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ロックバンド『YES』の話

毎度お世話になっております。

こんばんは。つるです。


まず、今回の記事は、

かなりの長文になりますことを

お断わりしておきたいと思います。

全4500文字です。


いろいろ事情で、

いよいよ家に居なくてはならない状況のなかで、

何か、ここ note で書きたいことは無いかと

思いまして、思いついたのが、

私が今まで聞いてきた音楽の中で、

一番はまった音楽のことでした。


私はライターでもないですし、

志望でも無いので、

文章力の無さは、

ご容赦下さりませ。


『YES(イエス)』。

洋楽ロックバンドの名前です。


1970年代あたりで、ブレイクした

4,5人編成ほどのバンドです。


ジャンルは、

プログレッシヴ・ロックの類に入ります。

簡単に申し上げますと、

1曲が15分、20分ほどもある、

長い曲(歌)を作るグループであり、

ジャンルです。

それだけ、楽曲の構成力も、

魅力の一つに挙げられますし、

演奏のハイレベルも味わえる、

ロック・ミュージックのジャンルの一つです。


順序立てて、ご説明申し上げるより、

いきなり核心に迫る、濃い作品から、

取り上げてゆきたいと思います。

主にアルバム名を、

紹介してゆきたいと思います。


『海洋地形学の物語』


発売当時はレコードでしたでしょうか。

ともかく、全4曲。

各1曲が20分ほどもある、

長大なロックアルバムです。


YESの作品は、西洋ファンタジックな

雰囲気が魅力です。

特にボーカルの、ジョン・アンダーソン。

曲作りは、メンバー全員で

取り組んでいるらしいですけれども、

彼が一番、影響力を持っていると

思われます。


ハイトーンヴォイス、

裏声さえも要らないほどの声(キー)の

高さです。

なのに、キンキンしたところのない、

マイルドな声色です。


アルバムは、ジョンの呪文のような

ボーカルから始まります。

アルバム全体を音楽的に理解するには、

全曲を順を追って聞く他ないかもしれません。

西洋クラシックの組曲のようでしょうか。

1曲目に出てくるフレーズが、

4曲目で出てきたり、だとかいった、

すみずみまで、構成の行き渡った

世界観の統一が目指されています。


鳴る楽器は、

ギター、ベース、ドラム、キーボード、

などが主ですが、

パーカッションや、効果音なども、

効果的に使われています。


繰り返し、聞くことによって、

アルバムの構成(物語)が

見えてくる作りになっていまして、

カタルシスを得るまでには、

一定の時間が必要な、

ある種、敷居の高い音楽かもしれません。


一言で申しますと、歌詞なども含めて、

難解なのですが、

聞けば聞くほど、

その音楽の世界観の完成度を

味わえる、

YESの極みの作品と、個人的には

思っております。


ジョンが書く歌詞は、

私には正直分かりかねますけれども、

音の伝えてくるイメージで、

漠然とした理解をしているつもりです。

私は英語が分からないので、

音感だけで、心地よく

聞かせていただいていますが、

余興あれば、

対訳もなぞって読んでみようかと、

思う昨今です。


YESは、沢山のアルバムを発表しています。

ファーストアルバムは、

アルバム名が無かったでしょうか。

ジャケットにただ大きく、

『YES』とだけ描かれていたような。

それと、セカンド・アルバム

『時間と言葉』(だったかな)。

この2枚は、比較的、曲も短く、

聴きやすいものが多いです。


ここまで書いてきて、

一体私は、どなたを対象にして、

書いているのか、また、

書くべきなのか迷い始めておりますが、

一つだけ、割り切って考えますと、

『YES』についての、

ほんのささやかな資料的な記事とでも、

お思い下さりながら、

お読みいただけたなら、幸いです。


話を戻します。

ファースト・アルバムは、

『ハロルド・ランド』(このアルバムに

収録でしょうか。私は

自分の記憶のみに頼って今、

書かせていただいているので、

間違いございましたらすみません。)

がお気に入りの曲です。

すでに、キャッチーな作曲力の伺える

1曲です。

フォークソングぽい1曲。


セカンド・アルバムからは、

『アストラル・トラベラー(Astral traveler)』が、

お気に入りです。

キーボードの音色、演奏が印象的な、

ハードネスなロックミュージックです。

短い再生時間の中にも、

構成力の光る1曲で、

ハイテンションになれる1曲です。


『サード・アルバム』。

サード・アルバムです。タイトルが名前になって

いたかな。

キーボードによる、ブラームスのカバー曲などが

印象的で、

この辺りから、曲も長くなり始めます。

独自の世界へ進みつつある予感のする

アルバムです。

ギターソロ曲もあったかな。

『CLAP』という曲は、

このアルバム収録でしたでしょうか。

明るい雰囲気を持った、

楽しめるインスト曲(ギターソロ)です。

超絶技巧のお好きな方へもおすすめです。


4枚目のアルバムで、

『危機(Close to the edge)』が

出ましたでしょうか。

YESのファンで、

このアルバムを一番に推す方が多く

おられるようです。


1曲目から、15分ほどの歌だったかな、

YESの象徴的な1曲です。

YESを語る人で、

この曲を聞いていない人は、

まずいらっしゃらないかもしれません。

アルバムは全3曲でしたでしょうか。

プログレッシヴ・ロックというジャンルで、

まず挙げられるアルバムと言ってもいいかも。

YES、一番のアルバムです。


そして、この文章最初に書かせていただいた、

『海洋地形学の物語』が発売されます。

『危機』で大ブレイクして、

このアルバムには並々ならぬ気合が

入ったことでしょう。

しかし、売り上げには繋がらなかったようです。

音楽性の違いが、あったかもしれません。


『危機』は、完成度の高さが魅力。

『海洋地形学の物語』は、

世界観の構築度が魅力で、対照的です。


『危機』を聞いてから、

『海洋地形学の物語』を聞くと、

音楽性のある種、『緩さ』が、

印象に残るかもしれません。

ある意味、自分たちの世界観を

全面的に出しているので、

リスナーとしては、

置いてけぼりを喰らった感が

あるかもしれません。

でも、私の一番は、このアルバムです。

そこまで行き切った音楽の追究心、

妄想とされてしまうには惜しいほどの、

構築美は、聞き捨てならないものが

あります。


私は、この『危機』と、

『海洋地形学の物語』を聞くことで、

西洋クラシックの長い曲も、

抵抗感をあまり感じずに聞けるように

なってきたのでした。


そして、ここからが、

記憶があいまいになってきて、

アルバム発売順が不同になりそうです。

次に出たのは何だったかな。


『トーマト』でしょうか。

『Onward(オンワード)』という歌が、

お気に入りです。

星空を眺めているかのような、

とてもファンタジックで、

心に沁みる1曲です。

エレキギターの演奏も美しいです。

音響の扱い方が、全アルバム中でも、

特異で、印象に残っているアルバムです。

こういうサウンドは、

なかなか聞けないかもしれないです。

曲の長さは、少し寄りを戻して、

短めの物が多いです。


そして、次に『リレイヤー』でしょうか。

1曲目、『錯乱の扉』が、

アルバム『危機』に及ぶかと思われるほど、

気合の入った1曲です。

『トーマト』は、主にサウンド面で、

試行錯誤している感があって、

でも完成度は高いのですが、

この『リレイヤー』で、

また一つの到達点に辿り着いた感じがあります。


アナログサウンドとデジタルサウンドの、

いいところを折衷した感じ、でしょうか。

このアルバムまでは、

目が離せない展開でしたが、

このアルバム以降は、実は

私には、覚えがありません。


何枚かアルバムを出していたでしょうか。

リレイヤーを聞いて以降は、

私は、各メンバーのソロアルバムに

はまっておりました。


まず、フロントマンである

ジョン・アンダーソンのソロ。


そして、ギタリストのスティーヴ・ハウの

ソロ。


そして、マニアックかもしれませんが、

キーボーディストの

リック・ウェイクマンのソロ。


特に、ボーカリスト、ジョンのソロアルバムは、

ほとんど買い漁りました。


ファースト・アルバム

『サンヒローのオリアス』が、

西洋ファンタジーの王道を行くようで、

好きなアルバムです。


あとは、ジョンの個人的世界観を

打ち出したものが多いです。

ラテン系などにも接近しています。

『デセオ』とか。

それと、名前は忘れましたが、

シンセサイザーの名手、

あ、今思い出しました。

ヴァンゲリスとの共作アルバムの多いことも、

書いておきたいです。

ヴァンゲリスは、

オリンピックのテーマソングなどで、

名曲を輩出していたかな。重鎮です。

特別なコラボレーション。


曲でおすすめなのは、

クリスマス・ソングのカバー曲、

『Ding dong merrily on high』です。

クリスマスのファンタジックな音楽に、

ジョンの声色が見事にマッチした1曲です。

収録アルバムを忘れてしまいました。

『3 ships 』だったかなぁ。


ギタリストのスティーヴ・ハウは、

2枚ほど、アルバムを買いました。

ギターソロ曲、『Mood for day 』が、

YESで収録されていたギターソロ曲、

『CLAP』に通じる感じで、

聞き入ります。

アルバム名は忘れてしまいました。

すみません。


あと、キーボーディストの、

リック・ウェイクマンのアルバムも

買いましたが、

実験的なものが多かったでしょうか。

印象に残ってはいませんが、

YESのアルバムの中では、

確実に個性を放っています。


いっとき、なりを潜めた期間が

あったようですが、

1980年代に入って、

一枚のアルバムが大ヒットします。

『90125』でしたでしょうか。

『Owner of lonely heart』と言う歌がヒット。

ポップ路線にチェンジして成功しました。


そして次作、

『ビッグ・ジェネレイター』。

ハードロックを打ち出したアルバムです。

メンバーも微妙に変わっていたかな。

粒ぞろいのキャッチーな曲群で、

どれを聞いても楽しめます。

私はとても好きなアルバムです。


『危機』の頃とは、ガラリと変わりましたが、

ジョンの歌声は健在でした。


ここで、ちょっと話が戻って恐縮ですが、

ジョンのソロ・アルバム

『サンヒローのオリアス』で、

彼のヴォイスの最高音を聞けます。

信じられない高さで終わる曲ですが、

YESファンには必聴かもしれません。

曲名は忘れてしまって、すみません。

曲と曲のつながりが区切られていないのも、

曲名を覚えられない一因でした。


またまた話を戻しまして、

90年代以降は、あまり真剣に

聞かなくなってしまいました。

時代とリンクしない、

マニアックな音楽と見てしまって、

買っては聞くものの、

はまるまでには至りませんでした。


でも今聞けば、また違った感想を

持てる予感がします。


以上、つらつらと拙い文章を

書いてしまいまして、恐縮です。


覚えている内に書いておきたい情熱で、

書かせていただきました。


私は、ライヴ、コンサートへ行ったことは

ありません。

CDを家でひたすら聞く、そんな音楽でした。


以上、まとまらない文章で、

改めて陳謝しますが、

思い入れ余ってのこと、

どうぞご容赦くださりますよう、

お願い申し上げますところです。



書ききった感がありまして、

それではまたです。

ご無事をお祈り申し上げます。

どうぞご自愛の日々を。



      つる かく(全4500文字)

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