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【青森真鯛遊漁船】真鯛船釣りデビュー

遊漁船を利用した船釣りを経験したことのない釣り人にとって、遊漁船デビューはけっこう敷居(シキイ)の高いものだ。

船釣りに詳しい知人や先輩がいて、一から十まで親切に教えてもらえるなら良いのだが、なかなかそううまくはいかない。

そんな敷居の高い船釣り、遊漁船の真鯛釣りを、一人でも挑戦できるように、できるだけ詳細に紹介してみたい。

まずは釣りに行く時期と場所を選ぶ

青森県で真鯛がよく釣れる時期だが、ノッコミ時期の4月中旬から6月。
秋の荒喰い時期の9月から11月。
当たり前だが、できるだけ釣れている時期、釣れている場所を選ぶこと。

この中で、特に初心者が釣りやすい時期は、鯛ジギング、鯛ラバなら4月下旬から6月中旬。
エビ餌の一つテンヤなら9月〜10月頃かと思う。

注意したいのが、青森県の真鯛釣りにおいて、海峡方面(平舘・三厩)と陸奥湾内とでは、タックルがまるで違うということ!
海峡方面(平舘・三厩)が流し釣り釣りに対して、陸奥湾内はかかりつり(ホタテのしに係留)である。

詳しくはこちら

乗船する遊漁船を選ぶ

遊漁船を選ぶ時、ブログやホームページで詳細に情報を発信している船を選ぶこと。

乗船場所、駐車場の位置の地図や写真。
乗船下船時間。
乗船料金。
搭乗する人数や、つり座の決め方。
タックル、持ち物、仕掛けなどの情報。
予約のキャンセル料の発生有無。

以上の情報が分かりやすく記載されている遊漁船を選ぶ。
また、ブログなどの過去記事を見れば、いつ頃に、どんなリグや餌で釣れているのかもわかる。

予約する

乗りたい船が決まったら、実際に電話やメールで予約を入れる。
電話をかけるのが一番かと思う。
HPやブログに載っていない情報は、この時に確認しておく。

当たり前だが、シーズン中の土日祝祭日の予約は
とても取りにくい。
また、天候も影響してくる。
無事予約が取れても、前日に天候急変等で中止の
連絡が入るかもしれない。
最終確認は前日の夕方とおもったほうがよい。
天候が怪しく連絡がない場合はこちらから連絡してみること。

乗船日当日

乗船当日は少し早めに漁港に行って準備をする。
朝が早く真っ暗な中準備することになるが、できればロッドにラインを通してリグも装着しておく。
乗船してからでも良いが、酔う可能性のある方は陸でやっておいた方が良い。

ロッド、クーラーボックスやタックルケースを車から出し、1箇所にまとめ乗船場所に準備しておく。忘れ物はないか確認する

遊漁船は何艘もあるので、他の乗船者に挨拶をし、確認する。
間違って予約していない船に乗船しないように。

ここ○○○丸の乗船場所でいいですか?
○○○丸予約してましたが、ここでよろしいでしょうか?

など。

車のキーやスマホなど、最終的に忘れ物がないかを確認すること。
船長の指示に従って乗船する。

釣り座について

釣り座(つりざ)といって、遊漁船で釣りをする位置を決める。
抽選で決めたり、予約順で決めたり、船によって違うので確認したほうが良い。
釣り座によって釣果に変わりがある場合もある。

選べるのなら、船酔いをしやすい人は、船の後ろ(トモ)を選んだ方が良い。
船の前(ミヨシ)はどうしても揺れが大きくなるのだ。
前(ミヨシ)と後ろ(トモ)の間が、胴の間と言って船の真ん中の位置になる。

釣り実践中!

釣りを開始!
思い通りに釣れてくれれば問題ないのだが、船釣り特有のトラブルも多い。

一番多いのは他の人とラインが絡むこと(オマツリ)である。
使用しているラインの号数や、リグの重さが他の乗船者と極端に違う場合、または、青物がかかって大暴れした場合などによくおこる。

ラインどうしが絡まり解けなかった場合は、ラインやリーダーを切ることもあり、リーダーや仕掛けを結び直さなければならないこともある。

また、根掛かりなどで、リーダーとPEラインの結び目が切れたりした場合など、船上でラインを結び直すのは、船酔いの原因となりうるし、何より時間がもったいない。
リールの予備か、スプールの予備を持っていくことをお勧めする。
時間がかからないし、簡単に交換できるから。

船酔いも大きな問題で、これが心配で船釣りを見送っている人も多い。
アネロンニスキャップという酔い止め薬が有名。
この薬の効果的な服用の方法は割愛する。
慣れてしまえば酔うこともなくなるのだが、不安な方は慣れるまでは薬に頼った方が良い。

帰港

釣りが終わったら(沖上がり)船上で自分の荷物を片付けやすいように予め整理しておく。

漁港に戻ってきたら乗船者皆んなで協力して、クーラーボックスなどの重い荷物を船から下ろす。

荷物を片付けたら、船長に船代を支払う。
船によっては出港前に支払う場合もあるので確認が必要。

自分の車に荷物を積み込み、同乗者や船長に挨拶をして帰路に着く。

まとめ

遊漁船の船釣りは見ず知らずの他人の集まりなので、挨拶などの最低限のコミニュケーションは必要である。

船長や、他の乗船者とのコミニュケーションがうまく取れると、釣りにおいてのヒントや重要な情報を聞けることもある。

それにより釣果に影響が出ることもあるのだ。

最後に、家を出てから家に帰ってくるまでが楽しい釣りだと思う。無理をせず安全運転に心がけ、疲れたら休憩をとりながら貴重な1日を有意義に過ごしたい。

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