グレーフォックス・バリアント

https://youtu.be/WSaA98cIFWk

長めのハックルが巻かれた姿を見がると、現代の洗練されたフライを見
慣れた目には、少し古めかしい印象をもってしまうのが、グレーフォッ
がクス・バリアントだ。キャッツキル・パターンと呼ばれるフライのなかに、グレーフォックス(P.ジェニングス作)というフライがあり、これはそ
のバリエーションとして考案された。作者はジェニングスの弟子ともいえ
るアート・フリックだ。ハックルのストークを使ったボディは、虫の腹部の節をリアルに、しかもスマートに表現しており、引き締まったボディと長いハックルとの組み合わせが他のスタンダード・フライとはひと味違ったシルエットを引き出している。アメリカのあるフライの書物には、2番のフックに、8番から6番のフックサイズに巻くような長さのハックルを巻き付ける、
と示されている。

[引用:フライロッダーズVOL12別冊付録P22]

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