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【初心者向け】10分で分かるThrone and Liberty(スロリバ)

久しぶりの記事だ。Throne and Liberty(以下、スロリバ)について気になる人向けに特徴などを書いていく。なお、いたるところにMMO大好きな私の主観が混じるのでその点はご了承いただきたい。


1. Throne and Libertyとは

2024/10/2にグローバルローンチされる新作MMORPGだ。韓国のNCsoftという会社が開発元、Amazon Gamesをパブリッシャーとしてリリースする。なお、韓国版は2023/12にすでにリリース済み。
公式:https://www.playthroneandliberty.com/ja-jp


いままでの経緯

一言で言えば、リネージュ後継作だ。

このゲームはもともとリネージュシリーズの一部であり、最初のリネージュの続編でしたが、開発が進むにつれて目的が変更および再構築されました。このゲームは2011年11月にリネージュエターナルとして最初に発表されましたが、リリーススケジュールは何度も延期されました。韓国での最初のクローズドベータは2016年に実施されました。NCSoftは2017年にゲームの名前をProject TLに変更し、2022年にはThrone and Libertyに変更しました

Wikipediaより


特徴

ギルド同士の大規模がウリのMMORPGで、現代風にリメイクされているが基本よくあるMMOだ。過度な期待はしない方がいい。
最大の特徴は、ここ10年ほど大規模PvP系のMMOで酷かった「課金で強くなる要素」がほぼないことだ。それがこのゲームの特徴のほぼ全てである。ギルドメンバーと協力して大規模PvPをやりたい人にオススメだ。

課金に関する指針を公式が出しているので気になる人は以下記事を読むとなんとなく理解できるはずだ。

ゲーム内容面で付け加えるとすると、大人数時の画面描写やシステム処理ロジックのレベルはかなり高い。NCsoftは20数年間にわたり大規模PvPを主眼においたMMOを作ってきたゲーム会社だ。数百人ベースでの大規模PvPという一点においては世界トップレベルだと思う。


プレイヤーからの評価

2023/5の韓国クローズβテストでは大不評、2023/12の韓国リリースでは賛否両論。2024/4のグローバルクローズドβテストでは意外と好評、2024/7のグローバルオープンβテストではやや好評だったと思っている。
ユーザーフィードバックをしっかり修正しているのが目に見えるので、個人的にとても期待している。


プラットフォーム

Steam(PC)/Xbox/PS5でプレイ可能だ。それぞれ権利は独立しているので遊びたいプラットフォームを選ぼう。クロスプラットフォーム対応のため、PCとPS5であっても同じサーバーで遊ぶことができる。

なお、私はクローズベータテスト/オープンベータテストいずれもPS5でプレイしているが、若干重いシーンがあるくらいでほぼストレスはなかった。クローズドベータテストの内容に関わるため詳細は書けないが、スロリバの全てのコンテンツでラグが気にならない程度に快適にプレイできた。これで察して欲しい。このあたりの負荷対策はやっぱりNC強いなとあらためて思う。


サービス対象エリア/サーバーエリア

北米、ヨーロッパ、南米、アジア太平洋地域(日本、オーストラリア、ニュージーランド)と公表されている。
オーストラリア、ニュージーランドに加え、韓国・中国プレイヤーも参戦すると思われるため、日本人以外も多いことが想定される。


リリース日

アーリーアクセス:2024/9/27(金)午前2:00
正式リリース日:2024/10/2(水)午前2:00

アーリーアクセス権は有料パッケージを購入した人に付与される。後述するが、装備やモーフ(変身)のスキン(見た目装備)が欲しい人以外は基本買わなくて大丈夫だ。

サーバー数は?

サーバー数はまだ公表されていない。アーリアクセスサーバー、ローンチサーバーの2つがあることは公表されているが、基本的にローンチサーバーでプレイすることになると思われる。

【2024/9/15追記】公式Xにてリリース日が発表された。詳細は以下の通り
【2024/9/16追記】PS5にはアーリー、ローンチ各1つずつ、PS5専用鯖が設置される模様(https://twitter.com/thronelibertyjp/status/1834418719340351779

ローンチサーバーが良い理由は単純で、新規ユーザーがアーリアクセスサーバーに入らないからだ。普通に考えて大規模PvPゲームで人口少ないサーバーで遊ぶのはデメリットが大きすぎる。

【2024/9/15追記】ローンチサーバーで作成したプレイヤーには2024/10/17まで毎日無料でサーバー移転券が付与されるという措置が公式Xにて発表された。
<移動OK>ローンチサーバー → アーリーアクセスサーバー
<移動OK>ローンチサーバー → ローンチサーバー
<移動NG>アーリーアクセスサーバー → ローンチサーバー

公式はなぜこんな仕様にしたのか・・・。以下に公式の説明を引用するが、読み飛ばしても問題ない。

アーリーアクセスパックを購入された方には、リリース前にいち早くゲームをプレイできるアーリーアクセス権が付与されます。アーリーアクセスパックとその内容物に関する詳細は、7/19に公開されるアーリーアクセスパックショーケースをご覧ください。

アーリーアクセスパックの購入はゲームの正式リリースまで可能で、それ以降は購入できなくなります。アーリーアクセス権はすべてのアーリーアクセスパックに付属しており、これをお持ちのプレイヤーはリリースに先駆けて5日間ゲームを先行プレイできます。一方、アーリーアクセスがあることで一部のプレイヤーの方が抱いている懸念についても私たちは把握しており、これに対しては以下の対策を実施する予定です。アーリーアクセスサーバーとリリースサーバー、2種類のサーバーを設けます。アーリーアクセスパックを購入していなくても、アーリーアクセスサーバーを選択することは可能です。
正式リリース後にプレイを始める方も、ご自身が望むのであればアーリーアクセスサーバーに新規キャラクターを作成できます。
リリースからある程度の期間が経過するまでは、アーリーアクセスサーバーからリリースサーバーへ移転することはできません。また、取引所はアーリーアクセスサーバーとリリースサーバーで別々に運用されます。この対策はゲームの公平性を考慮して実施されるもので、リリースサーバーのプレイヤーがアーリーアクセスサーバーでいち早く出回っているアイテムを入手できないようにすることと、アーリーアクセスでスタートダッシュを切ったプレイヤーに一方的にやられてしまうのを防ぐことを目的としています。
リリースサーバーからアーリーアクセスサーバーへの移転は可能ですが、サーバーの混雑状況によってはできない場合もあります。サーバー移転は正式リリースと同時に可能となります。詳細については正式リリースまでに解説記事を公開する予定です。

https://www.playthroneandliberty.com/ja-jp/news/articles/tl-business-model


カンストまでどれくらい?

Lv50までは18時間くらいでいけるらしい。私はオープンベータでは2日くらいで到達した。レベル差によって強さが決まる系のゲームではなく、ほぼメインストーリーのみでカンストできる。


Pay to Winなの?

100%ないとはいえない。が、かなり薄い。前提として公式が強さに関わるアイテムは売らないと明言している。

取引所で課金通貨(ルーセント)を使って、誰かが出品した装備を購入することは可能。そういった意味ではPay to Winなのだが、無課金でも次のアプデが来るまでの間に天井に到達してしまうため、Pay to Winというよりは Pay to early(早く上限まで達する)だと思っている。

唯一のPay to Win要素としてはアーチボス(週1回だけ討伐できる強力なボス)から落ちる武器の取引があるのだが、基本的にそうした武器は上位ギルドがPvPエリア討伐を独占する傾向にあるためそもそも市場流通しない。(PvEエリアのアーチボスは誰でも倒せる。あくまで独占はPvPエリアのアーチボス)

また、このゲームはジャンケン要素があり、ステータスやスキル振りによって回避特化か防御特化か、クリティカル特化か命中特化か、などのビルドが存在し、有利不利が存在する。強い武器を持っていてもビルド相性が悪いと普通に負ける。数百万課金しようが状況によっては無課金にサクッと負けるのだ。

上記のような理由によって課金で強くなることは可能ではあるのだが、現実問題かなり難しいというのが実態のようだ。


ギルドについて

Lv10くらいから設立・加入できる。ギルドメンバー枠は1ギルド70名。最近韓国にて、ギルドレベル1からMAX上限70名まで加入できるよう変更された。
ギルドシステムとしては、
・デイリー納品(納品した素材でギルドスキルが使える仕組み)
・フィールドイベントでギルドメンバーが活躍すると全員にプチ報酬が配布
・ギルドボス討伐
・ギルド独自のクエストをクリアすると全員に報酬
あたりがある。普通に入った方がメリットが大きい。


日課/週課

序盤は1日2~3時間かかると思う。慣れてくると40~50分程度で終わるらしい。フィールドボスやFF14のようなFATEイベントもあるが、全てやり切るのは無理なので記載していない。”本来の意味の日課”だけ書く。

  • [Daily]契約クエスト

    • 街で受けられる1日10個まで受けられる反復クエ。2人でシェアする機能があり、使うと早いらしい。クリアすると装備強化コインやスキル強化書、少量の「深淵の契約」などがもらえる。ちりつも。

    • メインクラスだけに絞って言えば、適当やっていてもそのうちカンストする。メインでない武器のスキルや装備も育てようとすると毎日やった方が良い。

  • [Daily/Weekly]パーティーダンジョン

    • 6人でパーティーを組んで突入するコンテンツ型ダンジョン。

    • 最後にダンジョンボスを倒した時に宝箱が落ち、開けて報酬をもらうためには専用のポイントを消費する。消費するポイントは毎日900ポイントもらえ(Lv50時)、4500ポイントまでストックできるので、厳密には毎日やらなくても良い。

    • リリース当初は装備が整ってなかったり慣れてなかったりでクリアに2~3時間かかると思われる。慣れてくると15分とかで終わる様子。

    • 強い装備が落ちるので溢れないようにきっちりやった方が良いが、韓国の配信者の配信を見ているとずっと溢れている。おそらく装備が整った後は行かなくなるのだと思う。

  • [Daily/Weekly]オープンフィールドダンジョン

    • 伝統的なフィールド突入型のオープンダンジョン。ひたすら手動で狩ってレベリングするタイプのやつ。ソロでもペアでもフルパでも。

    • 契約クエストやパーティーダンジョンをクリアすると「深淵の契約」というポイントがもらえる。このポイントを消費して大量の経験値とソラント(FFでいうギル、リネでいうアデナ)を得られる。「深淵の契約」も一定量まで貯められるので、厳密には毎日やらなくて良い。

    • 装備強化やスキル強化などでソラントが枯渇するため、フィールド狩りして貯める必要がある。レアドロップもあって結構楽しい。

  • [Weekly / Guild]ギルドボス

    • よくあるギルド専用レイド。週に1度好きな時に召喚できる。フィールドボスより若干ドロップ率低い気はするが基本的に同じ装備が落ちる。

  • [Weekly / Guild]占領石(ディメンションストーン)

    • 取るとギルドメンバーにステータスバフが付き、ボーナスでフィールドボスを1体討伐できる占領石争奪PvP。ギルド同士で戦い時間終了まで占領していたら獲得。


最後に、誰かにもっと詳細を聞きたいと思ったらtirarizumuさんのtwitchで質問してみることをお勧めする。クローズドβテストで同じギルドで遊ばせてもらった方だが、韓国版を現役でプレイしており知見が深い。

最後に:ギルド「Raven」の広報

ミッドコア向けギルド「Raven」の新規メンバーを大募集中だ。
10/2現在では70名定員となり募集を一旦停止ているが、欠員募集を今後行っていく可能性がある。discord加入=ギルド加入ではないので、空き状況の確認等でdiscordを覗きにきてくれるのは大歓迎だ。ほどよくちゃんとやり縛りがキツくないギルドを探している人はぜひ見ていただけるとありがたい。


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