人に見せない服

ふと気づいた変化があったので久しぶりに書こう。

在宅勤務も1年以上が経ち、仕事服がほとんどいらないというところから、家にいるための服が増える段階に突入している。
服がいらないとはならないのが、物欲女って感じ。

ふとした時に掃除をしたり、そのままご飯を作ったりするから、小綺麗な生地の服は勿体無い。
かといって、こうも毎日家にいると、毎日くたびれたボロボロTシャツを着ているとハリがないし、気持ちも荒む。そんな格好で子供のお迎えに行くのも恥ずかしいし…。
家にいるならではの服を買い始めた。

まず脚は、デニムかオシャレスウェット的なテーパードパンツになる。本当は出来るだけ素足でいたいのでベリーショートなジャージを履いていたいのだけど、頻繁に荷物が届くので少し遠慮している。

あーかわいい。アメリカのダサい学生が履いてそう。これは完全にルームウェアとなった。

暑がりで極力足と腕はむき出しにしたいため、4月末から私は半袖Tシャツで過ごす。
家にいるし、リモート会議でも肩から上しか映らないので、前からほんのり趣味だった愉快なTシャツ探しにも熱が入る。シルエットには気をつけつつ、オシャレなのかバカなのか変な人なのかダサいのか、際どい柄のTシャツを探す。概ね家の近所でしか着ないので、3000円以下が理想だ。

最近は派手な犬の写真のものと、ダンボがデカデカとプリントされたものと、メタルバンドのロゴが燃えてるものを買った。もう少し冒険したいが、返品可能なサイトで買えるものは限られていることと、「これ、義両親の前で着られるか…?」というすごくどうでもいい良識が私にストップをかける。あとは、娘が「これなに?」と聞くので、子供に言えない服は着ない。(メタルバンドのTシャツは時々脳みそが弾け飛んだりしている)

靴はこれまで、仕事で履くことを前提としたものしか買わなかった。黒いブーツが2足、スニーカーが黒と白で1足ずつ、黒のパンプス。
しかし家がメインとなると、家から出るのはほぼ回転寿司とお迎えくらいになってしまった。

先述の通り、できる限り剥き出しでいたいので、家の中では夏も冬もほぼ素足。そうするとお迎えのためだけに靴下を出すのが鬱陶しく、パンプスを突っかけたくなる。
そこで、これまでモノトーンとダークグリーンばかり買っていた私は、ビビッドなパンプスを買い足した。これまでの自分からすると「え!?そんな派手な!?どこに履くの!?」ってなるんだけど、楽しい。


アプリでクローゼットの整理をしていると、ふと気づいたのが、
今、とても自由になってきているなということ。
ファッションは誰かに会うときに洒落込むもの、もしくは武装するもの、自分を包むものだったけれど、
今「どうせ誰にも見せなくていいから」「どう思われるとか考えなくていいから」となった瞬間、とても自由になっている。

産休中はそんな余裕もなかったし、オフィスカジュアル以降初めて、そういう段階に突入している。
仕事に行く時は変わらず大人しくなってしまうけど。

誰にも見せないから服が楽しい、って矛盾してるような気がして、面白いなぁと一人で考えた。

あー、ビスチェほしっ。

(こんだけファッションファッションいうてて、上げた画像が部屋着のショーパンだけ)

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