新しい出会いのきっかけにして頂けたら嬉しいです。オリジナル曲編を書いた時から40本くらい増えて170曲くらいあります。
運転中とか電車移動中とか運動中にずっと垂れ流している至極のリストなので、是非VTuberの音楽に触れて頂きたい限りです。
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ここまで拝読いただきありがとうございました。
今後もちょこちょことVTuber楽曲紹介を投稿したいと思います。それでは。