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百々爺(ももんじい)

妖怪 百々爺(ももんじい)は禁忌とされていた肉食を揶揄した妖怪。
江戸の世では四つ足の獣は穢れとされていたが近郊では百獣屋(ももんじや)と言う店で獣肉を提供していた。また隠語として猪肉を山鯨、鶏肉を柏(かしわ)、鹿肉を紅葉(もみじ)、猪肉を牡丹など称した。

鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「百々爺」

鳥山石燕によるこの百々爺の足元には柏、紅葉、また、松葉(牡丹の一種に松葉牡丹という品種がある)が確認出来る。

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