夜中のアイスに思いを馳せる
気持ちを、真空パックにしておきたいときがある。
例えば今日。
住んでいるシェアハウスに別の物件の友達が遊びに来て、みんなで一緒にゲームして、見送りつつ帰りにシェアメイトとスーパーによる。
各々好きなアイスを買って、家に帰ってみんなで食べる。
特別な意味をもたない何てことのない時間がーそれがずっと続くものではないからこそ、愛おしくなる。
日々をひたすらに生きてた中学生や高校生のときのみずみずしい感覚を、私はもう取り戻せない。
だけど、いつか来る終わりに思いを巡らせながら過ごす27歳の青春も悪くない。