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短歌を詠むということについての歌

こんばんは。

毎度お世話になります。つるです。


ヘッダー画像に、

みんなのフォトギャラリーよりお借りしています。

クリエイターは、

七海 さんです。

タイトルは、

#25ー絵短歌 』です。

ご説明に、風邪ひき猫に水桃の蜜、

とありました。

すてきなイラスト、

使わせていただきます。

ありがとうございます。



さて、本題に移らせていただきます。


私が日頃から拾い読みしています、

短歌指南本より、

少し面白いページを見つけましたので、

ご紹介したいと思います。


歴代の歌人の、

歌を詠む、ということについて

言及された歌群が見つかりました。


四人の作家さんのそれぞれ一首を

挙げたいと思います。


参考本は、

『 短歌の表現と文法 』

谷 馨、三河 幸信 著

非凡閣刊

です。


人臭き人に聞かする歌ならず鬼の夜更けて来ばつげもせむ

橘 曙覧


何やら、物騒な感じもされないではない、

凄き心意気を思います。

ある種の覚悟のようなものを

感じる一首でした。


わがこころ澄みゆく時に詠む歌か詠みゆくほどに澄める心か

若山 牧水


これは美しい歌と感じます。

かつ含蓄も感じます。

歌を詠む、というテーマで、

ここまできれいに詠まれる歌も

珍しいかもしれません。


この道や遠く寂しく照れれどもい行き至れる人かつてなし

島木 赤彦


い行きの辺りの意味を私は

汲み取り難しですけれども、

おおむねの歌意は伝わって来ます。

かつてなし

に、やはり覚悟のようなものが感じられます。


歌をわれかなしと思ふあまたたび詠みはなほせど心みたぬに

窪田 空穂


かなし、と思う、何度も思う。

詠んだ歌を手直ししても、

心は満たされぬのに。

ほどの解釈になりますでしょうか。


情感のこもった歌にこちらも感じ入ります。


歌そのものについての歌にしても、

歴代の歌人は達者だなあと

感じ入るばかりでした。


ある種の切なさに、

私も、拙歌を詠みたくなりました。


詠み連ね積み重なれる年月も調べに努めゆくか楽しも

つる


おそまつさまです。

願わくば、歌に努めて、歌に楽しめればと

思います。


それでは、今回のテーマは、

『 短歌を詠む、ということについて 』

でした。

またの更新まで。

ご無事をお祈り申し上げます。

どうぞご自愛下さりませ。

一旦、失礼いたします。

m(_ _)m


        つる かく

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