サンリオキャラクター大賞2014、初日速報!

サンリオファンはもちろん、多くのネットユーザーが注目する中、ファーストステージの投票が始まったキャラクター大賞2014。

前回の記事でも取り上げた通り、様々な要素が入り乱れ、戦国時代に突入した今大会。投票開始から2日後の5月12日には公式サイトにて、初日のネット投票の結果が、各グループ4位まで公開されていました。

今回はこの結果を参考に、各グループの動向に注目していきます。


システムのおさらい

今年の参戦キャラクターは100組。それをA〜Eの5グループに分け、ファーストステージの投票を行います。そしてその上位4組、計20組で、改めてファイナルステージを戦う2ステージ制が、今回の大会の大きな特徴です。

投票の方法は3つ。一つはいちご新聞に付属の投票用紙。もう一つはサンリオショップ・サンリオギフトゲートなどで買い物をした際に貰える投票用紙。そしてインターネットで行う公式サイトからの投票です。

ファーストステージのインターネット投票では、各グループ1日1票しか投票できないシステムになっています。

2012年から導入されレースを大いに盛り上げた「中間発表」や、2013年に導入されネットニュースで話題になった「これやります宣言」など、これらがファーストステージの途中、ないしファイナルステージで導入されるのか、ということはまだわからない状態です。

以上を踏まえた上で、初日のネット投票の結果を見てみましょう。


Aグループ
健在のトップスター3キャラクター!残りの1枠には初参戦のゲームキャラが!たあ坊は追いすがれるか!?

1位 マイメロディ 4035票
2位 シナモロール 3890票
3位 クロミ 1120票
4位 シンガンクリムゾンズ 758票

やはりマイメロディ(昨年順位2位)とシナモロール(同5位)の強さは圧巻!初日だけとはいえ、どちらがグループを制するか、この票差ではわからなくなってきました。マイメロディの圧勝と思われていただけに、注目が集まります。キティへの雪辱を誓うマイメロディは、こんなところで傷を負うわけにはいかない、といった心持ちでしょう。

クロミ(同10位)は少し出遅れた感がありますが、これはマイメロディの派生キャラであるため、同じファン層の票がマイメロディに流れた結果と予想されます。それでも4位に大きく差をつけての3位ですから、ファーストステージの突破の有力候補であることに変わりはありません。

なんとか4位の座をキープしたいリズムゲームアプリ「show by rock!!」のキャラクター、シンガンクリムゾンズは、このクロミとマイメロディの票割れになんとかつけ込みたいところです。しかし悪いことにAグループには、同じゲームから参戦しているプラズマジカがおり、これも票割れを起こしている状況。「各グループ1日1票」というシステムがファーストステージの結果に大きく影響しています。

さて、シンガンクリムゾンズに追いすがるのがどのキャラクターになるのか、5位以下の結果がわからないの明確ではありませんが、最有力は古参キャラのみんなのたあ坊(同26位)

なぜならこの順位が、インターネット投票のみの集計結果であるからです。いちご新聞・ショップ店頭で投票をするサンリオファンたちの票は、古参キャラに集まることが予想されます。それを考えると古参キャラは、ゲームキャラや企業キャラにはない、プラスアルファの票を潜在的に有していることになります。

もちろん倉木麻衣さんとのコラボキャラ・マイマイ(同21位)も侮れません。果たして残り一枠を獲るのは誰なのか!


Bグループ
今年も勢いは止まらない!ポムポムプリン獲得票数全キャラ中1位!ゴーちゃんはまさかの失墜!

1位 ポムポムプリン 5005票
2位 タキシードサム 1093票
3位 マロンクリーム 611票
4位 ディアダニエル 488票

なんとポムポムプリン(昨年順位3位)が、出場キャラ中唯一1日で5000票をかき集め、圧倒的な票数で1位に!これをファーストステージの投票期間に当てはめると、180000票ペース。昨年優勝のキティの総得票数が188697票であることを考えても、これがいかにすごい数字かわかります。

初日の勢いが最後まで続くわけが無い、という意見もあるかもしれませんが、そうとも限りません。集計当日の5月10日、投票が始まったのは正午12:00です。つまり正確には「半日で5000票を集めた」ということ。もしかするとファーストステージから、前回大会の優勝得票数を越えてしまうかもしれません。

昨年も中盤までキティ・マイメロディを抑えて1位をキープするなど、快進撃を続けているポムポムプリン、今年も優勝争いに参加するのは間違いなさそうです。

Bグループのもう一つの事件は、テレビ朝日の企業キャラクター・ゴーエクスパンダ(ゴーちゃん)(昨年順位9位)の失速です。

2012年の初参加でいきなり9位に入り、2013年も順位をキープした精鋭がファイナル進出ボーダーに届かず。Twitterでも嘆き節。

とにかくテレ朝の猛プッシュで票を獲得してきたゴーちゃん。初参加の2012年はテレ朝公式サイトのトップに応援バナーを設置し、「10位以内に入ったら特別グッズをプレゼント」と、2013年の正式導入に先駆けて勝手に一人で「これやります宣言」を実行。

2013年の本番の「これやります宣言」では「ベスト10に入ったら、「クレヨンしんちゃん」にボクが登場するブイ!」と、局の強権をふるった上に、テレビ朝日のイベントでキャラクター大賞の投票券を配るなど、跳梁跋扈のやりたい放題!

しかし今年はテレ朝からのプッシュも弱いように見えます。

上位には古参キャラ・タキシードサム(同13位)、キティとの票割れの心配が無いダニエル(同20位)、キャラクター大賞第2代王者マロンクリーム(同22位)が控えている上に、プリンの集票力のせいで爆発的な伸びが期待できない状況。

果たしてテレ朝はここから動くのか?ゴーちゃんは返り咲くことができるのか?


Cグループ
穏やかなスタートでキキララは安定!企業キャラは今年も健在!

1位 リトルツインスターズ 3554票
2位 ターフィー 1479票
3位 ポチャッコ 1424票
4位 ふくちゃん 909票

リトルツインスターズ(昨年順位4位)が圧倒的票差で1位と、今年も安定の強さを見せています。

そして中央競馬のターフィー(同6位)とくすりの福太郎のふくちゃん(同8位)も安定した集票で4位以内をキープ。昨年の活躍がまぐれではないことを証明してみせました。特にターフィーは昨年同様、2ちゃんねるの競馬板に専用スレッドが立てられ、応援体制は万全です。

ポチャッコ(同14位)は同グループに「男の子向け古参キャラ」というファン層を分つキャラクターが少ないこともあり、2位ターフィーにたった55票差の大健闘。いちご新聞・ショップ店頭での票を含めれば、おそらく初日の時点でCグループ実質票数2位はポチャッコでしょう。

ちなみに5位以下の注目キャラはチャーミーキティ(同17位)。かつてハローキティの12連覇時代に、飼い主であるキティを追いつめ3度の2位に輝いている地力のある人気のキャラですから、ふくちゃんをはじめ、ポチャッコもターフィーもまだまだ気は抜けません。


Dグループ
マイスウィートピアノが大躍進!凄まじい票割れ!4組がにらみ合う大接戦!

1位 マイスウィートピアノ 1597票
2位 けろけろけろっぴ 1575票
3位 バッドばつ丸 1476票
4位 ウィッシュミーメル 1227票

下馬評ではウィッシュミーメル(昨年順位11位)とけろっぴ(同12位)の1位争いが予想されていたDブロックは波乱の展開。

なんとマイメロディからの派生キャラ・マイスウィートピアノ(同16位)が1位に躍り出る大躍進!さらに近年は順位低迷していたばつ丸(同18位)もウィッシュミーメルを抜きけろっぴに肉薄!

1位と4位の票数差がたったの370票という最激戦区となってしまいました。

ピアノの躍進、これにはやはり「1グループ1票」という制度が影響していることが予想されます。

いままでのキャラクター大賞は、100キャラクターの中から、制限無く複数のキャラクターに1日1票ずつ投票できるシステムになっていました。しかしとにかく1番好きなキャラクターの高順位を望むため、そのキャラに投票をしたらそれで終わり、という人も多かったはずです。

しかし今回はグループ分けされているため、別グループのキャラクターに投票したからといって、自分の1番の推しキャラの順位に影響はありません。各グループから好きなキャラを選んで毎日5票必ず投票する人が増えたはずです。

そうなると力を発揮するのがCグループ4位のダニエルや、Dグループ1位のピアノといった、大人気キャラからの派生キャラクターです。Aブロックでマイメロディに投票したファンは、そのままDブロックでピアノに投票する確率が高いわけです。もちろんピアノは最近、広い年齢層に人気が出始めているキャラなので、マイメロディの威を借る・・・というわけではありませんが、少なくともこのファーストステージを有利に戦えるのは間違いありません。

他にもけろっぴとばつ丸の古参対決がサンリオ公式の動画で煽られるなど、様々な要素が絡み合い、4位までが団子状態になったDグループ。

しかし逆に言えば、ファイナル進出はほとんどこの4組にしぼられた格好になってしまいました。昨年順位で言えば24位のハンギョドン、29位のあひるのペックルなどが控えていますが、いずれも期待薄。

あとはKIRIMIちゃんと食べキャラ選手権を戦った「かしわんこもち」がどこまで上位4組に迫れるか・・・といったところでしょうか。


Eグループ
ハローキティとKIRIMIちゃん大激突!!両者譲らず!!ぐでたま躍進で4位争いは・・・

1位 ハローキティ 2251票
2位 KIRIMIちゃん 2204票
3位 ぐでたま 1464票
4位 ジュエルペット 699票

最激戦区の呼び声も高いEグループは、昨年王者キティと初参戦KIRIMIちゃんが大激突!なんと47票差で1位を争う一歩も譲らない熱闘!往年のキティVSマイメロの戦いを彷彿とさせる、キティと新ライバルの熱い戦いから目が離せません!

1974年の誕生から今年で40周年を迎える世界的キャラクターと、デビューから3ヶ月の変な生き物が互角にやりあっている様は異様に見えます。しかしここにサンリオキャラクター大賞の面白さがあると言っても過言ではありません。過去の経歴は一切関係無し、強いものが勝つ、それがサンリオキャラクター大賞です。

しかし、やはりいちご新聞・ショップ店頭での投票のことを考えるとまだキティに分があると見ていいでしょう。ここからネット投票でのKIRIMIちゃんの伸びに期待がかかります。

そのKIRIMIちゃんと食べキャラ選手権でやりあったぐでたまも大健闘の3位。アニメ化やTwitterの人気など、KIRIMIちゃんの後を追って一気にスターダムに上り詰めようとしている勢いが、そのまま票に繋がった形です。

こうなるとファイナル進出をかけた4位争いに注目が集まります。ジュエルペット(昨年順位7位)が安定の勝ち抜けと思われがちですが、下には昨年初参戦で15位と大健闘したぼんぼんりぼんが控えています。

このぼんぼんりぼん、ハローキティ新聞が行ったサンリオピューロランドの来場者100人に向けて行われた出口調査では、なんとキティを抑えて1位に輝いています。その実力は、子供人気No.1と噂されるほどなのです。


これからも目が離せない

いかがだったでしょうか。何度も言う通り、この順位は投票開始初日のネット投票のみの集計結果です。参考順位でしかありません。しかし各グループがどのような力関係にあるのか、おおかた理解できたのではないでしょうか。

きっと参戦キャラクターたちは、今年も予想できないようなドラマを見せてくれるに違いありません。ファイナルステージ投票終了まで2ヶ月半の長丁場です。これからどんな展開になるのか、大好きなキャラクターを応援しながら、ゆっくり待つとしましょう。


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