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つるの日記その103

毎度お世話になっております。こんばんは。

つるです。


最近は、音楽(曲作り)もひと段落して、

短歌に気持ちが傾いています。


図書館で借りてきた、

京極為兼(きょうごくためかね)の本(選歌集)より、


とまるべき宿をば月にあくがれて明日の道行く夜半の旅人


あくがれて、は、魂や気持ちがふらふらと体から

さまよい出てしまう、ほどの意味だそうです。

明日は、あす、と読みます。

夜半は、よわ、と読みます。真夜中あたりでしょうか。


意味としては、

今夜泊まるべき宿を、この月に誘われてしまって、

明日行く予定の道も行ってしまう夜中の旅人よ。

くらいの解釈になるでしょうか。


最初、読んだときは、意味がつかめなくて、

解説文を見て、納得しました。^^;

明日の道行く、とか新鮮です。

歌の調べ、音の響きも滑らかな感じを

気に入っています。

鎌倉時代あたりの歌人のようです。

京極派とよばれる、祖にあたる人のようです。


私も、感化されて、拙い1首を作ろうとしました。


まさるればいよよ降りつぐ春雨の叩くおとにぞ吾が家おどろく


吾が家は、あがや、と読みたいです。

自分の家、の意のつもりです。


上手く説明できませんけれども、意味は、


はげしくなる一方の春雨の音を、

自分の家の中で、聞いている。

まるで家を叩くかのようだ。


くらいの意のつもりです。



古文(古語)による、短歌(和歌)の世界は、

受け皿が広いので、

気持ちゆったりと詠めて好きです。

文法や、言葉の意味を正確に把握するには、

私はまだまだで恐縮ですけれども、

楽しみながら、慣れ親しんでゆきたいと

思います。


それではまたの更新まで。

ご無事をお祈り申し上げます。

ご自愛の日々を。


          つる かく

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