京成杯2022見解
◆まえがき
中山の芝はちょっとタフになってきているかなという印象で、体力要求の高いレースになりそうです。例年の当レースも2分を超えるタイムになるので、なかなか時計の出にくい競争です。だいたい前半61.5秒くらいを境にして差しが決まるかどうかが分かれてきますが、今回の逃げ候補はニシノムネヲウツとタイセイディバイン。いずれにせよそこまでペースを速めてのレースメークにはならなそうで、スローでの推移なら前有利でしょうが、流れるようなら差し込みの決まる余地もありそうです。
◆印&買い目
◎:テンダンス&和田竜二
▲:ヴェールランス&藤岡佑介
△:ロジハービン&戸崎圭太
テンダンスは前走の東スポ杯がハイレベルな印象で、おそらく得手ではないであろうスローからの脚力勝負でしぶとく3着確保。ジャスタウェイ産駒はお父さんのハーツクライ産駒よりも体力勝負への要求が顕著な印象で、この舞台への適性にはなかなか期待できるんじゃないかと思います。そういう馬を操縦させたら非常に上手な和田騎手の存在も心強いですね。
そのテンダンスを新馬で下したのがヴェールランス。きっちり先手が取れて、流れてもスローでも対応できる優等生です。私はサトノヘリオスをまだ評価しているので、そこと接戦を演じた本馬に対しても非常に好ましい印象です。枠もいいところを取れて、かつ先行術の巧みな鞍上なので期待しています。
ロジハービンは未勝利の内容が体力面・器用さとも秀逸。それだけにもう少し内枠を取れていればというところでちょっと残念です。ただ展開一つではあると思うので、我慢して末脚に賭けてくれば活路は開かないこともなさそうで、ここは慎重な戸崎騎手には割とハマるかもしれないとうっすら期待しています。
アライバルはハービンジャー産駒なのでこの時期の中山は合うでしょうしこのレースにルメール騎手はめっぽう強いのですが、この奇妙なローテーションがどうにも不可解で、何か不安があってここを選択しているのであれば、そこまで力が抜けているわけではないと思うので買うのは避けたいです。ここはただの邪推なので普通に走ってくる可能性もありますけども。ホウオウプレミアはそれほど強調材料もないので無印、オニャンコポンも力量・臨戦過程ともそれほど推せないかなと思います。
今回は楽しみな存在が少なくないので、内容次第では皐月賞を賑わす存在も出てくるかもしれません。買い目は◎-▲馬連・◎-▲△のワイドで買ってみようと思います。やや◎-▲ワイドを厚めに行く予定です。
ご覧いただきありがとうございました。
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