救うのは

Facebookアプリを消しました。
いわゆる『リア充』向けのアプリとはいえ
友達の近況を知れるのはそこくらいなもので
毎日見てたんだけど。
まぁ同級生が結婚する。妊娠する。出産する。
学生の頃あまり関わりのなかった子たちであれ
私が妊活にいそしんでいる2年間のうちに、結婚・妊娠・出産の3コンボを綺麗に決めている。
辛いしんどいと思いながら良いねを押していました。

でも突然耐えられなくなりました。
自分より遅く結婚した子の出産報告の次は1歳を迎えた子供の写真、そして第2子の近況報告
この3コンボが目に入った瞬間に吐き気を催した。
Facebookは私にとってもはや拷問具でしかないと気づいて、消しました。

最近夜になるとこの先どうなるのかという不安ばかりで寝つけない。
採卵手術は次が最後、だってお金がないんだもの。
胚盤胞になれないどころか受精も出来ないような出来損ないの卵がたくさん採れるせいで
無駄に、本当に無駄に高額な費用がかかってしまう私。
採卵~移植で100万超えるんだよ、そんな何度も出来るわけないでしょ、30代の一般家庭なのに。
その後また貯金するところから始めるから、不妊治療が再開できるのはいつになるだろうか。
だってね、仮に不妊治療が実って妊娠した時に、貯金がゼロだったら生活できないでしょ。
産休あるんだよ、育休だってとりたいでしょ、どうやって生活するんだよ。
こんなことがまかり通る世界は狂ってる。

次の採卵が最後なのに、最後の採卵も上手くいかなかったら私の人生どうなるんだろう?
子供がいないまま他人の子供の成長を見守る人生なんて私絶対に送れない。
ずっとずっと、苦しみ続けないといけないんでしょ、
自分がどう抗っても手に入らない幸せを、やすやすと手に入れた人たちと一緒に生きていくなんて、無理だよ。
そうしたら、今の人間関係は断たないといけない。
出産や子供の話が出るのが怖くて仲良しグループのLINEもやめました。
大好きな友達、だけど助けを乞えない。
だって他人には何も出来ないもん。他人の不妊治療費を肩代わりしてくれるような人がいたら別だけど。
苦しんでいるのは私だけ。私たった一人だけ。
辛さを理解できる人は、身近にいない。
だってみんな不妊治療してないもん。
何百万と費やしても我が子を抱ける日がくるかどうかわからない、
この暗闇を歩く怖さや辛さを、
みんな知らないもん。


不妊治療は、孤独だ。
医者を頼らざるを得ないのに、運が悪ければ食い物にされる。
親身になって助けようとしてくれる医者に会えるかなんて分からない。
私の人生なんてどうでもいいと思ってる人かもしれない。
形式的に、手術だけして。
何百万、何千万と稼いでいる医者にとって、
数十万円の治療費を出せない人間の生活や心的負担が本当に理解できるかも疑問だ。

誰にも助けてもらえないのに、
自分の努力でもどうしようも出来ない。

唯一私たちを確実に救えるのは、金銭的援助だと思う。
国が救ってよ、私たちは子供が欲しいんだ、わが子を、育てたいんだよ。

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