サンリオキャラクター大賞2014を3倍楽しむために

サンリオキャラクター大賞2014を3倍楽しむために

5月10日からサンリオキャラクター大賞2014の投票が始まりました。最近ではネットニュースに取り上げられるなど、話題にされることが多くなってきたキャラクター大賞。そこでサンリオファンじゃない人でも、今年の大会を3倍楽しむために、その歴史から注目ポイントまで、少しだけ掘り下げて見てみましょう!


そもそもキャラクター大賞とは?

サンリオキャラクター大賞とは、もともとはサンリオの機関誌「いちご新聞」で行われていた、キャラクターの人気投票企画です。インターネット投票が始まり、ニュースなどで話題になり始めたのはここ最近ですが、第1回の開催が1986年とその歴史は古く、今年で29回を数えます。


キティは第13代王者!?初代王者は??

サンリオと聞いて最初に思い浮かぶのは、もちろんハローキティでしょう。しかしそのキティちゃんがサンリオキャラクター大賞で初めて優勝したのは、なんと1998年の13回大会でした。今や世界的なキャラクターとなったキティちゃんは、実は13代目王者だったんですね。

では初代王者は誰だったんでしょうか?マイメロディ?リトルツインスターズ?いいえ、正解は「ザシキブタ」です。

初代王者のザシキブタ

「見たことある気もするけど・・・」って感じですね。もちろんこの時の大会にもキティ、マイメロ、リトルツインスターズといった現在のトップ人気キャラは参戦しています。しかし2位以下のランキングを見ても

2位 スヌーピー
3位ハンギョドン
4位タキシードサム
5位ニャニィニュニェニョン
6位ザ・ボードビル・デュオ
7位ビビンバ
8位ハローキティ
9位テディ・ザ・テディ
10位コットンテイルズ

と、やっと8位にキティが登場する程度です。当時はその時に人気が出始めたフレッシュなキャラクターに票が集まる傾向にあったみたいですね。

余談になりますが、上記のランキングで目を引くのが2位のスヌーピーです。なんでサンリオのランキングにスヌーピーが?と思った人も多いのではないでしょうか。実は日本で最初にライセンスを取得して、スヌーピーグッズを販売した会社こそ、当時はオリジナルのキャラクターを持っていなかったサンリオだったのです。その後、スヌーピーに負けない自社キャラクターを作ろう!という号令で産まれたのがハローキティだったんですね。


近年の大会のおさらい

2014年は29回大会ですが、インターネット投票が始まって5周年の節目でもあります。2010年に始まったインターネット投票、これによってサンリオキャラクター大賞の局勢は一変しました。

最大の事件は絶対王者の失墜。13回大会から12年連続で優勝と、圧倒的な力を誇っていたキティが、マイメロディに王座を明け渡し、野に下ることになります。さらにはなんとリトルツインスターズにも抜かれ、結果は3位。特設サイトでは、悲嘆にくれるキティの作者のコメントも・・・。

「残念な結果になってしまいました。ごめんなさい!」

3位を「残念な結果」と言い切る、キャラクターの人気投票にするコメントとは思えない、ものすごくどん欲な一面が垣間見えます。この頃からもう「キャラクター大賞はガチ」という雰囲気がただよっていました。

翌、2011年もマイメロディが優勝。ベスト3に変動はなく、キティはまたも3位という「残念な結果」に終わります。

変化があったのは2012年。この年からサンリオキャラクター大賞の注目度は一気に上がっていきます。きっかけは「中間発表」の導入でした。投票開始から締め切りまでの間に数回の中間発表が行われたことにより、レース性が高まり、サンリオファン達が一気にヒートアップ!中間発表の度に票差が縮まるキティとマイメロディのデッドヒートはまさに死闘。総投票数は約150万票!

この大きな波を上手くとらえたキティが雪辱の王者復権を果たします。最終的には獲得票数19万3685票と、2位のマイメロディに約1万5000票の差をつけて、再び王座に腰を落ち着けました。

復古王政で迎えた2013年は、全キャラクターが「これやります宣言」と銘打ったマニュフェストを掲げて選挙戦を争いました。これがネットニュースなどで大きく取り上げられ、注目を集めることになります。詳しいまとめもいくつかあるのでそちらをご覧ください。

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これやります宣言の影響もあって総投票数を約170万に伸ばしたこの2013年も、18万8697票を獲得したキティに軍配が上がります。

2位のマイメロディは17万9835票と、キティに約9000票差の惜敗。これやります宣言で「1位になったら東北にお花を植えに行きます」というガチすぎる公約を掲げたにも関わらず、「1位になったらあなたのそばに行ってHUGします」というわけのわからない公約のキティに負けたのですから、自慢の頭巾の下は青筋だらけだったことでしょう。

このように、ここ4年のキャラクター大賞は、キティとマイメロディの血で血を洗う戦いのストーリーだったのです。


2014はどんな大会なのか

かわいい戦いが、いま、始まる」というキャッチコピーがつけられた今回は新システムとして、ファーストステージとファイナルステージに分けて投票を行う2ステージ制が導入されています。

ファーストステージでは参加100キャラクターをA〜Eの5グループに分け投票を行い、各グループの上位4キャラクター、計20キャラクターで改めてファイナルステージを争うシステムです。

注目のグループ分けは公式サイトでご確認ください。とても刺激的な組み合わせになっています。


注目はもちろん優勝争い

2014年最大の注目点はもちろん、インターネット投票開始以来、お互いに2勝2敗でにらみ合う終生のライバル、キティとマイメロディの頂上決戦でしょう。

と、言いたいところですが、ことはそう単純にはいきません。昨年の2013年大会を振り返ってみましょう。

昨年、ポムポムプリンは中間発表で、中盤まで1位をキープし、キティファンを戦々恐々とさせました。結果は3位でしたが、それでも往年の人気キャラクター・リトルツインスターズを抜いて「TOP3に入ったらポムポムプリンのプリンを発売します!」という公約を果たしています。(今まで無かったのか)

そのリトルツインスターズも、今年はキキ&ララカフェを開店、アメリカの人気キャラ・ケアベアとコラボするなど、広く活動を展開。意外なことに一度も優勝経験が無い双子キャラ代表も、虎視眈々と優勝を狙っています。

キキ&ララカフェのキキラテとラララテ

なにより、昨年の最初の中間発表時点でキティの順位はなんと5位!最終的に優勝したとはいえ、薄氷の上の栄光だったのです。もし中間発表が無かったら?まったく別のシステムで争っていたら?どうなっていたかまったくわかりません。

その「まったく別のシステム」が導入されたのが2014年なのです。そして、その新システムの真価を問うかのように、キティのいるEブロックには最強の刺客が送り込まれています。

それがKIRIMIちゃんです。

昨年末にサンリオからのデビューをかけて行われた「食べキャラ選手権」の優勝者。そのシュールなたたずまいに、食べキャラ選手権の投票期間中にすでにまとめ記事が作成され話題に。レースを圧勝で走りきりデビューを決めると、「フォロワー777人になったら正式始動!」という触れ込みで始めたTwitterアカウントが即日10000フォローされ、現在は55000人のフォロワーを擁するまでになっています。

キャラクター大賞2013で5位の成績をおさめた人気キャラ・シナモロールがその後に始めたTwitterアカウントのフォロワーが、現在約20000であることからも、その勢いのほどがうかがえます。

特にインターネット投票が大きく結果を左右するキャラクター大賞ですから、そこで実績を上げ、いまネットユーザーの潮流をとらえているKIRIMIちゃんの力は侮れません。

さらに投票開始を約10日前に控えた4月末、KIRIMIちゃんのテーマソング発表と共に、KIRIMIちゃんの声優が代永翼さんであることが判明。大人気野球漫画「おおきく振りかぶって」では主人公 三橋廉を演じるなど、女性人気は折り紙つきの声優さんですから、キャラクター大賞でも大きな後押しになることは間違いありません。

もし「キャラクター大賞・初参戦で初優勝」が実現すれば1997年のポムポムプリン以来17年ぶり、大会史上2キャラ目の快挙。正式デビューから3ヶ月のキャラクターが、世界のハローキティをどこまで追いつめるのか、ファーストステージからまったく目が離せません。


企業キャラの動向

昨年のキャラクター大賞2013での最大の事件は「企業キャラのトップ10入り」でした。

いままでサンリオファンもほとんど知らなかった「サンリオがプロデュースする企業や団体のイメージキャラクター」が4組参戦。前年2012年に、同様の企業キャラであるテレビ朝日の「ゴーエクスパンダ(ゴーちゃん)」がトップ10入りを果たしたことを受けて、サンリオが間口を広げた形での参戦でした。

当初、サンリオファンからは一笑に付され、全く注目されていなかったのですが、ふたを開けてみれば中央競馬のターフィーが6位、くすりの福太郎のふくちゃんが8位と大健闘。ゴーちゃんも9位と、企業キャラが3組もトップ10入りする事態に。

これは、各企業の積極的なキャンペーンの賜物でした。特に6位のターフィーは、競馬ファンと2ちゃんねるの競馬板の存在もあり大きく票を伸ばしました。

2014年、企業キャラはさらなる躍進を見せるのか?お祭り大好きの2ちゃんねるは動くのか?ひとつの注目点と言えるでしょう。


ゲームキャラは躍進できるのか

サンリオは現在、ゲームアプリ事業に力を入れています。既存のサンリオキャラクターが登場する町づくりゲームなどが人気の筆頭ですが、今回のキャラクター大賞2014には、ゲームオリジナルのキャラクターが4組も参戦しています。

特に、リズムゲームアプリ「show by rock!!」のキャラクターは、前回上位のキャラと注目の新キャラ合わせて25組だけで行った組み合わせ抽選会に参加するなど、サンリオ側も猛プッシュ!なんと1ゲームから2組が参戦!

プレイ画面の「プラズマジカ」と「シンガンクリムゾンズ」

ゲーム内に登場する曲を演奏している(という設定の)キャラクターのバンドの中から「プラズマジカ」と「シンガンクリムゾンズ」が参戦。すでにWEBでアニメも公開されており、なんとこのキャラクター達の声もすべて人気の声優が演じています。

プラズマジカはレトリー(喜多村英梨)、シアン(稲川英里)、チュチュ(上坂すみれ)、モア(佐倉綾音)。シンガンクリムゾンズはヤイバ(市来光弘)、クロウ(谷山紀章)、アイオーン(柳田淳一)、ロム(丹沢晃之)という超豪華布陣!

団結した固定のファンがいた方が強いのは昨年の企業キャラの躍進で証明されているだけに、ゲームユーザーと声優ファンをどこまで票に結びつけられるか、期待がかかっています。

しかし問題は彼らのファーストステージのブロック分け。くじ引きの結果、なんとプラズマジカとシンガンクリムゾンズは同じAブロックに!しかも同ブロックはマイメロ、クロミ、シナモロールといったレジェンド級が、4つのファイナル進出枠のうち3つを抑える大激戦区。おそらく残された枠は1つということになるでしょう後ろにはみんなのたあ坊や、マイマイといった地力のあるキャラも控えており、かなり厳しい情勢。

はたしてバンドキャラ達は最後の一枠を獲ることができるのか!?そしてそれはプラズマジカとシンガンクリムゾンズのどちらなのか!?


優勝争いよりし烈? トップ10争い

順位に多少の昇降はあるにせよキティ、マイメロディ、リトルツインスターズ、ポムポムプリン、シナモロールの3年連続TOP5入りのメンツは今年もほぼ安泰。少なくともトップ10入りは確実でしょう。

しかしその下の6〜10位までの順位争いはまるで戦争状態。様々な勢力がにらみ合い、地獄の様相を呈しています。

第1勢力は、けろけろけろっぴ(昨年順位12位)をはじめ、ポチャッコ(同14位)、タキシードサム(同13位)などの古参キャラクター。2012年まではけろっぴが7位に入るなど健闘していたものの、昨年は新規参入キャラの勢いに押されて大ブレーキ。サンリオ黄金時代の屋台骨となった彼らにとっては、ここが最後の意地の見せどころ。ファミコンで落ちゲーのブロックになったこともないような若造どもにでかい顔をさせたままではいられません。今年は巻き返しなるか?


落ちゲーのブロックになったキャラ達

第2勢力は2000年以降にデビューした現役バリバリのヤングパワー軍団。現在アニメが第6期に突入した一部の大きなお友達にも人気のジュエルペット(昨年順位7位)を筆頭に、マイメロのライバルのクロミ(同10位)、芸能人とのコラボでも注目されているウィッシュミーメル(同11位)、キティの飼い猫のチャーミーキティ(同17位)などに加え、2013年にデビューしてから一気に人気が出たぼんぼんりぼん(同15位)など、トップ10を狙える位置にいるキャラクターが目白押し。

そして第3・第4勢力として前述の企業キャラとゲームキャラ、さらには初参戦のKIRIMIちゃんなど、古参、新参、外来と入り乱れ、もはや周りを見れば全員敵の乱戦状態。完全に戦国時代に突入したサンリオキャラクター大賞、結果がどうなるのか、まったく予想がつきません。


かわいい戦いが、いま、始まる

いかがでしたでしょうか?ここまで読んでくださったあなたは、トップ争いに注目してその行方を追いかけるだけでも、十分にサンリオキャラクター大賞を楽しめることでしょう。

誰もがきっと一度は触れたことのある、懐かしいキャラクターたちを応援することができるのが、サンリオキャラクター大賞です。参戦しているキャラクターに、昔好きだったキャラクターがいたら、1回だけでもサイトを訪れて投票してみては?


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